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公開番号2025071124
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2025022819,2020148606
出願日2025-02-14,2020-09-04
発明の名称合わせガラス
出願人日本板硝子株式会社
代理人個人
主分類C03C 27/12 20060101AFI20250424BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約【課題】湾曲した2つのガラス板の間に配置される中間膜の機能層に生じるシワにより、見栄えが悪くなるのを防止することができる。自動車用合わせガラスを提供する。
【解決手段】本発明に係る合わせガラスは、外側ガラス板と、前記外側ガラス板と対向配置され、内側ガラス板と、前記外側ガラス板及び前記内側ガラス板の間に配置される中間膜と、を備え、前記外側ガラス板及び前記内側ガラス板は、水平方向及び上下方向に沿って湾曲しており、前記中間膜は、機能層と、当該機能層を前記両ガラス板の間に固定するための接着層と、を備え、前記機能層には、その端縁から延びる、少なくとも1つの切り欠きまたは切り込みが形成されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
車外の情報を光によって取得する情報取得装置をブラケットを介して取り付け可能な合わせガラスであって、
外側ガラス板と、
前記外側ガラス板と対向配置され、内側ガラス板と、
前記外側ガラス板及び前記内側ガラス板の間に配置される機能層と、
前記機能層を前記両ガラス板の間に固定するための接着層と、
前記外側ガラス板及び前記内側ガラス板の少なくとも一方に設けられ、車外からの可視光の透過を抑制する遮蔽層と、
を備え、
前記外側ガラス板及び前記内側ガラス板は、水平方向及び上下方向に沿って湾曲しており、
前記遮蔽層は、
車体に固定される前記合わせガラスの周縁部に形成される周縁領域と、
前記周縁領域から突出し、前記ブラケットの少なくとも一部が取り付けられる取付領域と、
を備え、
前記取付領域における前記周縁領域との連結部分の両端から当該合わせガラスの端縁に対して垂直に延びる一対の仮想線を規定したとき、前記機能層の端縁には、前記周縁領域において前記一対の仮想線に挟まれた領域、及び前記取付領域のいずれかと対応する位置に、切り欠き及び切り込みの少なくとも一方、少なくとも1つが形成されている、合わせガラス。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記機能層には、少なくとも1つの切り欠きが形成されている、請求項1に記載の合わせガラス。
【請求項3】
前記切り欠きの先端部は、鋭角の角部によって形成されている、請求項2に記載の合わせガラス。
【請求項4】
前記外側ガラス板及び前記内側ガラス板は、長辺及び短辺を有する略長方形状に形成されており、
前記切り欠きまたは切り込みは、前記長辺に形成されている、請求項1から3のいずれかに記載の合わせガラス。
【請求項5】
前記外側ガラス板及び前記内側ガラス板の水平方向及び上下方向の曲率半径が相違しており、
前記曲率半径が小さい方向に沿う端辺に、前記切り欠きまたは切り込みが形成されている、請求項1から4のいずれかに記載の合わせガラス。
【請求項6】
前記取付領域には、前記光を受光するための情報取得領域が設けられ、
前記情報取得領域には、前記切り欠きまたは切り込みが形成されていない、請求項1から5のいずれかに記載の合わせガラス。
【請求項7】
前記取付領域には、前記光を受光するための情報取得領域が設けられ、
前記切り欠きは、前記情報取得領域を包含するように形成されている、請求項1から5のいずれかに記載の合わせガラス。
【請求項8】
前記機能層において、前記切り欠きまたは切り込みが形成されている端縁には、当該切り欠きまたは切り込みとは異なる位置に、先端が鋭角の第2の切り欠きが少なくとも1つ形成されている、請求項1から7のいずれかに記載の合わせガラス。
【請求項9】
複数の前記切り欠きまたは切り込みが形成されている、請求項1から8のいずれかに記載の合わせガラス。
【請求項10】
前記切り欠きまたは切り込みは、さらに、前記遮蔽層の周縁領域と対応する位置に形成されている、請求項1から9のいずれかに記載の合わせガラス。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車等に用いられる合わせガラスに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ウインドシールドなどに用いられる自動車用合わせガラスは、外側ガラス板、内側ガラス板、及びこれらガラス板の間に配置される中間膜によって構成されている。近年、中間膜には種々の機能が付加されており、例えば、車外からの光による温度上昇を抑制するために、遮熱フィルムなどの機能層が中間膜内に配置されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-64965号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記のような合わせガラスは、車外側に凸となるように湾曲した形状に成形されている。より詳細に説明すると、例えば、多くのウインドシールドは、水平方向に延びる軸線に沿って湾曲し、さらに上下方向に延びる軸線に沿っても湾曲する三次元構造を有している。そのため、平坦なフィルムである機能層を両ガラス板の間に挟むと、機能層にシワが生じ、見栄えが悪くなるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、湾曲した2つのガラス板の間に配置される中間膜の機能層に生じるシワにより、見栄えが悪くなるのを防止することができる、自動車用合わせガラスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
項1.車外の情報を光によって取得する情報取得装置をブラケットを介して取り付け可能な合わせガラスであって、
外側ガラス板と、
前記外側ガラス板と対向配置され、内側ガラス板と、
前記外側ガラス板及び前記内側ガラス板の間に配置される機能層と、
前記機能層を前記両ガラス板の間に固定するための接着層と、
前記外側ガラス板及び前記内側ガラス板の少なくとも一方に設けられ、車外からの可視光の透過を抑制する遮蔽層と、
を備え、
前記外側ガラス板及び前記内側ガラス板は、水平方向及び上下方向に沿って湾曲しており、
前記遮蔽層は、
車体に固定される前記合わせガラスの周縁部に形成される周縁領域と、
前記周縁領域から突出し、前記ブラケットの少なくとも一部が取り付けられる取付領域と、
を備え、
前記取付領域における前記周縁領域との連結部分の両端から当該合わせガラスの端縁に対して垂直に延びる一対の仮想線を規定したとき、前記機能層の端縁には、前記周縁領域において前記一対の仮想線に挟まれた領域、及び前記取付領域のいずれかと対応する位置に、切り欠き及び切り込みの少なくとも一方が少なくとも1つ形成されている、合わせガラス。
【0007】
項2.前記機能層には、少なくとも1つの切り欠きが形成されている、項1に記載の合わせガラス。
【0008】
項3.前記切り欠きの先端部は、鋭角の角部によって形成されている、項2に記載の合わせガラス。
【0009】
項4.前記外側ガラス板及び前記内側ガラス板は、長辺及び短辺を有する長方形状に形成されており、
前記切り欠きまたは切り込みは、前記長辺に形成されている、項1から3のいずれかに記載の合わせガラス。
【0010】
項5.前記外側ガラス板及び前記内側ガラス板の水平方向及び上下方向の曲率半径が相違しており、
前記曲率半径が小さい方向に沿う端辺に、前記切り欠きまたは切り込みが形成されている、項1から4のいずれかに記載の合わせガラス。
(【0011】以降は省略されています)

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