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公開番号
2025025985
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023131293
出願日
2023-08-10
発明の名称
粉末材料及び粉末材料ペースト
出願人
日本電気硝子株式会社
代理人
主分類
C03C
3/066 20060101AFI20250214BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】耐酸性に優れ、低温で焼成でき、かつ不活性雰囲気中で焼成しても金属成分が析出し難い粉末材料を提供する。
【解決手段】ガラス組成として、モル%で、ZnO 20~60%、B
2
O
3
10~40%、SiO
2
5~30%、V
2
O
5
0.1~13%、Al
2
O
3
0~4%、Li
2
O+Na
2
O+K
2
O 0~5%、MgO 0~5%、CaO 0~13%、Bi
2
O
3
0~4%、Fe
2
O
3
0~1%を含有し、PbOを実質的に含有しないことを特徴とする粉末材料。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ガラス組成として、モル%で、ZnO 20~60%、B
2
O
3
10~40%、SiO
2
5~30%、V
2
O
5
0.1~13%、Al
2
O
3
0~4%、Li
2
O+Na
2
O+K
2
O 0~5%、MgO 0~5%、CaO 0~13%、Bi
2
O
3
0~4%、Fe
2
O
3
0~1%を含有し、PbOを実質的に含有しないことを特徴とする粉末材料。
続きを表示(約 250 文字)
【請求項2】
軟化点が640℃以下であることを特徴とする請求項1に記載の粉末材料。
【請求項3】
線熱膨張係数が50×10
-7
/℃~80×10
-7
/℃であることを特徴とする請求項1又は2に記載の粉末材料。
【請求項4】
オーバーコート層の形成に用いることを特徴とする請求項1又は2に記載の粉末材料。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の粉末材料とビークルとを含有することを特徴とする粉末材料ペースト。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、粉末材料及び粉末材料ペーストに関し、例えば、電子回路等にオーバーコート層を形成するための粉末材料及び粉末材料ペーストに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
オーバーコート層は、ソーダライムガラス基板、アルミナ基板等の基板上に形成された抵抗体等を保護、絶縁するために形成される。従来から、オーバーコート層の形成には、粉末材料ペーストが用いられている。この粉末材料ペーストは、一般的に、ガラス粉末とビークルの混合物であり、必要に応じて、セラミック粉末が添加される場合がある。
【0003】
オーバーコート層は、抵抗体等を形成した基板上に塗布した粉末材料ペーストを焼成することにより形成される。ここで、焼成温度は、抵抗体等と粉末材料の反応により、抵抗体等の特性が劣化する事態を防止するために、650℃以下に制限される。このため、粉末材料(粉末材料ペースト)には、650℃以下の温度で焼成可能であることが要求される。また、粉末材料には、焼成後に、基板に反りを発生させず、基板から容易に剥離しないことも要求される。
【0004】
オーバーコート層が形成された電子回路には、防食性、光学特性、機械的特性、電気的特性等の特性を付与するために、メッキ処理が施される場合がある。このメッキ処理では、オーバーコート層がメッキ溶液に浸漬される。メッキ溶液は、通常、酸性溶液である。このため、メッキ処理が施される場合、オーバーコート層には、耐酸性が要求される。すなわち粉末材料には、耐酸性が要求される。なお、抵抗体の抵抗値を一定の範囲内に調整するために、Nd:YAGやNd:YVO
4
等の近赤外レーザー(波長:1064nm)をオーバーコート層の上部より照射することによりオーバーコート層と抵抗体の一部をトリミングする必要がある。
【0005】
上記の要求特性を満たす粉末材料として、従来まで、PbO-B
2
O
3
-SiO
2
系ガラスが使用されてきた(特許文献1参照)。
【0006】
近年、環境保護の観点から、環境負荷物質の削減、例えばPbOの削減が推進されており、PbO-B
2
O
3
-SiO
2
系ガラスに代わって、各種無鉛ガラスが提案されるに到っている。例えば、特許文献2~4には、Bi
2
O
3
-B
2
O
3
-ZnO系ガラスが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開昭58-64245号公報
特開2009-221027号公報
特開2007-63105号公報
特許第4598008号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、抵抗体の一部にCu等の酸化しやすい材料を用いる場合、粉末材料ペーストの焼成は窒素、アルゴンまたはヘリウム等の不活性雰囲気中で行われる。
【0009】
しかしながら、特許文献1~4に記載のガラスを不活性雰囲気中で焼成すると、金属鉛又は金属ビスマスが析出し絶縁性等の特性を維持し難いという問題がある。
【0010】
本発明の目的は、耐酸性に優れ、低温で焼成でき、かつ不活性雰囲気中で焼成しても金属成分が析出し難い粉末材料を提供することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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