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公開番号
2025021948
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023126076
出願日
2023-08-02
発明の名称
絶縁チップおよび半導体装置
出願人
ローム株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01L
25/00 20060101AFI20250206BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】半導体基板の反りを抑制すること。
【解決手段】半導体装置は、第1ユニット50および第2ユニット60と、第1ユニット50の上および第2ユニット60の上に配置された第3ユニット70と、を備える。第1ユニット50は、第1半導体基板51と第1素子絶縁層52と第1コイル41とを含む。第2ユニット60は、第2半導体基板61と第2素子絶縁層62と第4コイル44とを含む。第3ユニット70は、第3半導体基板71と第3素子絶縁層72と第2コイル42および第3コイル43とを含む。ユニット配置状態において、第1コイル41および第2コイル42はZ方向において対向配置されており、第3コイル43および第4コイル44はZ方向において対向配置されている。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
第1方向において互いに離隔して配列された第1ユニットおよび第2ユニットと、
前記第1ユニットと前記第2ユニットとの前記第1方向の間を跨るように、前記第1ユニットの上および前記第2ユニットの上に配置された第3ユニットと、
を備え、
前記第1ユニットは、
第1半導体基板と、
前記第3ユニットの側を向く第1素子表面、および前記第1素子表面とは反対側の第1素子裏面を含み、前記第1素子裏面が前記第1半導体基板と接する第1素子絶縁層と、
前記第1素子絶縁層の厚さ方向において前記第1素子表面から離隔した位置で前記第1素子絶縁層に埋め込まれた第1絶縁素子と、
を含み、
前記第2ユニットは、
第2半導体基板と、
前記第3ユニットの側を向く第2素子表面、および前記第2素子表面とは反対側の第2素子裏面を含み、前記第2素子裏面が前記第2半導体基板と接する第2素子絶縁層と、
前記第2素子絶縁層の厚さ方向において前記第2素子表面から離隔した位置で前記第2素子絶縁層に埋め込まれた第2絶縁素子と、
を含み、
前記第3ユニットは、
第3半導体基板と、
第3素子表面、および前記第3素子表面とは反対側の第3素子裏面を含み、前記第3素子裏面が前記第3半導体基板と接する第3素子絶縁層と、
前記第3素子絶縁層の厚さ方向において前記第3素子表面から離隔した位置で前記第3素子絶縁層に埋め込まれ、前記第1方向において互いに離隔して配列されるとともに互いに電気的に接続された第3絶縁素子および第4絶縁素子と、
を含み、
前記第3ユニットの前記第3素子絶縁層が前記第1ユニットの前記第1素子絶縁層および前記第2ユニットの前記第2素子絶縁層の双方の上に配置されたユニット配置状態において、前記第1絶縁素子および前記第3絶縁素子は前記第1素子絶縁層の厚さ方向において対向配置されており、前記第2絶縁素子および前記第4絶縁素子は前記第2素子絶縁層の厚さ方向において対向配置されている
絶縁チップ。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記第1ユニット、前記第2ユニット、および前記第3ユニットの少なくとも1つには、前記第1ユニットおよび前記第2ユニットに対する前記第3ユニットの位置を決める位置決め部が設けられている
請求項1に記載の絶縁チップ。
【請求項3】
前記位置決め部は、前記第1ユニットおよび前記第2ユニットの少なくとも一方に設けられたバンプおよび凹部の一方と、前記第3ユニットに設けられた前記バンプおよび前記凹部の他方と、によって構成されている
請求項2に記載の絶縁チップ。
【請求項4】
前記位置決め部は、前記第1ユニットの前記第1素子表面および前記第2ユニットの前記第2素子表面の少なくとも一方に形成された位置決め印によって構成されている
請求項2に記載の絶縁チップ。
【請求項5】
前記第1素子絶縁層は、前記第1素子表面を構成する第1パッシベーション膜を含み、
前記第2素子絶縁層は、前記第2素子表面を構成する第2パッシベーション膜を含み、
前記位置決め部は、前記第3ユニットに合わせて前記第1パッシベーション膜および前記第2パッシベーション膜の双方を切り欠くことによって構成されている
請求項2に記載の絶縁チップ。
【請求項6】
前記第3ユニットは、前記第3絶縁素子と前記第4絶縁素子とを接続する接続配線を含み、
前記第3絶縁素子、前記第4絶縁素子、および前記接続配線は、前記第3素子絶縁層の厚さ方向において互いに同じ位置に配置されている
請求項1に記載の絶縁チップ。
【請求項7】
前記第3絶縁素子は、互いに離隔した第1コイル端部および第2コイル端部を含む開いた環状に形成されたコイルを含み、
前記第4絶縁素子は、互いに離隔した第3コイル端部および第4コイル端部を含む開いた環状に形成されたコイルを含み、
前記接続配線は、
前記第1コイル端部と前記第3コイル端部とを接続する第1接続配線と、
前記第2コイル端部と前記第4コイル端部とを接続する第2接続配線と、
を含む
請求項6に記載の絶縁チップ。
【請求項8】
前記第3絶縁素子は、同心円状に形成された複数の開いた環状に形成された第1同心コイルを含み、
前記第4絶縁素子は、同心円状に形成された複数の開いた環状に形成された第2同心コイルを含み、
前記複数の第1同心コイルの各々は、互いに離隔した第1コイル端部および第2コイル端部を含み、
前記複数の第2同心コイルの各々は、互いに離隔した第3コイル端部および第4コイル端部を含み、
前記接続配線は、
複数の前記第1コイル端部と複数の前記第3コイル端部とを共通して接続する第1接続配線と、
複数の前記第2コイル端部と複数の前記第4コイル端部とを共通して接続する第2接続配線と、
を含む
請求項6に記載の絶縁チップ。
【請求項9】
前記第3絶縁素子は、同心円状に形成された複数の開いた環状に形成された第1同心コイルを含み、
前記第4絶縁素子は、同心円状に形成された複数の開いた環状に形成された第2同心コイルを含み、
前記複数の第1同心コイルの各々は、互いに離隔した第1コイル端部および第2コイル端部を含み、
前記複数の第2同心コイルの各々は、互いに離隔した第3コイル端部および第4コイル端部を含み、
前記接続配線は、
複数の前記第1コイル端部と複数の前記第3コイル端部とを個別に接続する複数の第1接続配線と、
複数の前記第2コイル端部と複数の前記第4コイル端部とを個別に接続する複数の第2接続配線と、
を含む
請求項6に記載の絶縁チップ。
【請求項10】
前記第1ユニットは、前記第1絶縁素子と電気的に接続された第1パッドを含み、
前記第1パッドは、前記第1方向において前記第3ユニットに対して前記第2ユニットとは反対側に位置し、前記第1素子絶縁層の厚さ方向において前記第1素子絶縁層から露出している
請求項1に記載の絶縁チップ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、絶縁チップおよび半導体装置に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、半導体基板と、この基板に形成された絶縁層積層構造と、絶縁層積層構造内に形成された上コイルおよび下コイルとを含むトランスチップが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-78169号公報
【0004】
[概要]
ところで、トランスチップの耐圧の向上を図る場合、上コイルと下コイルとの間の距離を大きくする必要があるので、絶縁層積層構造の絶縁層の積層数を増やすことが考えられる。この場合、絶縁層を増やす分、半導体基板が反りやすくなる。なお、このような問題は、コイルを含むトランスチップに限られず、キャパシタを用いた絶縁チップにおいても同様に生じ得る。
【0005】
本開示の一態様の絶縁チップは、第1方向において互いに離隔して配列された第1ユニットおよび第2ユニットと、前記第1ユニットと前記第2ユニットとの前記第1方向の間を跨るように、前記第1ユニットの上および前記第2ユニットの上に配置された第3ユニットと、を備え、前記第1ユニットは、第1半導体基板と、前記第3ユニットの側を向く第1素子表面、および前記第1素子表面とは反対側の第1素子裏面を含み、前記第1素子裏面が前記第1半導体基板と接する第1素子絶縁層と、前記第1素子絶縁層の厚さ方向において前記第1素子表面から離隔した位置で前記第1素子絶縁層に埋め込まれた第1絶縁素子と、を含み、前記第2ユニットは、第2半導体基板と、前記第3ユニットの側を向く第2素子表面、および前記第2素子表面とは反対側の第2素子裏面を含み、前記第2素子裏面が前記第2半導体基板と接する第2素子絶縁層と、前記第2素子絶縁層の厚さ方向において前記第2素子表面から離隔した位置で前記第2素子絶縁層に埋め込まれた第2絶縁素子と、を含み、前記第3ユニットは、第3半導体基板と、第3素子表面、および前記第3素子表面とは反対側の第3素子裏面を含み、前記第3素子裏面が前記第3半導体基板と接する第3素子絶縁層と、前記第3素子絶縁層の厚さ方向において前記第3素子表面から離隔した位置で前記第3素子絶縁層に埋め込まれ、前記第1方向において互いに離隔して配列されるとともに互いに電気的に接続された第3絶縁素子および第4絶縁素子と、を含み、前記第3ユニットの前記第3素子絶縁層が前記第1ユニットの前記第1素子絶縁層および前記第2ユニットの前記第2素子絶縁層の双方の上に配置されたユニット配置状態において、前記第1絶縁素子および前記第3絶縁素子は前記第1素子絶縁層の厚さ方向において対向配置されており、前記第2絶縁素子および前記第4絶縁素子は前記第2素子絶縁層の厚さ方向において対向配置されている。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1実施形態の半導体装置の概略回路図である。
図2は、図1の半導体装置の概略平面図である。
図3は、図2のF3-F3線で半導体装置を切断した概略断面図である。
図4は、図2の半導体装置における第1ユニットの概略平面図である。
図5は、図4のF5-F5線で第1ユニットを切断した概略断面図である。
図6は、図2の半導体装置における第2ユニットの概略平面図である。
図7は、図6のF7-F7線で第2ユニットを切断した概略断面図である。
図8は、図2の半導体装置における第3ユニットの概略平面図である。
図9は、図8のF9-F9線で第3ユニットを切断した概略断面図である。
図10は、図3における第1ユニット、第2ユニット、第3ユニット、およびその周辺を拡大した概略断面図である。
図11は、第2実施形態の半導体装置における第3ユニットの概略平面図である。
図12は、図11のF12-F12線で半導体装置を切断した概略断面図である。
図13は、第2実施形態の半導体装置の変更例における第2コイル、第3コイル、および接続配線の概略平面図である。
図14は、第2実施形態の半導体装置の変更例における第2コイル、第3コイル、および接続配線の概略平面図である。
図15は、第3実施形態の半導体装置の概略平面図である。
図16は、図15のF16-F16線で半導体装置を切断した概略断面図である。
図17は、第1ユニットから第3ユニットが分離した状態の半導体装置の概略断面図である。
図18は、第3実施形態の半導体装置の変更例において、半導体装置の概略平面図である。
図19は、図18のF19-F19線で半導体装置を切断した概略断面図である。
図20は、第3実施形態の半導体装置の変更例において、第3ユニットを省略した状態の半導体装置の概略平面図である。
図21は、図20のF21-F21線で半導体装置を切断した断面構造であって、第3ユニットが第1ユニットおよび第2ユニットから分離した状態の概略断面図である。
図22は、変更例の半導体装置の概略断面図である。
図23は、変更例の半導体装置の概略断面図である。
図24は、変更例の半導体装置の概略平面図である。
図25は、変更例の半導体装置の概略断面図である。
図26は、変更例の半導体装置の概略断面図である。
図27は、変更例の半導体装置の概略断面図である。
【0007】
[詳細な説明]
以下、添付図面を参照して本開示の絶縁チップおよび半導体装置のいくつかの実施形態について説明する。なお、説明を簡単かつ明確にするため、図面に示される構成要素は必ずしも一定の縮尺で描かれていない。また、理解を容易にするため、断面図では、ハッチング線が省略されている場合がある。添付の図面は、本開示の実施形態を例示するに過ぎず、本開示を制限するものとみなされるべきではない。本開示における「第1」、「第2」、「第3」等の用語は、単に対象物を区別するために用いられており、対象物の順位付けするものではない。
【0008】
以下の詳細な記載は、本開示の例示的な実施形態を具体化する装置、システム、および方法を含む。この詳細な記載は本来説明のためのものに過ぎず、本開示の実施形態またはこのような実施形態の適用および使用を限定することを意図しない。
【0009】
本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、所望の選択肢の「1つ以上」を意味する。一例として、本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、選択肢の数が2つであれば「1つの選択肢のみ」または「2つの選択肢の双方」を意味する。他の例として、本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、選択肢の数が3つ以上であれば「1つの選択肢のみ」または「2つ以上の任意の選択肢の組み合わせ」を意味する。
【0010】
本明細書において使用される「Aの長さ(寸法)がBの長さ(寸法)と等しい」または「Aの長さ(寸法)とBの長さ(寸法)とが互いに等しい」とは、Aの長さ(寸法)とBの長さ(寸法)との差が例えばAの長さ(寸法)の10%以内の関係も含む。
(【0011】以降は省略されています)
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