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公開番号
2024162346
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2023077747
出願日
2023-05-10
発明の名称
光ファイバおよび光ファイバリボン
出願人
住友電気工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C03C
25/1065 20180101AFI20241114BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】被覆除去性に優れる光ファイバおよび光ファイバリボンを提供すること。
【解決手段】本開示に係る光ファイバは、コアおよびクラッドを含むガラスファイバと、ガラスファイバを被覆する被覆樹脂層とを備え、被覆樹脂層が、ガラスファイバに接してガラスファイバを被覆するプライマリ樹脂層と、プライマリ樹脂層を被覆するセカンダリ樹脂層とを有し、プライマリ樹脂層が、光重合性化合物および光重合開始剤を含有する樹脂組成物の硬化物を含み、光重合性化合物が、ビスフェノールA骨格を有する(メタ)アクリレートを含み、ウレタン(メタ)アクリレートを含まない。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
コアおよびクラッドを含むガラスファイバと、前記ガラスファイバを被覆する被覆樹脂層と、を備え、
前記被覆樹脂層が、前記ガラスファイバに接して前記ガラスファイバを被覆するプライマリ樹脂層と、前記プライマリ樹脂層を被覆するセカンダリ樹脂層と、を有し、
前記プライマリ樹脂層が、光重合性化合物および光重合開始剤を含有する樹脂組成物の硬化物を含み、
前記光重合性化合物が、ビスフェノールA骨格を有する(メタ)アクリレートを含み、ウレタン(メタ)アクリレートを含まない、光ファイバ。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記ビスフェノールA骨格を有する(メタ)アクリレートの含有量が、前記樹脂組成物の総量を基準として、45質量%以上90質量%以下である、請求項1に記載の光ファイバ。
【請求項3】
前記樹脂組成物が、シランカップリング剤を更に含有する、請求項1に記載の光ファイバ。
【請求項4】
前記セカンダリ樹脂層が、ウレタン結合を有しない(メタ)アクリレートを含む光重合性化合物および光重合開始剤を含有する樹脂組成物の硬化物を含む、請求項1に記載の光ファイバ。
【請求項5】
前記被覆樹脂層が、前記セカンダリ樹脂層を被覆する着色樹脂層を更に有する、請求項1に記載の光ファイバ。
【請求項6】
前記着色樹脂層の厚さが2μm以上14μm以下である、請求項5に記載の光ファイバ。
【請求項7】
前記着色樹脂層が、ウレタン結合を有しない(メタ)アクリレートを含む光重合性化合物、光重合開始剤、および酸化チタン粒子を含有する樹脂組成物の硬化物を含む、請求項5に記載の光ファイバ。
【請求項8】
前記酸化チタン粒子が、表面処理酸化チタン粒子である、請求項7に記載の光ファイバ。
【請求項9】
前記表面処理酸化チタン粒子が、酸化アルミニウム、二酸化ケイ素、および二酸化ジルコニウムからなる群より選ばれる少なくとも1種を含む表面処理層を有する、請求項8に記載の光ファイバ。
【請求項10】
並列に配置された複数の請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の光ファイバと、複数の前記光ファイバを被覆して連結する連結樹脂層と、を備える、光ファイバリボン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、光ファイバおよび光ファイバリボンに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的に、光ファイバは、光伝送体であるガラスファイバを保護するための被覆樹脂層を備えている。被覆樹脂層は、例えば、ガラスファイバと接するプライマリ樹脂層と、プライマリ樹脂層の外周面に形成されるセカンダリ樹脂層との2層構造から構成される。
【0003】
光ファイバの側圧特性を向上するために、プライマリ樹脂層のヤング率を低くすること、セカンダリ樹脂層のヤング率を高くすることが知られている。例えば、特許文献1には、ポリオールと、ジイソシアネートと、水酸基含有(メタ)アクリレートとの反応物であるウレタン(メタ)アクリレートを含有する樹脂組成物を用いて、プライマリ樹脂層の柔軟性(低ヤング率)と機械強度とを両立することが検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-111674号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、データセンター用途において、光ファイバの充填密度を高めた高密度ケーブルの需要が高まっている。光ケーブルを高密度化する方法としては、ケーブルに収められる光ファイバの外径を細くする方法が挙げられる。光ファイバの外径を細くする手法としては、ガラスファイバ径を細くする手法、被覆樹脂層の厚さを薄くする手法等が考えられる。しかしながら、光ファイバを接続する際にガラスファイバから被覆樹脂層の一部を除去する必要があり、被覆樹脂層の厚さを薄くすると、被覆樹脂層全体の剛性が低下して、被覆除去作業の際に被覆樹脂層が崩れ易くなる傾向にある。被覆樹脂層が崩れると、被覆樹脂層を除去し難くなり、作業性が低下することがある。
【0006】
本開示は、被覆除去性に優れる光ファイバおよび光ファイバリボンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一実施形態に係る光ファイバは、コアおよびクラッドを含むガラスファイバと、ガラスファイバを被覆する被覆樹脂層とを備え、被覆樹脂層が、ガラスファイバに接してガラスファイバを被覆するプライマリ樹脂層と、プライマリ樹脂層を被覆するセカンダリ樹脂層とを有し、プライマリ樹脂層が、光重合性化合物および光重合開始剤を含有する樹脂組成物の硬化物を含み、光重合性化合物が、ビスフェノールA骨格を有する(メタ)アクリレートを含み、ウレタン(メタ)アクリレートを含まない。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、被覆除去性に優れる光ファイバおよび光ファイバリボンを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は本実施形態に係る光ファイバの一例を示す概略断面図である。
図2は本実施形態に係る光ファイバの一例を示す概略断面図である。
図3は本実施形態に係る光ファイバリボンの一例を示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に、本開示の実施形態の内容を列記して説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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