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公開番号
2025022527
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023127198
出願日
2023-08-03
発明の名称
信号伝達装置、電子機器、及び車両
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人 佐野特許事務所
主分類
H04L
25/02 20060101AFI20250206BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】一次回路系と二次回路系を電気的に絶縁する信号伝達装置において、伝送系絶縁素子の個数を低減する。
【解決手段】信号伝達装置400は、互いに絶縁された送信部410及び受信部420を備える。送信部は、第1矩形波信号の第1レベルから第2レベルへの遷移を示すエッジを有する第1エッジ信号SR1と、第1矩形波信号S1の第2レベルから第1レベルへの遷移を示すエッジを有する第2エッジ信号SF1と、第2矩形波信号S2のレベル遷移を示すエッジを有する第3エッジ信号SE2と、を生成し、第1エッジ信号と第3エッジ信号との加減算信号及び第2エッジ信号に基づく信号を絶縁素子(トランス430)を用いて受信部へ送信する。受信部は、加減算信号及び第2エッジ信号に基づく信号の受信結果に基づき、第1矩形波信号に対応する第3矩形波信号S3と、第2矩形波信号に対応する第4矩形波信号S4と、を生成する。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
互いに絶縁された送信部及び受信部を備え、
前記送信部は、
第1レベル及び第2レベルを交互に持つ第1矩形波信号と、
第3レベル及び第4レベルを交互に持ち且つ前記第1矩形波信号の前記第1レベルから前記第2レベルへの遷移タイミングでレベルが遷移する第2矩形波信号と、を受け、
前記第1矩形波信号の前記第1レベルから前記第2レベルへの遷移を示すエッジを有する第1エッジ信号と、
前記第1矩形波信号の前記第2レベルから前記第1レベルへの遷移を示すエッジを有する第2エッジ信号と、
前記第2矩形波信号のレベル遷移を示すエッジを有する第3エッジ信号と、を生成し、
前記第1エッジ信号と前記第3エッジ信号との加減算信号、及び、前記第2エッジ信号に基づく信号を絶縁素子を用いて前記受信部へ送信するように構成されており、
前記受信部は、
前記加減算信号及び前記第2エッジ信号に基づく信号の受信結果に基づき、前記第1矩形波信号に対応する第3矩形波信号と、前記第2矩形波信号に対応する第4矩形波信号と、を生成するように構成されている、信号伝達装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記受信部は、
前記加減算信号を受け、第1検出感度で前記加減算信号のエッジを検出するように構成された第1エッジ検出回路と、
前記第2エッジ信号に基づく信号を受け、前記第2エッジ信号のエッジを検出するように構成された第2エッジ検出回路と、
前記加減算信号を受け、前記第1検出感度と異なる感度である第2検出感度で前記加減算信号のエッジを検出するように構成された第3エッジ検出回路と、を備え、
前記第1エッジ検出回路及び前記第2エッジ検出回路の検出結果に基づき、前記第3矩形波信号を生成するように構成され、
前記第3エッジ検出回路の検出結果に基づき、前記第4矩形波信号を生成するように構成されている、請求項1に記載の信号伝達装置。
【請求項3】
前記受信部は、
前記加減算信号を受け、第1検出感度で前記加減算信号のエッジを検出するように構成された第1エッジ検出回路と、
前記第2エッジ信号に基づく信号を受け、前記第2エッジ信号のエッジを検出するように構成された第2エッジ検出回路と、
前記第1エッジ検出回路及び前記第2エッジ検出回路の検出結果をAD変換して、前記第3矩形波信号及び前記第4矩形波信号を生成するように構成されたAD変換器と、
を備える、請求項1に記載の信号伝達装置。
【請求項4】
前記送信部は、
前記加減算信号に基づき電流能力を切り替えて前記絶縁素子に含まれる第1絶縁素子を駆動するように構成された第1ドライバと、
前記第2エッジ信号に基づき前記絶縁素子に含まれる第2絶縁素子を駆動するように構成された第2ドライバと、
を備える、請求項1に記載の信号伝達装置。
【請求項5】
前記第2エッジ信号に基づく信号は、前記第2矩形波信号のレベルを識別可能な情報を含む、請求項1に記載の信号伝達装置。
【請求項6】
前記第2矩形波信号が二つあり、二つの前記第2矩形波信号の一方のみのレベルが遷移したことを示す信号が前記送信部から前記受信部に伝達される、請求項1に記載の信号伝達装置。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載の信号伝達装置を備える、電子機器。
【請求項8】
請求項7に記載の電子機器を備える、車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書中に開示されている発明は、信号伝達装置、電子機器、及び車両に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、一次回路系と二次回路系との間を電気的に絶縁しつつ、一次回路系と二次回路系との間で信号を伝達する信号伝達装置は、様々なアプリケーション(電源装置及びモータ駆動装置など)に用いられている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5926003号公報
【0004】
[概要]
しかしながら、従来の信号伝達装置では、伝達する信号の数だけ送受信回路及び絶縁素子が必要となる。複数の送受信回路及び複数の絶縁素子が必要であれば、回路面積が大きくなり、複数の絶縁素子のばらつき等を考慮した設計も必要となる。また、複数の送受信回路及び複数の絶縁素子が必要であれば、消費電流も大きくなりノイズ増大の要因になる。
【0005】
本明細書中に開示されている信号伝達装置は、互いに絶縁された送信部及び受信部を備え、前記送信部は、第1レベル及び第2レベルを交互に持つ第1矩形波信号と、第3レベル及び第4レベルを交互に持ち且つ前記第1矩形波信号の前記第1レベルから前記第2レベルへの遷移タイミングでレベルが遷移する第2矩形波信号と、を受け、前記第1矩形波信号の前記第1レベルから前記第2レベルへの遷移を示すエッジを有する第1エッジ信号と、前記第1矩形波信号の前記第2レベルから前記第1レベルへの遷移を示すエッジを有する第2エッジ信号と、前記第2矩形波信号のレベル遷移を示すエッジを有する第3エッジ信号と、を生成し、前記第1エッジ信号と前記第3エッジ信号との加減算信号、及び、前記第2エッジ信号に基づく信号を絶縁素子を用いて前記受信部へ送信するように構成されており、前記受信部は、前記加減算信号及び前記第2エッジ信号に基づく信号の受信結果に基づき、前記第1矩形波信号に対応する第3矩形波信号と、前記第2矩形波信号に対応する第4矩形波信号と、を生成するように構成されている。なお、前記第1エッジ信号と前記第3エッジ信号との加減算信号とは、前記第1エッジ信号と前記第3エッジ信号とを加算した信号、又は、前記第1エッジ信号及び前記第3エッジ信号の一方から他方を減算した信号を意味する。
【0006】
本明細書中に開示されている電子機器は、上記構成の信号伝達装置を備える。
【0007】
本明細書中に開示されている車両は、上記の構成の電子機器を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、信号伝達装置の基本構成を示す図である。
図2は、トランスチップの基本構造を示す図である。
図3は、2チャンネル型のトランスチップとして用いられる半導体装置の斜視図である。
図4は、図3に示す半導体装置の平面図である。
図5は、図3の半導体装置において低電位コイルが形成された層を示す平面図である。
図6は、図3の半導体装置において高電位コイルが形成された層を示す平面図である。
図7は、図6に示すVIII-VIII線に沿う断面図である。
図8は、図7に示す領域XIIIの拡大図(分離構造)を示す図である。
図9は、トランスチップのレイアウト例を模式的に示す図である。
図10は、信号伝達装置の一実施形態を示す図である。
図11は、図10に示す信号伝達装置の第1構成例を示す図である。
図12は、図11に示す信号伝達装置における信号波形図である。
図13は、図10に示す信号伝達装置の第2構成例を示す図である。
図14は、図10に示す信号伝達装置の第3構成例を示す図である。
図15は、図10に示す信号伝達装置の第4構成例を示す図である。
図16は、図15に示す信号伝達装置における信号波形図である。
図17は、図10に示す信号伝達装置の変形例を示す図である。
図18は、図17に示す信号伝達装置における信号波形図である。
図18は、車両の外観斜視図である。
【0009】
[詳細な説明]
<信号伝達装置(基本構成)>
図1は、信号伝達装置の基本構成を示す図である。本構成例の信号伝達装置200は、一次回路系200p(VCC1-GND1系)と二次回路系200s(VCC2-GND2系)との間を絶縁しつつ、一次回路系200pから二次回路系200sにパルス信号を伝達し、二次回路系200sに設けられたスイッチ素子(不図示)のゲートを駆動する半導体集積回路装置(いわゆる絶縁ゲートドライバIC)である。例えば、信号伝達装置200は、コントローラチップ210と、ドライバチップ220と、トランスチップ230と、を単一のパッケージに封止して成る。
【0010】
コントローラチップ210は、電源電圧VCC1(例えばGND1基準で最大7V)の供給を受けて動作する半導体チップである。コントローラチップ210には、例えば、パルス送信回路211と、バッファ212及び213が集積されている。
(【0011】以降は省略されています)
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