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公開番号
2025062771
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-15
出願番号
2023172011
出願日
2023-10-03
発明の名称
ガラス物品の製造方法、ガラスフィルム、及び、ガラス梱包体
出願人
日本電気硝子株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C03B
35/00 20060101AFI20250408BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】
ガラスフィルムを構成要素とするガラス物品を製造するに際し、搬送中のガラスフィルムに処理を施す工程を実行する場合に、ガラスフィルムの破損を回避すること。
【解決手段】
矩形状のガラスフィルム1を搬送しつつ処理を施す処理工程(洗浄工程P1)を備えたガラス物品の製造方法について、処理工程(洗浄工程P1)では、ガラスフィルム1の四辺2~5のうち、少なくとも搬送方向に延びる二辺4,5に沿って保護テープ8を貼り付けた状態で、ガラスフィルム1に処理(洗浄)を施すようにした。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
矩形状のガラスフィルムを搬送しつつ処理を施す処理工程を備えたガラス物品の製造方法であって、
前記処理工程では、前記ガラスフィルムの四辺のうち、少なくとも搬送方向に延びる二辺に沿って保護テープを貼り付けた状態で、前記ガラスフィルムに処理を施すことを特徴とするガラス物品の製造方法。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記処理工程では、前記ガラスフィルムを洗浄液により洗浄する処理を施すことを特徴とする請求項1に記載のガラス物品の製造方法。
【請求項3】
前記ガラスフィルムを平置き姿勢で搬送しつつ、前記ガラスフィルムに上方から前記洗浄液を供給し、
前記ガラスフィルムの表裏面のうち、少なくとも上面となる側の面に前記保護テープを貼り付けると共に、
前記ガラスフィルムの四辺のうち、前記搬送方向に延びる二辺のみ、又は、前記搬送方向に延びる二辺を含んだ三辺のみに沿って前記保護テープを貼り付けることを特徴とする請求項2に記載のガラス物品の製造方法。
【請求項4】
前記処理工程の実行後に、前記ガラスフィルムを前記保護テープと並列に切断し、前記ガラスフィルムから前記保護テープが貼り付けられた部位を除去する除去工程を実行することを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のガラス物品の製造方法。
【請求項5】
前記ガラスフィルムの端面が、前記ガラスフィルムの表面寄りの領域と裏面寄りの領域とのいずれかにスクライブ痕を有し、
前記ガラスフィルムの表裏面のうち、少なくとも前記スクライブ痕が存する側の面に前記保護テープを貼り付けると共に、前記保護テープの一部を前記ガラスフィルムの端面から食み出させることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のガラス物品の製造方法。
【請求項6】
前記保護テープの一部が前記ガラスフィルムの端面から食み出した寸法を0.5~5mmとすると共に、
前記保護テープの全幅のうち、前記ガラスフィルムに貼り付けられる領域の幅を3~15mmとすることを特徴とする請求項5に記載のガラス物品の製造方法。
【請求項7】
前記ガラスフィルムの表裏面のうち、前記スクライブ痕が存する側の面のみに前記保護テープを貼り付けることを特徴とする請求項5に記載のガラス物品の製造方法。
【請求項8】
前記ガラスフィルムの端面に沿って前記保護テープを折り返し、前記保護テープを前記ガラスフィルムの表面から裏面に亘って貼り付けることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のガラス物品の製造方法。
【請求項9】
前記ガラスフィルムの厚みが200μm以下であり、
前記ガラスフィルムの四辺のうち、相対的に短い二辺の長さをS、相対的に長い二辺の長さをLとしたとき、(L/S)の値が2.5以下であることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載のガラス物品の製造方法。
【請求項10】
矩形状のガラスフィルムであって、
当該ガラスフィルムの四辺のうち、少なくとも同方向に延びる二辺に沿って保護テープが貼り付けられ、
当該ガラスフィルムの表裏面のうち、少なくとも一方面に前記保護テープが貼り付けられると共に、前記保護テープの一部が当該ガラスフィルムの端面から食み出していることを特徴とするガラスフィルム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、搬送中のガラスフィルムに処理を施す工程を備えたガラス物品の製造方法、同製造方法に適したガラスフィルム、及び、複数枚のガラスフィルムを梱包したガラス梱包体に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
スマートフォンやタブレット等のモバイル端末は、薄型、軽量であることが要求される。このため、端末に組み込まれるガラス基板には、薄板化への要請が高まっている。本現状の下、フィルム状にまで薄板化(例えば、厚みが200μm以下)されたガラスフィルムが開発、製造されるに至っている(特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-105513号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ガラスフィルムを構成要素とするガラス物品(例えば、ガラス基板等)を製造するに際しては、製造工程の一つとして、矩形状のガラスフィルムを搬送しつつ処理を施す工程が含まれる場合が多い。ガラスフィルムに施す処理の例としては、洗浄処理、切断処理、成膜処理、粗面化処理、エッチング処理、熱処理等が挙げられる。
【0005】
ガラスフィルムは極めて薄いため、強度不足に起因した不具合が生じやすい。上記の工程の実行中には、ガラスフィルムの四辺のうち、搬送方向に延びる二辺を起点にガラスフィルムが破損しやすいという問題がある。
【0006】
なお、本問題は、上記の工程に供されるガラスフィルムが、以下の手法により得られたガラスである場合に特に顕著となる。
【0007】
同手法は、ガラスフィルムの元となるマザーガラスの一方面にスクライブ線を形成した後、スクライブ線に沿ってマザーガラスを割断し、マザーガラスからガラスフィルムを切り出す手法である。同手法でガラスフィルムを得た場合、切り出したガラスフィルムの端面における一方面寄りの領域(スクライブ線が形成されていた面寄りの領域)に微小クラック等の欠陥が多く存在し、ガラスフィルムの強度が不足しやすくなる。
【0008】
上述の事情に鑑みて解決すべき技術的課題は、ガラスフィルムを構成要素とするガラス物品を製造するに際し、搬送中のガラスフィルムに処理を施す工程を実行する場合に、ガラスフィルムの破損を回避することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するための第1のガラス物品の製造方法は、矩形状のガラスフィルムを搬送しつつ処理を施す処理工程を備えたガラス物品の製造方法であって、処理工程では、ガラスフィルムの四辺のうち、少なくとも搬送方向に延びる二辺に沿って保護テープを貼り付けた状態で、ガラスフィルムに処理を施すことを特徴とする。
【0010】
第1のガラス物品の製造方法では、処理工程に供される矩形状のガラスフィルムについて、少なくとも搬送方向に延びる二辺に沿って保護テープを貼り付けている。このとおり破損の起点となりやすい二辺に沿って保護テープを貼り付けたことで、処理工程の実行に伴ってガラスフィルムが破損することを回避できる。
(【0011】以降は省略されています)
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