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公開番号
2025021005
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023124677
出願日
2023-07-31
発明の名称
銀付きガラスカレットの処理方法、ガラス製品の製造方法、及び銀付きガラスカレットの処理装置
出願人
AGC株式会社
代理人
弁理士法人志賀国際特許事務所
,
個人
,
個人
主分類
C03B
1/00 20060101AFI20250205BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】ガラスカレットの表面の付着物を十分に除去することのできる技術を提供する。
【解決手段】銀付きガラスカレットの処理方法は、銀付きガラスカレットの銀を硝酸で溶解する銀溶解工程と、前記銀溶解工程により銀が除去されたガラスカレットを回収するガラスカレット回収工程と、前記銀溶解工程により得られた銀の硝酸溶液から、銀を不溶性塩として回収する銀回収工程と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
銀付きガラスカレットの銀を硝酸で溶解する銀溶解工程と、
前記銀溶解工程により銀が除去されたガラスカレットを回収するガラスカレット回収工程と、
前記銀溶解工程により得られた銀の硝酸溶液から、銀を不溶性塩として回収する銀回収工程と、を含む、銀付きガラスカレットの処理方法。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
前記銀溶解工程における前記硝酸の濃度が10質量%以上40質量%以下である、請求項1に記載の銀付きガラスカレットの処理方法。
【請求項3】
前記ガラスカレット回収工程は、前記ガラスカレットを洗浄することを含む、請求項1又は2に記載の銀付きガラスカレットの処理方法。
【請求項4】
前記銀回収工程は、前記銀の硝酸溶液に金属塩化物を添加して、塩化銀を析出させることを含む、請求項1又は2に記載の銀付きガラスカレットの処理方法。
【請求項5】
前記銀回収工程は、前記塩化銀を濾過により回収する、請求項4に記載の銀付きガラスカレットの処理方法。
【請求項6】
前記銀回収工程は、前記銀の硝酸溶液に凝集剤を添加することを含む、請求項4に記載の銀付きガラスカレットの処理方法。
【請求項7】
前記銀を不溶性塩として回収する過程で生じた残液から、硝酸塩を回収する硝酸塩回収工程をさらに含む、請求項1又は2に記載の銀付きガラスカレットの処理方法。
【請求項8】
前記銀付きガラスカレットは、複数のガラス板が中間膜を介して貼り合わされてなる合わせガラスから得られたものであり、
前記ガラス板の前記中間膜側の面に、銀を含む物質が配置されている、請求項1又は2に記載の銀付きガラスカレットの処理方法。
【請求項9】
請求項1又は2に記載の銀付きガラスカレットの処理方法を用いて回収された前記ガラスカレットを溶融し、成形することにより、ガラス製品を作製する、ガラス製品の製造方法。
【請求項10】
銀付きガラスカレットの銀を硝酸で溶解する銀溶解部と、
前記銀溶解部での銀の溶解により銀が除去されたガラスカレットを回収するガラスカレット回収部と、
前記銀溶解部での銀の溶解により得られた銀の硝酸溶液から、銀を不溶性塩として回収する銀回収部と、を含む、銀付きガラスカレットの処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、銀付きガラスカレットの処理方法、ガラス製品の製造方法、及び銀付きガラスカレットの処理装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、自動車等の分野では、廃ガラスを再利用するための方法が検討されている。多くの自動車用ガラスの表面には、アンテナ等の装置の構成要素である金属導電パターン等が印刷されているため、廃ガラスを破砕することによって得られるガラスカレットの表面にも、金属が付着していることが多い。このような金属付着物、特に銀等の付着物は、ガラスカレットからガラス製品を製造する際に用いられる溶融窯を侵食し、溶融窯及びガラス製品の品質に悪影響を及ぼす。そこで、ガラスカレットから表面付着物を除去するための処理技術についても様々な検討がなされている。
【0003】
例えば、特許文献1には、ガラスカレットにおける銀プリント等の表面付着物を、ガラスカレットに研磨剤を噴射することによって除去する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-103336号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、ガラスカレットの表面に万遍なく研磨剤を噴射させることが難しい。そのため、ガラスカレットの表面における銀等の付着物を十分に除去できないことがあった。
【0006】
上記の点に鑑みて、本発明の一態様においては、ガラスカレットの処理において、ガラスカレットの表面の付着物を十分に除去することのできる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、銀付きガラスカレットの銀を硝酸で溶解する銀溶解工程と、前記銀溶解工程により銀が除去されたガラスカレットを回収するガラスカレット回収工程と、前記銀溶解工程により得られた銀の硝酸溶液から、銀を不溶性塩として回収する銀回収工程と、を含む、銀付きガラスカレットの処理方法である。
【0008】
本発明の別の一態様は、銀付きガラスカレットの銀を硝酸で溶解する銀溶解部と、前記銀溶解部での銀の溶解により銀が除去されたガラスカレットを回収するガラスカレット回収部と、前記銀溶解部での銀の溶解により得られた銀の硝酸溶液から、銀を不溶性塩として回収する銀回収部と、を含む、銀付きガラスカレットの処理装置である。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様によれば、ガラスカレットの表面の付着物を十分に除去することのできる技術を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
ガラス製品の一例を示す図であり、本発明の一実施形態により処理される銀付きガラスカレットはガラス製品に由来する。
本発明の一実施形態による処理方法のフロー図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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