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公開番号
2025022364
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023126844
出願日
2023-08-03
発明の名称
ガラス加工方法
出願人
個人
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C03B
23/025 20060101AFI20250206BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】表面に凹凸模様を有するガラス製品を安価に加工するためのガラス加工方法を提供する。
【解決手段】表面に凹凸模様が形成された平板状の型板ガラス1を、最終加工形状に対応する凹部が形成されたモールド3上に載置する載置工程と、型板ガラス1が載置されたモールド3を炉内で加熱して型板ガラス1を軟化させ、型板ガラス1を前記凹部の形状に沿うようにその自重で撓ませる加熱工程と、を有する構成とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
表面に凹凸模様が形成された平板状の型板ガラス(1)を、最終製品形状に対応する凹部が形成されたモールド(3)上に載置する載置工程と、
前記型板ガラス(1)が載置された前記モールド(3)を炉内で加熱して前記型板ガラス(1)を軟化させ、前記型板ガラス(1)を前記凹部の形状に沿うようにその自重で撓ませる加熱工程と、
を有するガラス加工方法。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記加熱工程が、
前記炉内を第一温度(T
1
)まで昇温する第一昇温工程と、
前記炉内を前記第一温度(T
1
)から第二温度(T
2
)まで昇温する第二昇温工程と、
前記炉内を前記第二温度(T
2
)で所定時間(t
2
)保持する保持工程と、
前記炉内を前記第二温度(T
2
)から冷却する冷却工程と、
を有する請求項1に記載のガラス加工方法。
【請求項3】
前記第二温度(T
2
)が600℃以上770℃以下の範囲内である請求項2に記載のガラス加工方法。
【請求項4】
前記所定時間(t
2
)が30秒以上15分以下の範囲内である請求項2または3に記載のガラス加工方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、表面に凹凸模様を有する皿やランプシェードなどのガラス製品を加工するためのガラス加工方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
表面に凹凸模様を有するガラス製品の製造方法として、例えば、下記特許文献1に示すように、一方側に凹凸模様36が形成された一対の回転ローラ30、32の間にガラスリボン22を通して、このガラスリボン22の一方の面に模様付けし、そのガラスリボン22をタレット10上に設けられた真空モールドキャビティ14で真空引きして皿などに加工する方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平5-85756号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に係る方法においては、ガラス製品の凹凸模様を変更するためには、凹凸模様が形成された一方側のローラ自体を交換しなければならず、コスト高となる問題がある。
【0005】
そこで、この発明は、表面に凹凸模様を有するガラス製品を安価に加工するためのガラス加工方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため、この発明では、
表面に凹凸模様が形成された平板状の型板ガラスを、最終製品形状に対応する凹部が形成されたモールド上に載置する載置工程と、
前記型板ガラスが載置された前記モールドを炉内で加熱して前記型板ガラスを軟化させ、前記型板ガラスを前記凹部の形状に沿うようにその自重で撓ませる加熱工程と、
を有するガラス加工方法を構成した。
【0007】
型板ガラスは、装飾性を有する多種多様な凹凸模様を有するものが製造されており、この型板ガラスをガラス製品の素材として用いることにより、表面にその凹凸模様を有するガラス製品を安価に加工することができる。
【0008】
前記構成においては、
前記加熱工程が、
前記炉内を第一温度まで昇温する第一昇温工程と、
前記炉内を前記第一温度から第二温度まで昇温する第二昇温工程と、
前記炉内を前記第二温度で所定時間保持する保持工程と、
前記炉内を前記第二温度から冷却する冷却工程と、
を有する構成とするのが好ましい。
【0009】
このようにすると、第一温度まで昇温する第一昇温工程によって炉内の温度を均一化することができるとともに、第二温度における所定時間の保持によって、型板ガラスをモールドの凹部の形状に沿うように均一にかつスムーズに撓ませることができる。
【0010】
前記保持工程においては、
前記第二温度が600℃以上770℃以下の範囲内とするのが好ましく、前記所定時間が30秒以上15分以下の範囲内とするのが好ましい。第二温度および所定時間をこの範囲内とすると、加工されたガラス製品の良好な表面状態を得ることができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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