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公開番号2024170313
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-06
出願番号2024084470
出願日2024-05-24
発明の名称結晶化ガラス及び磁性素子コア材
出願人日本電気硝子株式会社
代理人
主分類C03C 10/00 20060101AFI20241129BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約【課題】磁気特性の向上と鉄損の低減が可能な結晶化ガラス及び磁性素子コア材を提供する。
【解決手段】モル%で、FeO+Fe2O3 5~80%、SiO2 1~80%、NiO+MnO2 0.5~40%を含有し、周波数100MHzにおける比透磁率が1.3以上、25℃における体積抵抗率Logρ(Ω・cm)が2以上である、結晶化ガラス。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
モル%で、FeO+Fe



5~80%、SiO

1~80%、NiO+MnO

0.5~40%を含有し、周波数100MHzにおける比透磁率が1.3以上、25℃における体積抵抗率Logρ(Ω・cm)が2以上である、結晶化ガラス。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記結晶化ガラスがフェライトを含む、請求項1に記載の結晶化ガラス。
【請求項3】
モル%で、NiO 0.5~40%を含有する、請求項1又は2に記載の結晶化ガラス。
【請求項4】
モル%で、MnO

0.5~40%を含有する、請求項1又は2に記載の結晶化ガラス。
【請求項5】
モル%で、B



0~80%、P



0~80%、Al



0~80%を含有する、請求項1又は2に記載の結晶化ガラス。
【請求項6】
モル%で、ZnO 1~40%を含有する、請求項1又は2に記載の結晶化ガラス。
【請求項7】
モル%で、Li

O 0~40%、Na

O 0~40%、K

O 0~40%を含有する、請求項1又は2に記載の結晶化ガラス。
【請求項8】
モル%で、Bi



0~20%を含有する、請求項1又は2に記載の結晶化ガラス。
【請求項9】
飽和磁化が10emu/g以上である、請求項1又は2に記載の結晶化ガラス。
【請求項10】
磁性素子のコア材として用いられる、請求項1又は2に記載の結晶化ガラス。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、結晶化ガラス及び磁性素子コア材に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、携帯機器、情報機器等の電子機器は急速に小型化、高機能化が求められており、これらに使われる磁性素子(コイル等)に対しても同様に小型化、高機能化が要求されている。しかしながら、特に高周波域(例えば、1MHz以上)では、磁気特性の低下や損失(鉄損)の増加が課題となる。
【0003】
高周波域で用いられる磁性素子に好適なコア材料として、磁性金属合金とその表面に酸化物被膜が形成された材料が開示されている(例えば、特許文献1)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-166156号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
磁性素子の更なる小型化のため、磁気特性の向上と鉄損の一層の低減が求められている。特に、鉄損の一種である渦電流損は周波数の二乗に比例して増加するため、高周波域用途においては渦電流損の低減が求められている。
【0006】
以上に鑑み、本発明は磁気特性の向上と鉄損の低減が可能な結晶化ガラス及び磁性素子コア材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決する結晶化ガラス及び磁性素子コア材の各態様について説明する。
【0008】
態様1の結晶化ガラスは、モル%で、FeO+Fe



5~80%、SiO

1~80%、NiO+MnO

0.5~40%を含有し、周波数100MHzにおける比透磁率が1.3以上、25℃における体積抵抗率Logρ(Ω・cm)が2以上であることを特徴とする。ここで、「FeO+Fe



」はFeO及びFe



の合量を意味する。「NiO+MnO

」はNiO及びMnO

の合量を意味する。また、比透磁率はインピーダンスアナライザ(Keysight製E4990A)を用いて測定し、周波数100MHzにおける値を意味する。また、体積抵抗率logρ(Ω・cm)はデジタルマルチメータ(株式会社エーディーシー製 R6581)を用いて4端子法(JIS K7194)により測定される値を意味する。
【0009】
態様2の結晶化ガラスは、態様1において、結晶化ガラスがフェライトを含むことが好ましい。
【0010】
態様3の結晶化ガラスは、態様1又は態様2において、モル%で、NiO 0.5~40%を含有することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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