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公開番号2025021151
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2023124902
出願日2023-07-31
発明の名称グレージングチャンネル、及びグレージングチャンネル付き窓ガラス
出願人AGC株式会社
代理人個人
主分類E06B 3/62 20060101AFI20250205BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】取り付ける窓ガラスの厚みが異なる場合でも、窓ガラスを安定的に保持できるとともに、窓ガラスの意匠性の低下を抑制可能なグレージングチャンネルを提供すること。
【解決手段】本開示の一態様かかるグレージングチャンネル1は、本体部20、第1シール部21、及び第2シール部22を備える。第1シール部21は、第1硬質部31と、第1硬質部31と連続的に形成され、窓ガラスの主面に向かって伸びる第1軟質部41と、第1軟質部41の端部から窓ガラスの主面に向かって伸びるひれ部51と、を有する。第2シール部22は、第2硬質部32と、第2硬質部32と連続的に形成され、窓ガラスと当接することで当該窓ガラスを支持する第2軟質部42と、を有する。第1シール部21のひれ部51は第1軟質部41よりも薄く、窓ガラスが取り付けられた際、第1シール部21のひれ部51が窓ガラスに当接する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
窓ガラスを窓枠に取り付ける際に、窓ガラスの周縁部に装着されるグレージングチャンネルであって、
底面部と、当該底面部の両縁から立設させた側壁部とを有する断面形状がU字状の硬質材料からなる本体部と、
前記側壁部の上部から前記窓ガラスの主面に向かって伸びる第1シール部と、
前記第1シール部の下側において、前記側壁部の内側側面から前記窓ガラスの主面に向かって伸びる第2シール部と、を備え、
前記第1シール部は、前記側壁部の上部から前記窓ガラスの主面に向かって伸びる硬質材料からなる第1硬質部と、前記第1硬質部と連続的に形成され、前記窓ガラスの主面に向かって伸びる軟質材料からなる第1軟質部と、前記第1軟質部の前記窓ガラス側の端部から前記窓ガラスの主面に向かって伸びるひれ部と、を有し、
前記第2シール部は、前記側壁部の内側側面から前記窓ガラスの主面に向かって伸びる硬質材料からなる第2硬質部と、軟質材料からなり、前記第2硬質部と連続的に形成され、前記窓ガラスの主面に向かって伸び、前記窓ガラスと当接することで当該窓ガラスを支持する第2軟質部と、を有し、
前記第1シール部の前記ひれ部は前記第1軟質部よりも薄く、前記窓ガラスが取り付けられた際、前記第1シール部のひれ部が前記窓ガラスに当接する、
グレージングチャンネル。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記窓ガラスが取り付けられた際、前記窓ガラスの厚みに応じて前記ひれ部の変形量が変化するように構成されている、請求項1に記載のグレージングチャンネル。
【請求項3】
前記ひれ部は、前記第1軟質部の前記窓ガラス側の端部から水平面に対して下側を向くように前記窓ガラスの主面に向かって伸びている、請求項1または2に記載のグレージングチャンネル。
【請求項4】
前記第1軟質部の長さaの前記第1硬質部の長さbに対する割合(a/b)が2以上5以下である、請求項1または2に記載のグレージングチャンネル。
【請求項5】
前記第1軟質部の長さaの前記ひれ部の長さcに対する割合(a/c)が1以上9以下である、請求項1または2に記載のグレージングチャンネル。
【請求項6】
前記第2軟質部の長さdの前記第2硬質部の長さeに対する割合(d/e)が1以上5以下である、請求項1または2に記載のグレージングチャンネル。
【請求項7】
前記第2軟質部の断面積の前記第2硬質部の断面積に対する割合が1以上7以下である、請求項1または2に記載のグレージングチャンネル。
【請求項8】
前記第2軟質部の軟質硬度が60度以上80度以下である、請求項1または2に記載のグレージングチャンネル。
【請求項9】
前記第2シール部の水平面に対する仰角が-15度以上45度以下である、請求項1または2に記載のグレージングチャンネル。
【請求項10】
前記第2シール部よりも前記底面部側に位置し、前記側壁部から前記窓ガラスの主面に向かって伸びる第3シール部を更に備え、
前記第3シール部は、前記側壁部の内側側面から前記窓ガラスの主面に向かって伸びる硬質材料からなる第3硬質部と、軟質材料からなり、前記第3硬質部と連続的に形成され、前記窓ガラスの主面に向かって伸びて前記窓ガラスと当接する第3軟質部と、を有する、
請求項1または2に記載のグレージングチャンネル。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、グレージングチャンネル、及びグレージングチャンネル付き窓ガラスに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
窓ガラスを窓枠に取り付ける場合は、窓ガラスの周囲にグレージングチャンネルを装着し、グレージングチャンネルが装着された状態の窓ガラスを窓枠に取り付ける。特許文献1には、窓ガラスの性能を安定して維持できるグレージングチャンネルに関する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-11625号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されている技術では、窓枠に取り付ける窓ガラスの厚さに応じて、グレージングチャンネルのシール部の位置が変化する。例えば、取り付ける窓ガラスが厚い場合は、グレージングチャンネルのシール部の変位量が大きくなる。つまり、取り付ける窓ガラスが厚い場合は、グレージングチャンネルのシール部が窓ガラスの主面の中央部に向かって変位するため、窓ガラスの主面の面積(すなわち、有効開口面積)が小さくなる。このように、窓ガラスの主面においてグレージングチャンネルのシール部が占める面積が大きくなると、窓ガラスの意匠性が低下するという問題がある。
【0005】
上記課題に鑑み本開示の目的は、取り付ける窓ガラスの厚みが異なる場合でも、窓ガラスを安定的に保持できるとともに、窓ガラスの意匠性の低下を抑制可能なグレージングチャンネル、及びグレージングチャンネル付き窓ガラスを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様かかるグレージングチャンネル、及びグレージングチャンネル付き窓ガラスは下記の通りである。
【0007】
[1]
窓ガラスを窓枠に取り付ける際に、窓ガラスの周縁部に装着されるグレージングチャンネルであって、
底面部と、当該底面部の両縁から立設させた側壁部とを有する断面形状がU字状の硬質材料からなる本体部と、
前記側壁部の上部から前記窓ガラスの主面に向かって伸びる第1シール部と、
前記第1シール部の下側において、前記側壁部の内側側面から前記窓ガラスの主面に向かって伸びる第2シール部と、を備え、
前記第1シール部は、前記側壁部の上部から前記窓ガラスの主面に向かって伸びる硬質材料からなる第1硬質部と、前記第1硬質部と連続的に形成され、前記窓ガラスの主面に向かって伸びる軟質材料からなる第1軟質部と、前記第1軟質部の前記窓ガラス側の端部から前記窓ガラスの主面に向かって伸びるひれ部と、を有し、
前記第2シール部は、前記側壁部の内側側面から前記窓ガラスの主面に向かって伸びる硬質材料からなる第2硬質部と、軟質材料からなり、前記第2硬質部と連続的に形成され、前記窓ガラスの主面に向かって伸び、前記窓ガラスと当接することで当該窓ガラスを支持する第2軟質部と、を有し、
前記第1シール部の前記ひれ部は前記第1軟質部よりも薄く、前記窓ガラスが取り付けられた際、前記第1シール部のひれ部が前記窓ガラスに当接する、
グレージングチャンネル。
【0008】
[2]
前記窓ガラスが取り付けられた際、前記窓ガラスの厚みに応じて前記ひれ部の変形量が変化するように構成されている、[1]に記載のグレージングチャンネル。
【0009】
[3]
前記ひれ部は、前記第1軟質部の前記窓ガラス側の端部から水平面に対して下側を向くように前記窓ガラスの主面に向かって伸びている、[1]または[2]に記載のグレージングチャンネル。
【0010】
[4]
前記第1軟質部の長さaの前記第1硬質部の長さbに対する割合(a/b)が2以上5以下である、[1]~[3]のいずれか一項に記載のグレージングチャンネル。
(【0011】以降は省略されています)

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