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公開番号
2025037540
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-18
出願番号
2023144525
出願日
2023-09-06
発明の名称
ガラス繊維の製造装置、及びガラス繊維の製造方法
出願人
日本電気硝子株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C03B
37/085 20060101AFI20250311BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】ガラス繊維の生産性を高めることを可能にしたガラス繊維の製造装置、及びガラス繊維の製造方法を提供する。
【解決手段】ガラス繊維の製造装置11は、溶融ガラスMGを流通させるフィーダー12と、フィーダー12の下方に配置され、溶融ガラスMGを流出する複数のノズルNを有するブッシング13とを備えている。ガラス繊維の製造装置11は、フィーダー12とブッシング13との間に配置される流路部材14を備える。流路部材14は、フィーダー12からブッシング13に溶融ガラスMGを流通する流路15を有する。流路部材14は、フィーダー12から流入される溶融ガラスMGを分流させる分流壁部17を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
溶融ガラスを流通させるフィーダーと、
前記フィーダーの下方に配置され、前記溶融ガラスを流出する複数のノズルを有するブッシングと、
前記フィーダーと前記ブッシングとの間に配置され、前記フィーダーから前記ブッシングに前記溶融ガラスを流通する流路を有する流路部材と、を備え、
前記流路部材は、前記フィーダーから流入される前記溶融ガラスを分流させる分流壁部を有する、ガラス繊維の製造装置。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記ブッシングは、平面視で長手方向を有し、
前記流路部材の前記分流壁部は、平面視で前記ブッシングの前記長手方向と交差する方向に延びるように配置される、請求項1に記載のガラス繊維の製造装置。
【請求項3】
前記流路部材の前記分流壁部は、前記流路部材の上面位置から下面位置にわたって延びるように配置される、請求項1に記載のガラス繊維の製造装置。
【請求項4】
前記分流壁部における下端の幅寸法は、前記分流壁部における上端の幅寸法よりも大きい、請求項3に記載のガラス繊維の製造装置。
【請求項5】
前記流路部材は、耐火物の一体成形品である、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のガラス繊維の製造装置。
【請求項6】
ガラス繊維の製造装置を用いて複数のガラスフィラメントを成形する成形工程を備えるガラス繊維の製造方法であって、
前記ガラス繊維の製造装置は、溶融ガラスを流通させるフィーダーと、
前記フィーダーの下方に配置され、前記溶融ガラスを流出する複数のノズルを有するブッシングと、
前記フィーダーと前記ブッシングとの間に配置され、前記溶融ガラスを流通する流路を有する流路部材と、を備え、
前記流路部材は、前記溶融ガラスを分流させる分流壁部を有する、ガラス繊維の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガラス繊維の製造装置、及びガラス繊維の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載されるように、ガラス繊維の製造には、溶融ガラスを流通させるフィーダーと、溶融ガラスを流出する複数のノズルを有するブッシングと、フィーダーとブッシングとの間に配置される流路部材とを備える製造装置が用いられる。このようなガラス繊維の製造装置では、ブッシングの各ノズルから溶融ガラスを流出させることで、複数のガラスフィラメントを成形することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-057737号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記ガラス繊維の製造装置において、フィーダーから流路部材を通じてブッシングに流入する溶融ガラスには、例えば、流路部材の流路の中央側と外周側とにおいて温度ムラが生じることがある。例えば、流路部材の流路の外周側を流通する溶融ガラスの温度よりも流路の中央側を流通する溶融ガラスの温度が高くなる温度ムラが生じる場合がある。このような温度ムラによりブッシングのノズルからの溶融ガラスの流出が不安定となることで、ガラス繊維の生産性が低下するおそれがあった。
【0005】
本発明の目的は、ガラス繊維の生産性を高めることを可能にしたガラス繊維の製造装置、及びガラス繊維の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するガラス繊維の製造装置、及びガラス繊維の製造方法の各態様について説明する。
態様1のガラス繊維の製造装置は、溶融ガラスを流通させるフィーダーと、前記フィーダーの下方に配置され、前記溶融ガラスを流出する複数のノズルを有するブッシングと、前記フィーダーと前記ブッシングとの間に配置され、前記フィーダーから前記ブッシングに前記溶融ガラスを流通する流路を有する流路部材と、を備え、前記流路部材は、前記フィーダーから流入される前記溶融ガラスを分流させる分流壁部を有する。この構成によれば、流路部材に流入する溶融ガラスを流路部材の分流壁部により分流することができるため、流路部材から流出される溶融ガラスの流動を変化させることができる。これにより、例えば、ブッシングに流入する溶融ガラスの温度ムラを低減することが可能となる。
【0007】
態様2のガラス繊維の製造装置では、態様1において、前記ブッシングは、平面視で長手方向を有し、前記流路部材の前記分流壁部は、平面視で前記ブッシングの前記長手方向と交差する方向に延びるように配置されてもよい。この構成によれば、流路部材の分流壁部により分流された溶融ガラスをブッシングの長手方向の両端部に向かうように流動させることができる。これにより、ブッシングの長手方向の両端側のノズルから安定して溶融ガラスを流出させることが可能となる。
【0008】
態様3のガラス繊維の製造装置では、態様1又は態様2において、前記流路部材の前記分流壁部は、前記流路部材の上面位置から下面位置にわたって延びるように配置されてもよい。この構成によれば、例えば、溶融ガラスの流動をより変化させることが可能となる。これにより、例えば、ブッシングに流入する溶融ガラスの温度ムラをより低減することが可能となる。
【0009】
態様4のガラス繊維の製造装置では、態様1から態様3のいずれか一つにおいて、前記分流壁部における下端の幅寸法は、前記分流壁部における上端の幅寸法よりも大きくてもよい。この構成によれば、分流壁部に沿って溶融ガラスを流路部材の外周縁に向かうように流動させることが可能となることで、流路部材から流出される溶融ガラスの流動をより変化させることが可能となる。これにより、例えば、ブッシングに流入する溶融ガラスの温度ムラをより低減することが可能となる。
【0010】
態様5のガラス繊維の製造装置では、態様1から態様4のいずれか一つにおいて、流路部材は、耐火物の一体成形品であってもよい。この構成によれば、流路部材の強度を容易に確保することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
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