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公開番号
2024168044
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-05
出願番号
2023084433
出願日
2023-05-23
発明の名称
ガラス製造方法、及び成形装置
出願人
AGC株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C03B
5/24 20060101AFI20241128BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】遮熱板を適切な位置に配置する、技術を提供する。
【解決手段】ガラス製造方法は、ガラス原料を溶解炉の内部で溶解し、溶融ガラスを得ることと、前記溶融ガラスを成形炉の内部で成形することと、を有する。ガラス製造方法は、前記溶解炉または前記成形炉の外側において輻射熱の熱流束を測定することと、前記熱流束の測定結果に基づいて、前記溶解炉または前記成形炉の外側に遮熱板を配置することと、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ガラス原料を溶解炉の内部で溶解し、溶融ガラスを得ることと、前記溶融ガラスを成形炉の内部で成形することと、を有するガラス製造方法であって、
前記溶解炉または前記成形炉の外側において輻射熱の熱流束を測定することと、
前記熱流束の測定結果に基づいて、前記溶解炉または前記成形炉の外側に遮熱板を配置することと、
を有する、ガラス製造方法。
続きを表示(約 990 文字)
【請求項2】
前記成形炉の内部の気体を前記成形炉の外部に排気する排気管が設けられており、
前記熱流束の測定結果に基づいて、前記排気管の周りに前記遮熱板を配置することを有する、請求項1に記載のガラス製造方法。
【請求項3】
溶融ガラスを成形する、成形装置であって、
溶融ガラスを内部に収容する成形炉と、
前記成形炉の内部から前記成形炉の外部に気体を排気する排気管と、
前記排気管の周りに配置される遮熱板と、
を備える、成形装置。
【請求項4】
前記成形炉の外側において輻射熱の熱流束を測定する熱流束計を備え、
前記遮熱板は、前記熱流束の測定結果に基づいて、前記排気管の周りに配置される、請求項3に記載の成形装置。
【請求項5】
前記排気管は、前記成形炉の側壁から突出する水平管と、前記成形炉の外部において前記水平管の先端から上方に延びる鉛直管と、を有し、前記鉛直管の上端に火炎を形成し、
前記遮熱板は、前記火炎の輻射熱を、前記成形炉の前記側壁から遠ざかる方向に向ける第1遮熱板を含む、請求項3又は4に記載の成形装置。
【請求項6】
前記排気管は、前記成形炉の側壁から突出する水平管と、前記成形炉の外部において前記水平管の先端から上方に延びる鉛直管と、を有し、前記鉛直管の上端に火炎を形成し、
前記遮熱板は、前記火炎の輻射熱が下方に向かうのを制限する第2遮熱板を含む、請求項3又は4に記載の成形装置。
【請求項7】
前記排気管は、前記成形炉の側壁から突出する水平管と、前記成形炉の外部において前記水平管の先端から上方に延びる鉛直管と、を有し、
前記遮熱板は、前記鉛直管の外周を取り囲む第3遮熱板を含む、請求項3又は4に記載の成形装置。
【請求項8】
前記遮熱板は、前記成形炉の側壁に対向して配置される第4遮熱板を含む、請求項3又は4に記載の成形装置。
【請求項9】
前記遮熱板と前記成形炉との間には空気層が形成される、請求項3又は4に記載の成形装置。
【請求項10】
前記遮熱板と前記成形炉との間には、前記空気層の厚みを規定するスペーサが設けられる、請求項9に記載の成形装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ガラス製造方法、及び成形装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ガラス製造方法は、ガラス原料を溶解炉の内部で溶解し、溶融ガラスを得ることと、溶融ガラスを成形炉の内部で成形することと、を有する。特許文献1には、溶解炉を含む溶解装置が開示されている。特許文献2及び3には、成形炉を含む成形装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-75069号公報
特開平11-302024号公報
特開平11-21137号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
溶解炉及び成形炉は、輻射熱を放射する。溶解炉及び成形炉の外側では、作業者が作業を行うことがある。作業者を輻射熱から保護すべく、溶解炉または成形炉の外部に遮熱板を配置することが考えられる。しかしながら、遮熱板を無駄に配置すると、熱の放出が滞り、装置の損傷又はガラスの品質劣化が生じる恐れがある。
【0005】
本開示の一態様は、遮熱板を適切な位置に配置する、技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係るガラス製造方法は、ガラス原料を溶解炉の内部で溶解し、溶融ガラスを得ることと、前記溶融ガラスを成形炉の内部で成形することと、を有する。ガラス製造方法は、前記溶解炉または前記成形炉の外側において輻射熱の熱流束を測定することと、前記熱流束の測定結果に基づいて、前記溶解炉または前記成形炉の外側に遮熱板を配置することと、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一態様によれば、熱流束の測定結果に基づき遮熱板を配置することで、遮熱板を適切な位置に配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態に係るガラス製造装置を示す断面図である。
図2は、図1のガラス製造装置の具体例を示す断面図である。
図3は、成形装置の一例を示す断面図である。
図4は、図3に示す排気管と遮熱板の側面図である。
図5は、遮熱板とスペーサの一例を示す断面図である。
図6は、遮熱板の構造の一例を示す断面図である。
図7は、遮熱板の構造の別の一例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各図面において同一の又は対応する構成には同一の符号を付し、説明を省略することがある。各図面において、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向は互いに垂直な方向であって、X軸方向及びY軸方向は水平方向、Z軸方向は鉛直方向である。X軸方向がガラスリボンGRの搬送方向であり、Y軸方向がガラスリボンGRの幅方向である。明細書中、数値範囲を示す「~」は、その前後に記載された数値を下限値及び上限値として含むことを意味する。
【0010】
先ず、図1を参照して、一実施形態に係るガラス製造装置1について説明する。ガラス製造装置1は、例えば、溶解装置2と、成形装置3と、徐冷装置4と、加工装置5と、をこの順番で備える。なお、ガラス製造装置1は、少なくとも溶解装置2と成形装置3とを備えればよい。
(【0011】以降は省略されています)
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