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公開番号
2025014990
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023118019
出願日
2023-07-20
発明の名称
樹脂枠付きガラス板、及び樹脂枠付きガラス板の製造方法
出願人
AGC株式会社
代理人
個人
主分類
B60J
1/10 20060101AFI20250123BHJP(車両一般)
要約
【課題】車体窓用開口部に固定された際に、車体窓としての外観性を損ねるおそれを抑制する樹脂枠付きガラス板、及び樹脂枠付きガラス板の製造方法を提供する。
【解決手段】本開示に係る樹脂枠付きガラス板10は、ガラス板1と、ガラス板1の周縁部1Aに設けられた樹脂枠2と、樹脂枠2に配置された加飾モール3とを備える。樹脂枠2とガラス板1と加飾モール3とが一体的に成形されている。樹脂枠2は、枠状に延びる本体2aと、本体2aの外側に設けられた外側端部2cとを備える。加飾モール3は、樹脂枠2の本体2aを覆う意匠部3aと、意匠部3aから樹脂枠2の外側端部2cに向けて延びる側壁3bとを備える。意匠部3aは、樹脂枠付きガラス板10が車両20の窓に取り付けられたとき、車両20のボディ21から離隔している。樹脂枠2の外側端部2cは、加飾モール3の側壁3bを覆う被覆部2dを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ガラス板と、前記ガラス板の周縁部に設けられた樹脂枠と、前記樹脂枠に配置された加飾モールとを備え、前記樹脂枠と前記ガラス板と前記加飾モールとが一体的に成形された樹脂枠付きガラス板であって、
前記樹脂枠は、枠状に延びる本体と、前記本体の外側に設けられた外側端部とを備え、
前記加飾モールは、前記樹脂枠の前記本体を覆う意匠部と、前記意匠部から前記樹脂枠の前記外側端部に向けて延びる側壁とを備え、
前記意匠部は、前記樹脂枠付きガラス板が車両の窓に取り付けられたとき、前記車両のボディから離隔しており、
前記樹脂枠の前記外側端部は、前記加飾モールの前記側壁を覆う被覆部を備え、前記意匠部と前記側壁との境界よりも前記樹脂枠付きガラス板の内側に位置する、樹脂枠付きガラス板。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記被覆部の長さは、2mm以上である、請求項1に記載の樹脂枠付きガラス板。
【請求項3】
前記加飾モールの前記側壁の長さに対する前記被覆部の長さの比率は、10%~75%である、請求項1又は2に記載の樹脂枠付きガラス板。
【請求項4】
前記被覆部の最薄部の厚みは、0.5mm以上である、請求項1又は2に記載の樹脂枠付きガラス板。
【請求項5】
前記被覆部の最薄部の厚みに対する前記加飾モールの前記側壁の厚みの比率は、20%~200%である、請求項1又は2に記載の樹脂枠付きガラス板。
【請求項6】
前記加飾モールの前記意匠部と前記側壁とが交差して成す角度は、20~60度である、請求項1又は2に記載の樹脂枠付きガラス板。
【請求項7】
前記意匠部の幅と、ベルトモールの幅とが同一である、請求項1又は2に記載の樹脂枠付きガラス板。
【請求項8】
金型装置を用いた樹脂枠付きガラス板の製造方法であって、
前記樹脂枠付きガラス板は、ガラス板と、前記ガラス板の周縁部に設けられた樹脂枠と、前記樹脂枠に配置された加飾モールとを備え、
前記樹脂枠は、枠状に延びる本体と、前記本体の外側に設けられた外側端部とを備え、
前記加飾モールは、前記樹脂枠の前記本体を覆う意匠部と、前記意匠部から前記樹脂枠の前記外側端部に向けて延びる側壁とを備え、
前記金型装置は、第1の金型、第2の金型及び金型部材を備え、
前記第1の金型及び前記第2の金型は、互いに押し合わさることによって、キャビティを形成可能に設けられ、
前記金型部材は、前記第2の金型の摺動部に沿って摺動可能であり、
前記加飾モール及び前記ガラス板を前記第2の金型に配置し、
前記金型部材を、前記加飾モールの前記側壁に接触するように配置し、
前記第1の金型を前記第2の金型に押し合わせることによって、前記ガラス板を挟持しつつ前記キャビティを形成し、
溶融樹脂を前記キャビティに射出することによって、前記加飾モールの前記側壁を前記溶融樹脂に埋没させる、樹脂枠付きガラス板の製造方法。
【請求項9】
前記第1の金型は、前記第2の金型の上側において、上下方向に移動可能に設けられている、請求項8に記載の樹脂枠付きガラス板の製造方法。
【請求項10】
前記第1の金型は、ストッパーを備え、
前記第1の金型を前記第2の金型に押し合わせ、前記ストッパーを前記金型部材に挿し込んで、前記金型部材を固定し、前記溶融樹脂を前記キャビティに射出する、請求項8又は9に記載の樹脂枠付きガラス板の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、樹脂枠付きガラス板、及び樹脂枠付きガラス板の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、樹脂枠に加飾モールを備えた樹脂枠付き板状体が開示されている。加飾モールは、樹脂枠の表面に露出する意匠部と、樹脂枠に埋没する埋没部とを備える。
【0003】
図16に示す樹脂枠付きガラス板910は、このような樹脂枠付き板状体の一例である。樹脂枠付きガラス板910の製造方法は、金型装置930を利用する。金型装置930は、上型931及び下型933を備える。まず、加飾モール93を下型933の成形面933Bに配置し、ガラス板91を下型933の挟持部933Cに配置する。上型931を下型933に押し合わせて、上型931の挟持部931Cと下型933の挟持部933Cとがガラス板91を挟持する。溶融樹脂を上型931の樹脂注入口931Aから注入し、キャビティに充填する。充填した溶融樹脂を固めることによって、樹脂枠92を形成する。これによって、ガラス板91と樹脂枠92と加飾モール93とが一体的に成形された樹脂枠付きガラス板910が得られる。最後に、樹脂枠付きガラス板910を金型装置930から取り出す。以上より、樹脂枠付きガラス板910を製造できる。
【0004】
図17は、図16の二点鎖線で囲われた部分の拡大図である。図17に示すように、樹脂枠92の外側端部92cは、加飾モール93の意匠部93aよりも樹脂枠付きガラス板910の外側(ここでは、y軸負方向)に延びる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-209614号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このような樹脂枠付き板状体が、例えば車体窓用開口部に固定された際に、意匠部は車外側に向いており、車外側から視認される。しかし、意匠部からはみ出た樹脂枠も車外側から視認されることがあった。
【0007】
図18は、車体窓用開口部に固定された樹脂枠付きガラス板の下側部の中央部分を横切る切断線における断面図である。図17及び図18を用いて説明すると、意匠部93aを視認する人の視線は、多くの場合、意匠部93aの表面に対して交差する方向、例えば垂直な方向E(ここでは、z軸正方向)に向けられる。意匠部93aを視認する人は、意匠部93aから外側(y軸負方向)にはみ出た樹脂枠92の外側端部92cを視認することがあった。これによって、車体窓としての外観性を損ねるおそれがあった。
【0008】
また、車体窓用開口部の周辺には、ベルトモールが意匠部93aの長手方向(ここでは、x軸方向)に沿って配置される。ベルトモールの幅と意匠部93aの幅との差が増大すると、ベルトモールと意匠部93aとが断続しているかのように車両の外側から視認される。そのため、車体窓としての良好な外観性を確保できなかった。
【0009】
本開示は、上述した課題を鑑みてなされたものであり、車体窓用開口部に固定された際に、車体窓としての外観性を損ねるおそれを抑制する樹脂枠付きガラス板、及び樹脂枠付きガラス板の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示に係る樹脂枠付きガラス板は、
ガラス板と、前記ガラス板の周縁部に設けられた樹脂枠と、前記樹脂枠に配置された加飾モールとを備え、前記樹脂枠と前記ガラス板と前記加飾モールとが一体的に成形された樹脂枠付きガラス板であって、
前記樹脂枠は、枠状に延びる本体と、前記本体の外側に設けられた外側端部とを備え、
前記加飾モールは、前記樹脂枠の前記本体を覆う意匠部と、前記意匠部から前記樹脂枠の前記外側端部に向けて延びる側壁と、を備え、
前記意匠部は、前記樹脂枠付きガラス板が車両の窓に取り付けられたとき、前記車両のボディから離隔しており、
前記樹脂枠の前記外側端部は、前記加飾モールの前記側壁を覆う被覆部を備え、前記意匠部と前記側壁との境界よりも前記樹脂枠付きガラス板の内側に位置する。
(【0011】以降は省略されています)
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