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公開番号2024163343
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2024160135,2020061136
出願日2024-09-17,2020-03-30
発明の名称配管構造
出願人積水化学工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F16L 5/04 20060101AFI20241114BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】発泡樹脂管を備えつつ火災の延焼を抑制した配管構造を提供する。
【解決手段】配管構造2は、受口32を有し、床スラブ7における貫通孔7aの周縁部により支持された継手30と、受口32内に端部が配置された発泡樹脂管20Bと、受口32の径方向外側又は径方向内側に配置されるか、受口32の少なくとも一部として構成された熱膨張性の耐火部32と、を備え、耐火部32の少なくとも一部は、貫通孔7a内に配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
受口を有し、床スラブにおける貫通孔の周縁部により支持された継手と、
前記受口内に端部が配置された発泡樹脂管と、
前記受口の径方向外側又は前記径方向内側に配置されるか、前記受口の少なくとも一部として構成された熱膨張性の耐火部と、
を備え、
前記耐火部の少なくとも一部は、前記貫通孔内に配置されている配管構造。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記貫通孔内において、前記発泡樹脂管の一部と前記耐火部の一部とが前記径方向に重なる請求項1に記載の配管構造。
【請求項3】
前記継手は、前記発泡樹脂管が前記発泡樹脂管の軸線方向に係止する係止部を有し、 前記耐火部は、前記受口の前記径方向内側であって、前記係止部と前記発泡樹脂管との間に配置されている請求項1又は2に記載の配管構造。
【請求項4】
筒状に形成された本体、及び前記本体の内周面における軸線方向の中間部に設けられた係止部を備え、床スラブに形成された貫通孔内に少なくとも一部が配置された継手と、 前記本体の前記軸線方向の両端部内にそれぞれ配置された一対の発泡樹脂管と、
前記係止部と前記発泡樹脂管との間に配置されるか、前記継手の少なくとも一部として構成された熱膨張性の耐火部と、
を備え、
前記耐火部の少なくとも一部は、前記貫通孔内に配置されている配管構造。
【請求項5】
前記耐火部は、前記係止部、及び前記本体における前記係止部の径方向外側の部分の少なくとも一部として構成されている請求項4に記載の配管構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、配管構造に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、空気調和装置のドレン水等の比較的冷たい液体を排水するために、発泡樹脂管が用いられている(例えば、特許文献1参照)。例えば、発泡樹脂管は、筒状の発泡層と、発泡層の内面に積層された非発泡内層と、発泡層の外面に積層された非発泡外層と、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-59707号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発泡樹脂管は、継手を介して互いに接続されて、配管構造を構成する。発泡樹脂管は、複数の層(階)を備える建築物(多層建築物)で使用される場合がある。例えば、複数の層の間は、床スラブにより仕切られている。この場合、床スラブに形成されたスラブ貫通孔(貫通孔)内に発泡樹脂管を配置することで、配管構造が複数の層を跨いで配置される。
このような場合であっても、建築物に火災が発生したときの、火災の延焼を抑制することが望まれている。
【0005】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、発泡樹脂管を備えつつ火災の延焼を抑制した配管構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の配管構造は、受口を有し、床スラブにおける貫通孔の周縁部により支持された継手と、前記受口内に端部が配置された発泡樹脂管と、前記受口の径方向外側又は前記径方向内側に配置されるか、前記受口の少なくとも一部として構成された熱膨張性の耐火部と、を備え、前記耐火部の少なくとも一部は、前記貫通孔内に配置されていることを特徴としている。
この発明によれば、配管構造が発泡樹脂管を備えるため、例えば発泡樹脂管内に空気調和装置のドレン水等が流れたときに、発泡樹脂管の外周面に結露が生じるのを抑えることができる。継手が耐火性を有する床スラブにおける貫通孔の周縁部により支持されているため、火災時であっても、床スラブに対する継手の位置を安定させることができる。そして、耐火部の少なくとも一部は床スラブの貫通孔内に配置されているため、耐火部の少なくとも一部は、火災時に貫通孔内で径方向内側に向かって膨張する。従って、膨張した耐火部の少なくとも一部により貫通孔を塞いで、火災の延焼を抑制することができる。
【0007】
また、前記配管構造において、前記貫通孔内において、前記発泡樹脂管の一部と前記耐火部の一部とが前記径方向に重なってもよい。
この発明によれば、火災時に発泡樹脂管が焼け残った場合でも、火災時に貫通孔内で径方向に向かって膨張した耐火部の少なくとも一部により、焼け残った発泡樹脂管の管路を塞ぐことができる。
【0008】
また、前記配管構造において、前記継手は、前記発泡樹脂管が前記発泡樹脂管の軸線方向に係止する係止部を有し、前記耐火部は、前記受口の前記径方向内側であって、前記係止部と前記発泡樹脂管との間に配置されていてもよい。
この発明によれば、耐火部を用いて、係止部と発泡樹脂管との間を封止することができる。そして、火災時に、係止部と発泡樹脂管との間を封止していた耐火部が径方向内側に向かって膨張することにより、床スラブの貫通孔を塞いで、火災の延焼を抑制することができる。
【0009】
また、本発明の他の配管構造は、筒状に形成された本体、及び前記本体の内周面における軸線方向の中間部に設けられた係止部を備え、床スラブに形成された貫通孔内に少なくとも一部が配置された継手と、前記本体の前記軸線方向の両端部内にそれぞれ配置された一対の発泡樹脂管と、前記係止部と前記発泡樹脂管との間に配置されるか、前記継手の少なくとも一部として構成された熱膨張性の耐火部と、を備え、前記耐火部の少なくとも一部は、前記貫通孔内に配置されていることを特徴としている。
この発明によれば、配管構造が一対の発泡樹脂管を備えるため、例えば一対の発泡樹脂管内に空気調和装置のドレン水等が流れたときに、一対の発泡樹脂管の外周面に結露が生じるのを抑えることができる。また、係止部により発泡樹脂管を軸線方向に位置決めすることができる。継手の少なくとも一部が耐火性を有する床スラブの貫通孔内に配置されているため、火災時であっても、床スラブに対する継手の位置を安定させることができる。そして、耐火部の少なくとも一部は床スラブの貫通孔内に配置されているため、耐火部の少なくとも一部は、火災時に貫通孔内で径方向内側に向かって膨張する。従って、膨張した耐火部の少なくとも一部により貫通孔を塞いで、火災の延焼を抑制することができる。
【0010】
また、前記配管構造において、前記耐火部は、前記係止部、及び前記本体における前記係止部の径方向外側の部分の少なくとも一部として構成されていてもよい。
この発明によれば、一対の発泡樹脂管は係止部を挟むように配置されている。このため、火災時に径方向内側に向かって膨張した耐火部の少なくとも一部により、一対の発泡樹脂管の間に対応する位置を塞いで、一対の発泡樹脂管の一方から他方に火災が延焼するのを抑制することができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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