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公開番号2024106549
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-08
出願番号2023010855
出願日2023-01-27
発明の名称連通構造
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人個人
主分類F16H 57/027 20120101AFI20240801BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】ケーシングの内外を連通させるパイプの突出量を抑制しつつ、外部へのオイルの放出量を最小限に抑制可能な連通構造の提供を目的とした。
【解決手段】連通構造10は、ケーシング52内に変速機54(機器)と共にオイルが収容された変速装置50(装置)において、ケーシング52の内外を連通させる連通構造10であって、一端側においてケーシング52に対して接続され、他端側においてケーシング52の外部に突出されるパイプ部材20を備えており、パイプ部材20が、少なくとも一部において屈曲しつつ外部に連通した通路をなす第一通路22と、第二通路24とに分岐されたものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ケーシング内に機器と共にオイルが収容された装置において、前記ケーシングの内外を連通させる連通構造であって、
一端側において前記ケーシングに対して接続され、他端側において前記ケーシングの外部に突出されるパイプ部材を備えており、
前記パイプ部材が、少なくとも一部において屈曲しつつ外部に連通した通路をなす第一通路と、第二通路とに分岐されていること、を特徴とする連通構造。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記第二通路が、前記第一通路において分岐されていること、を特徴とする請求項1に記載の連通構造。
【請求項3】
前記第二通路が、直線的に伸びるように形成されていること、を特徴とする請求項1又は2に記載の連通構造。
【請求項4】
前記パイプ部材が、前記第一通路及び前記第二通路の分岐箇所よりも前記ケーシング側において前記ケーシングに向けて直線的に延びる接続側通路構成部を有し、
前記接続側通路構成部から前記第二通路に亘って直線的に連通した通路を構成していること、を特徴とする請求項1又は2に記載の連通構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、連通構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、下記特許文献1に開示されているような車両用変速機が提供されている。特許文献1に係る車両用変速機は、特に高速回転時におけるケーシングの内圧調整を良好にできるようにしたうえで、ケーシングからのオイル漏洩を防止することを目的として、ケーシング内においてギアの回転方向上流側に、ケーシングの外部に連通する大気開放通路を設けた構成としたものとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-151202号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、本発明者らが鋭意検討したところ、上記特許文献1に開示されているような大気開放通路を設けた場合、ミスト状のオイルを気体と液体に分離しやすくなるものの、液体状のオイルの一部が大気開放されることにより、車両用変速機のケーシング近辺にオイル溜まりが出来る可能性があるとの知見に至った。このようなオイル溜まりが発生すると、ユーザによりオイル漏れが発生していると誤認される懸念がある。また、大気開放通路を構成するパイプの突出量を大きくすることにより、大気開放通路における冷却性能が向上する反面、大気開放通路の設置スペースが大きくなってしまうという問題がある。
【0005】
そこで本発明は、ケーシングの内外を連通させるパイプ部材の突出量を抑制しつつ、外部へのオイルの放出量を最小限に抑制可能な連通構造の提供を目的とした。
連通構造の提供を目的とした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の連通構造は、ケーシング内に機器と共にオイルが収容された装置において、前記ケーシングの内外を連通させる連通構造であって、一端側において前記ケーシングに対して接続され、他端側において前記ケーシングの外部に突出されるパイプ部材を備えており、前記パイプ部材が、少なくとも一部において屈曲しつつ外部に連通した通路をなす第一通路と、第二通路とに分岐されたものであること、を特徴とするものである。
【0007】
本発明の連通構造は、パイプ部材が、第一通路と第二通路とに分岐されたものとされている。そのため、本発明の連通構造は、ケーシングからパイプ部材に流出したミスト状のオイルを含む気体の一部を第二通路に流入させ、第二通路においてミスト状のオイルを液状化させてケーシングに戻すことができる。従って、本発明の連通構造は、外部へのオイルの放出量を最小限に抑制できる。
【0008】
また、本発明の連通構造は、パイプ部材を構成する第一通路について、少なくとも一部において屈曲しつつ外部に連通したものとしつつ、パイプ部材を第一通路と第二通路とに分岐されたものとしている。これにより、本発明の連通構造は、ケーシングの外部に突出されるパイプ部材の突出量を抑制することができる。
【0009】
(2)本発明の連通構造は、前記第二通路が、前記第一通路において分岐されていること、を特徴とするものであると良い。
【0010】
本発明の連通構造は、かかる構成とすることにより、ケーシングからパイプ部材に流入したミスト状のオイルを含む気体を効率的に冷却し、これに含まれるオイルを液状化させることができる。これにより、本発明の連通構造は、パイプの突出量をより一層抑制しつつ、外部へのオイルの放出量をさらに抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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