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公開番号2024162384
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023077832
出願日2023-05-10
発明の名称サーマルプリントヘッド用基板及びサーマルプリントヘッド
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類B41J 2/335 20060101AFI20241114BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】発熱体膜において発生した熱が従来よりもさらに印字側とは反対側に伝わりにくくなるサーマルプリントヘッド用基板を提供する。
【解決手段】サーマルプリントヘッド用基板(10)は、隆起部(14)が形成されている主面(10a)を有する。サーマルプリントヘッド用基板は、基材(11)と、グレーズ層(13)とを備える。隆起部は、平面視において第1方向(DR1)に沿って延在しており、かつ、基材の一部である台座部(11c)及び台座部の頂面(11d)上に配置されているグレーズ層で構成されている。グレーズ層の内部には、中空部(13a)がある。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
隆起部が形成されている主面を有するサーマルプリントヘッド用基板であって、
基材と、
グレーズ層とを備え、
前記隆起部は、平面視において第1方向に沿って延在しており、かつ前記基材の一部である台座部及び前記台座部の頂面上に配置されている前記グレーズ層で構成されており、
前記グレーズ層の内部には、中空部がある、サーマルプリントヘッド用基板。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記グレーズ層に埋設されているチューブをさらに備え、
前記チューブの内部空間は、前記中空部をなしている、請求項1に記載のサーマルプリントヘッド用基板。
【請求項3】
前記頂面には、凹部が形成されており、
前記チューブは、少なくとも部分的に前記凹部内に配置されている、請求項2に記載のサーマルプリントヘッド用基板。
【請求項4】
前記チューブの構成材料の融点は、前記グレーズ層の構成材料の焼成温度よりも高い、請求項2に記載のサーマルプリントヘッド用基板。
【請求項5】
前記中空部と前記グレーズ層の頂点との間の距離は、200μm以下である、請求項1に記載のサーマルプリントヘッド用基板。
【請求項6】
前記中空部と前記グレーズ層の頂点との間の距離は、100μm以上である、請求項5に記載のサーマルプリントヘッド用基板。
【請求項7】
前記基材の構成材料は、シリコンである、請求項1に記載のサーマルプリントヘッド用基板。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の前記サーマルプリントヘッド用基板と、
絶縁膜と、
配線層と、
発熱体膜とを備え、
前記配線層は、前記発熱体膜を介在させて前記絶縁膜上に配置されており、
前記配線層は、平面視において前記第1方向に直交している第2方向に沿って前記隆起部と交差するように延在しており、かつ平面視において前記第1方向に沿って並んでいる複数の配線部を有し、
前記複数の配線部の各々は、平面視において前記隆起部と重なる位置で前記発熱体膜が露出するように部分的に除去されている、サーマルプリントヘッド。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、サーマルプリントヘッド用基板及びサーマルプリントヘッドに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特開2022-165673号公報(特許文献1)には、サーマルプリントヘッドが記載されている。特許文献1に記載のサーマルプリントヘッドは、基板と、配線層と、抵抗体層とを有している。
【0003】
基板は、基材と絶縁層(グレーズ層)とを有している。基材は、主面を有している。主面には、凸部が形成されている。凸部は、平面視において、第1方向に沿って延在している。グレーズ層は、主面上に配置されている。配線層は、抵抗体層を介在させてグレーズ層上に配置されている。配線層は、共通配線と、複数の個別配線とを有している。
【0004】
共通配線は、第1基部と、複数の第1延出部とを有している。第1基部は、平面視において、第1方向に沿って延在している。複数の第1延出部は、第2方向に沿って間隔を空けて並んでいる。なお、第2方向は、第1方向に直交する方向である。複数の第1延出部の各々は、第1方向に沿って第1基部から突出している。複数の個別配線の各々は、第2基部と、第2基部から第2方向に沿って延在している第2延出部とを有している。第2延出部の先端は、第2方向において、第1延出部の先端と間隔を空けて対向している。すなわち、第1延出部の先端と第2延出部の先端とは、抵抗体層で電気的に接続されている。共通配線と個別配線との間に電圧が印可されることにより、第1延出部の先端と第2延出部の先端との間で抵抗体層に電流が流れ、発熱する。この熱が紙に伝わることにより、印刷が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-165673号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
第1延出部の先端と第2延出部の先端との間で抵抗体層に発生した熱が印字側とは反対側に伝わると、効率的な印字ができない。本開示は、従来よりもさらに印字側とは反対側に熱がさらに伝わりにくくすることが可能なサーマルプリントヘッド用基板を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示のサーマルプリントヘッド用基板は、隆起部が形成されている主面を有する。サーマルプリントヘッド用基板は、基材と、グレーズ層とを備える。隆起部は、平面視において第1方向に沿って延在しており、かつ基材の一部である台座部及び台座部の頂面上に配置されているグレーズ層で構成されている。グレーズ層の内部には、中空部がある。
【発明の効果】
【0008】
本開示のサーマルプリントヘッド用基板によると、発熱体膜において発生した熱が従来よりもさらに印字側とは反対側に伝わりにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
サーマルプリントヘッド100の平面図である。
図1中のII-IIにおける断面図である。
サーマルプリントヘッド100の製造工程図である。
台座部形成工程S2を説明する第1断面図である。
台座部形成工程S2を説明する第2断面図である。
グレーズ層形成工程S3を説明する断面図である。
絶縁膜形成工程S4を説明する断面図である。
配線層形成工程S5を説明する第1断面図である。
配線層形成工程S5を説明する第2断面図である。
配線層形成工程S5を説明する第3断面図である。
配線層形成工程S5を説明する第4断面図である。
配線層形成工程S5を説明する第5断面図である。
層間絶縁膜形成工程S6を説明する断面図である。
層間絶縁膜50上における温度と経過時間との関係を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の実施形態の詳細を、図面を参照しながら説明する。以下の図面では、同一又は相当する部分に同一の参照符号を付し、重複する説明は繰り返さないものとする。
(【0011】以降は省略されています)

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