TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024162562
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023078185
出願日2023-05-10
発明の名称車輪機構および車輪機構を備える車両
出願人個人
代理人個人
主分類B62K 17/00 20060101AFI20241114BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】走行時に伝わる衝撃を軽減することができ、かつ進行方向を転換操作して滑らかに曲がることができる車輪機構を提供する。
【解決手段】本発明の車輪機構1は、軸部2と、フレーム部3と、フレーム部3の前後方向Xに沿って並んで配置される第1車輪部4および第2車輪部5と、を備え、フレーム部3が、軸部2の一端21に対してフレーム部3の左右方向Yに沿って延びる第1軸A1回りに回動可能に接続し、第1車輪部4が、第1走行輪41と接続部材42とを有し、接続部材42が、一端421においてフレーム部3の上下方向Zに沿って延びる第2軸A2回りに回動可能にフレーム部3と接続し、第1軸A1が、前後方向Xにおいて第1車輪部4と第2車輪部5との間に位置し、走行面Gに存在する凹部Soおよび凸部Spを走行するときに、これらの形状に応じてフレーム部3が軸部2に対して回動することにより、軸部2の上下方向Zにおける変位を低減する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
軸部と、
前記軸部の一端と接続するフレーム部と、
前記フレーム部の前後方向に沿って並んで配置され、前記フレーム部と接続する第1車輪部および第2車輪部と、を備え、
前記フレーム部が、前記軸部の一端に対して該フレーム部の左右方向に沿って延びる第1軸の軸回りに回動可能に接続し、
前記第1車輪部が、第1走行輪と、該第1走行輪と接続する接続部材と、を有し、
前記接続部材が、一端において前記フレーム部の上下方向に沿って延びる第2軸の軸回りに回動可能に前記フレーム部と接続し、
前記第1軸が、前記前後方向において前記第1車輪部と前記第2車輪部との間に位置し、
走行面に存在する凹部および凸部上を走行するときに、該凹部および凸部の形状に応じて前記フレーム部が前記軸部に対して回動することにより、前記軸部の前記上下方向における変位を低減する車輪機構。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記第2車輪部が、第2走行輪を有し、
前記第1軸が、前記前後方向において前記第1走行輪の回転軸と前記第2走行輪の回転軸との中間に位置する請求項1に記載の車輪機構。
【請求項3】
前記第2車輪部が、前記前後方向に沿って並んで配置される一対の走行輪である第2走行輪および第3走行輪と、前記第2走行輪および前記第3走行輪と接続するベース部材と、を有し、
前記ベース部材が、前記フレーム部に対して前記左右方向に沿って延びる第3軸の軸回りに回動可能に接続し、
前記第3軸が、前記前後方向において前記第2走行輪と前記第3走行輪との間に位置し、
前記第2走行輪および前記第3走行輪のうち少なくとも一つが、前記ベース部に対して前記上下方向に沿って延びる第4軸の軸回りに回動可能に接続され、
前記凹部および凸部上を走行するときに、該凹部および凸部の形状に応じて前記フレーム部および前記ベース部材が、それぞれ前記軸部および前記フレーム部に対して回動することにより、前記軸部の前記上下方向における変位を低減する請求項1に記載の車輪機構。
【請求項4】
前記第3軸が、前記前後方向において前記第2走行輪の回転軸と前記第3走行輪の回転軸との中間に位置する請求項3に記載の車輪機構。
【請求項5】
前記第1軸と前記第2軸との前記前後方向における距離を第1距離とし、
前記第1軸と前記第1走行輪の回転軸との前記前後方向における距離を第2距離とし、
前記第1距離に対する前記第2距離の比が1.5~2.5である請求項4に記載の車輪機構。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の車輪機構を備える車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車輪機構に関し、より詳細には、走行時に伝わる衝撃を軽減する車輪機構および車輪機構を備える車両に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
車両が凹凸のある走行面を走行するときに、その凹凸によって搭乗者や積載物等に衝撃が伝わる。この衝撃は乗り心地や、積載物の状態に対して悪影響を与えるため、軽減することが望ましい。
【0003】
特許文献1では、走行路上を走行する緩衝車輪機構において、支持棒と、支持棒の下端部に揺動軸を介して揺動自在に設けられた揺動バーと、揺動バーの両端部に車軸を介して取付けられた一対の車輪とを備え、走行路の高低部に応じて一方の車輪の車軸の高さ位置と、他方の車輪の車軸の高さ位置との間に差が生じた場合に、揺動バーが揺動し、揺動バーの揺動軸の高さ位置が一方の車輪の車軸の高さ位置と、他方の車輪の車軸の高さ位置との間に位置することを特徴とする緩衝車輪機構が提案されている。
【0004】
特許文献2では、被搬送物を載置するキャスターベースと、このキャスターベース下面に付設された車輪機構とを備え、車輪機構は、前後に沿って配列された複数の車輪を有して、前後方向に揺動可能な左右の前輪部と、適数の車輪を支承した左右の後輪部とから成ることを特徴とする運搬用キャスターが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実用新案登録第3133210号公報
実開平6-045801号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1には、緩衝車輪機構の進行方向を操作して曲がることについては記載されていない。進行方向を操作するためには、緩衝車輪機構の向きを正面から左側又は右側に曲げた状態で走行することが考えられる。この場合には、一対の車輪がそれぞれ曲がる方向に適した方向を向く必要があるが、一対の車輪が揺動バーに取り付けられていることにより、一対の車輪は同じ方向を向くこととなってしまう。この状態で曲がろうとする場合には、後ろ側に位置する車輪が引きずられてしまう又は浮いてしまう等の不都合が生じ、滑らかに曲がることができない。そのため進行方向の操作が容易ではないという問題が生じる。特許文献2の車輪機構も特許文献1の緩衝車輪機構と同様の問題が発生する。
【0007】
本発明は、上述の問題点に着目してなされたものであり、走行時に伝わる衝撃を軽減することができ、かつ進行方向を操作して滑らかに曲がることができる車輪機構および車輪機構を備える車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、軸部と、前記軸部の一端と接続するフレーム部と、前記フレーム部の前後方向に沿って並んで配置されて前記フレーム部と接続する第1車輪部および第2車輪部と、を備え、前記フレーム部が、前記軸部の一端に対して該フレーム部の左右方向に沿って延びる第1軸の軸回りに回動可能に接続し、前記第1車輪部が、第1走行輪と、該第1走行輪と接続する接続部材と、を有し、前記接続部材が、一端において前記フレーム部の上下方向に沿って延びる第2軸の軸回りに回動可能に前記フレーム部と接続し、前記第1軸が、前記前後方向において前記第1車輪部と前記第2車輪部との間に位置し、走行面に存在する凹部および凸部上を走行するときに、該凹部および凸部の形状に応じて前記フレーム部が前記軸部に対して回動することにより、前記軸部の前記上下方向における変位を低減する車輪機構である。
【0009】
この構成によれば、前記フレーム部が前記軸部に対して回動可能であるため、前記凹部および凸部上を走行するときの前記軸部の前記上下方向における変位を低減する。これにより、前記凹部および凸部上を走行するときの衝撃を低減することができる。また、第1車輪部が前記フレーム部に対して回動可能に接続されており、前記第1車輪部と前記第2車輪部とがそれぞれ異なる方向を向くことができ、曲がるのに適した向きとなるため、滑らかに曲がることができる。
【0010】
本発明は、前記第2車輪部が、第2走行輪を有し、前記第1軸が、前記前後方向において前記第1走行輪の回転軸と前記第2走行輪の回転軸との中間に位置する構成であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
折り畳み自転車
2か月前
個人
自転車用傘捕捉具
3か月前
個人
自転車用荷台
6か月前
個人
体重掛けリフト台車
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
8か月前
個人
キャンピングトライク
14日前
個人
自転車用荷物台
2か月前
個人
アタッチメント
3か月前
株式会社CPM
駐輪機
3か月前
個人
ステアリングの操向部材
18日前
個人
スライドレインプルーフ
8か月前
個人
ステアリングの操向部材
5か月前
株式会社クラベ
面状ユニット
8か月前
株式会社三五
リアサブフレーム
2か月前
三甲株式会社
台車
5か月前
三甲株式会社
台車
5か月前
帝人株式会社
車両構造体
8か月前
祖峰企画株式会社
平台車
7か月前
豊田合成株式会社
操舵装置
3か月前
学校法人千葉工業大学
車両
1か月前
学校法人千葉工業大学
車両
1か月前
個人
足踏みペダル式自転車
8か月前
ダイハツ工業株式会社
車両
4か月前
ヤマハ発動機株式会社
車両
3か月前
ヤマハ発動機株式会社
車両
3か月前
ヤマハ発動機株式会社
車両
3か月前
ヤマハ発動機株式会社
車両
3か月前
学校法人千葉工業大学
車両
1か月前
株式会社カインズ
台車
2か月前
アルインコ株式会社
運搬台車
8か月前
アルインコ株式会社
運搬台車
8か月前
株式会社クボタ
作業車
6か月前
株式会社クボタ
作業車
6か月前
豊田合成株式会社
車両制御装置
3か月前
株式会社ホシプラ
ハンドガード
8か月前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
7か月前
続きを見る