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公開番号
2025037005
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-17
出願番号
2023143707
出願日
2023-09-05
発明の名称
ガラス物品の製造方法及びガラス物品の製造装置
出願人
日本電気硝子株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C03C
23/00 20060101AFI20250310BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】すすぎ洗浄工程を実施するエリアにおけるバクテリアの発生を抑制する。
【解決手段】ガラス物品の製造方法であって、ガラス板Gを酸性洗浄液D1で洗浄する酸洗浄工程S2と、酸洗浄工程S2を実施する洗浄室4に隣接する上流側の洗浄室3及び下流側の洗浄室5のそれぞれで、ガラス板Gをすすぎ液Wで洗浄するすすぎ洗浄工程S1,S3と、すすぎ洗浄工程S1,S3で使用するすすぎ液WのpHを4以下または9以上に調整する調整工程とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ガラス物品の製造方法であって、
前記ガラス物品を酸性洗浄液で洗浄する酸洗浄工程と、
前記酸洗浄工程を実施するエリアに隣接する上流側エリア及び下流側エリアの少なくとも一方で、前記ガラス物品をすすぎ液で洗浄するすすぎ洗浄工程と、
前記すすぎ洗浄工程で使用する前記すすぎ液のpHを調整する調整工程とを備え、
前記調整工程では、前記すすぎ液のpHを4以下、または9以上に調整することを特徴とするガラス物品の製造方法。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記すすぎ洗浄工程が、前記下流側エリアで実施され、
前記下流側エリアで、pHが調整された前記すすぎ液が使用される請求項1に記載のガラス物品の製造方法。
【請求項3】
前記すすぎ洗浄工程が、前記上流側エリア及び前記下流側エリアの両方で実施され、
前記上流側エリア及び前記下流側エリアの両方で、pHが調整された前記すすぎ液が使用される請求項1に記載のガラス物品の製造方法。
【請求項4】
前記すすぎ洗浄工程で使用された前記すすぎ液を回収する回収工程を備え、
前記すすぎ洗浄工程は、前記回収工程で回収された前記すすぎ液を再使用する再使用工程を含み、
前記調整工程では、前記回収工程で回収された前記すすぎ液のpHを調整する請求項2又は3に記載のガラス物品の製造方法。
【請求項5】
前記すすぎ洗浄工程は、前記上流側エリア及び前記下流側エリアの両方で実施され、
前記回収工程では、前記下流側エリアで使用された前記すすぎ液を回収し、
前記調整工程では、前記回収工程で前記下流側エリアから回収された前記すすぎ液のpHを調整し、
前記再使用工程では、前記回収工程で前記下流側エリアから回収され、かつ、pHが調整された前記すすぎ液を前記上流側エリア及び前記下流側エリアで再使用する請求項4に記載のガラス物品の製造方法。
【請求項6】
前記回収工程では、前記上流側エリアで使用された前記すすぎ液を第一回収槽に回収するとともに、前記下流側エリアで使用された前記すすぎ液を第二回収槽に回収し、
前記調整工程では、前記第二回収槽に回収された前記すすぎ液のpHを調整し、
前記再使用工程では、前記第二回収槽から前記第一回収槽に、pHが調整された前記すすぎ液を供給するとともに、前記上流側エリアには、前記第一回収槽から、pHが調整された前記すすぎ液を供給し、前記下流側エリアには、前記第二回収槽から、pHが調整された前記すすぎ液を供給する請求項5に記載のガラス物品の製造方法。
【請求項7】
前記ガラス物品をアルカリ性洗浄液で洗浄するアルカリ洗浄工程をさらに備える請求項1~3のいずれか1項に記載のガラス物品の製造方法。
【請求項8】
pHが調整された前記すすぎ液のpHが、9以上である請求項1~3のいずれか1項に記載のガラス物品の製造方法。
【請求項9】
前記調整工程は、アルカリ水溶液を用いて実行される請求項1~3のいずれか1項に記載のガラス物品の製造方法。
【請求項10】
前記酸性洗浄液が、有機酸を含む請求項1~3のいずれか1項に記載のガラス物品の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガラス物品の製造方法及びガラス物品の製造装置に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
ガラス板などのガラス物品の製造方法は、ガラス物品を搬送しながら洗浄する洗浄工程を含む。この種の洗浄工程には、ガラス物品の汚れを落とすために、ガラス物品を酸性洗浄液で洗浄する酸性洗浄工程が含まれる場合がある(例えば、特許文献1)。
【0003】
このような酸性洗浄工程を行う場合、酸性洗浄工程を実施する酸性洗浄エリアに隣接する上流側エリアや下流側エリアで、ガラス物品をすすぎ液(純水など)で洗浄するすすぎ洗浄工程が実施されることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-105194号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
酸性洗浄工程を実施するエリアに隣接する上流側エリアや下流側エリアで、ガラス物品をすすぎ液で洗浄する場合、すすぎ洗浄工程を実施するエリアで、バクテリア(細菌)が発生しやすくなるという問題がある。
【0006】
すすぎ洗浄工程を実施するエリアでバクテリアが発生すると、すすぎ液等を介してバクテリアがガラス物品に付着して汚れ等が発生し、ガラス物品の洗浄不良を引き起こすおそれがある。
【0007】
本発明は、すすぎ洗浄工程を実施するエリアにおけるバクテリアの発生を抑制することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1) 上記課題を解決するために創案された本発明は、ガラス物品の製造方法であって、ガラス物品を酸性洗浄液で洗浄する酸洗浄工程と、酸洗浄工程を実施するエリアに隣接する上流側エリア及び下流側エリアの少なくとも一方で、ガラス物品をすすぎ液で洗浄するすすぎ洗浄工程と、すすぎ洗浄工程で使用するすすぎ液のpHを調整する調整工程とを備え、調整工程では、すすぎ液のpHを4以下、または9以上に調整することを特徴とする。
【0009】
バクテリアの生殖範囲はpHが4超かつ9未満である場合が多い。したがって、すすぎ液のpHを4以下または9以上に調整すれば、すすぎ洗浄工程を実施するエリアにおけるバクテリアの発生を抑制できる。
【0010】
(2) 上記(1)の構成において、すすぎ洗浄工程が、下流側エリアで実施され、下流側エリアで、pHが調整されたすすぎ液が使用されることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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