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公開番号2025098611
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023214857
出願日2023-12-20
発明の名称保持治具および保持方法
出願人積水ハウス株式会社
代理人個人,個人
主分類E06B 1/56 20060101AFI20250625BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】各種の額縁において、押当部材を保持できる、保持治具および保持方法を提供する。
【解決手段】保持治具20は、建築物における額縁に額縁カバー10を固定する場合に、額縁に配置された額縁カバー10に押し当てられる押当部材16を保持する。保持治具20は、額縁の幅方向XAにおける第1部位3Rに直接または間接的に係合する第1係合部21と、額縁の幅方向において第1部位3Rから離れた第2部位3Sに直接または間接的に係合する第2係合部22と、第1係合部21と第2係合部22との間の距離を調整可能に構成され、かつ、第1係合部21と第2係合部22とを連結する調整連結部23と、第1係合部21および第2係合部22の少なくとも一方に設けられて、かつ、押当部材16の端部を保持する保持部24と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
建築物における額縁に額縁カバーを固定する場合に、前記額縁カバーに押し当てられる押当部材を保持する保持治具であって、
前記額縁の幅方向における第1部位に直接または間接的に係合する第1係合部と、
前記額縁の幅方向において前記第1部位から離れた第2部位に直接または間接的に係合する第2係合部と、
前記第1係合部と前記第2係合部との間の距離を調整可能に構成され、かつ、前記第1係合部と前記第2係合部とを連結する調整連結部と、
前記第1係合部および前記第2係合部の少なくとも一方に設けられて、かつ、前記押当部材の端部を保持する保持部と、を備える、
保持治具。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記額縁カバーは、前記額縁の主面を覆う主カバー部と、前記額縁の側面を覆う側面カバー部とを備え、
前記第1係合部および前記第2係合部の少なくとも一方は、前記主カバー部に接触する第1接触面と、前記側面カバー部に接触する第2接触面とを有する、
請求項1に記載の保持治具。
【請求項3】
前記額縁カバーは、前記額縁において壁から突出する額縁突出部の裏面を覆う裏面カバー部をさらに備え、
前記第1係合部および前記第2係合部の少なくとも一方は、前記裏面カバー部に接触する第3接触面をさらに有する、
請求項2に記載の保持治具。
【請求項4】
前記第1係合部および前記第2係合部の一方は、サッシのサッシ枠の溝または額縁カバー見切材を固定するための見切固定部材の溝に係合する爪部を有する、
請求項1に記載の保持治具。
【請求項5】
前記調整連結部は、前記第1係合部に取り付けられる第1取付部と、前記第2係合部に取り付けられる第2取付部と、前記第1取付部と前記第2取付部とを連結する連結部材と、を備え、
前記第1取付部は、第1雄ネジ部を有し、
前記第2取付部は、第2雄ネジ部を有し、
前記連結部材は、前記第1雄ネジ部に係合する第1雌ネジ部と、前記第2雄ネジ部に係合する第2雌ネジ部と、を有し、
前記第2雌ネジ部は、前記第1雌ネジ部と逆ネジに構成され、または、前記第2雄ネジ部は、前記第1雄ネジ部と逆ネジに構成される、
請求項1に記載の保持治具。
【請求項6】
前記第1取付部は、さらに、前記第1雄ネジ部を支持する第1支持部と、前記第1支持部に設けられる第1緩衝部とを備え、
前記第1緩衝部は、弾性部材によって構成され、かつ、前記第1係合部と前記第1支持部との間に配置される、
請求項5に記載の保持治具。
【請求項7】
前記第2取付部は、さらに、前記第2雄ネジ部を支持する第2支持部と、前記第2支持部に設けられる第2緩衝部とを備え、
前記第2緩衝部は、弾性部材によって構成され、かつ、前記第2係合部と前記第2支持部との間に配置される、
請求項5に記載の保持治具。
【請求項8】
前記押当部材は、前記額縁カバーの表面に接触する第1主面と、前記第1主面と反対側の第2主面とを有し、
前記保持部は、前記第2主面に接触する第4接触面を有する、
請求項1に記載の保持治具。
【請求項9】
建築物における額縁に額縁カバーを固定する場合に、前記額縁カバーに押し当てられる押当部材を保持する保持方法であって、
請求項1~8のいずれか一項に記載の保持治具について複数の前記保持治具を用意し、
2つの前記保持治具を前記押当部材の両端それぞれに配置した上で、2つの前記保持治具によって前記押当部材を保持するように、2つの前記保持治具を前記額縁に固定する、
保持方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、押当部材の保持治具および保持方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
建築物の改装において、既存部材を残し、その既存部材を覆うように新規部材を設ける場合がある。例えば、特許文献1においては、既存サッシ枠を残した状態で、その既存サッシ枠に新たなサッシ枠を取り付ける。
【0003】
図11に示されるように、額縁90については、額縁90の改装において、既存の額縁90を残した状態で、額縁90に新たな額縁カバー91を取り付ける場合がある。この場合、額縁カバー91は、接着剤で額縁90に取り付けられる。施工では、接着剤が固化するまで、額縁カバー91は治具によって保持される。例えば、額縁カバー91は、押当部材92によって押さえられる。押当部材92は、突っ張り棒93によって保持される。具体的には、窓における額縁90においては、額縁90に額縁カバー91が取り付けられた状態で、額縁カバー91に押当部材92が押し当てられる。そして、突っ張り棒93は、窓の上端と下端との間において突っ張り棒93が突っ張るように配置され、突っ張り棒93によって押当部材92が保持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-182755号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、額縁に、額縁カバーを取り付ける場合、従来技術では、開口部のサイズにあった突っ張り棒を用意する必要がある。また、額縁カバー91を取り付ける対象部分に対して、対象部分の近くに、突っ張り棒を突っ張らせるための壁などの部位が無ければ、押当部材を適切に保持できないといった課題もある。そこで、突っ張り棒のような補助部材を用意せずとも、押当部材を保持できる保持治具および保持方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)課題を解決する保持治具は、建築物における額縁に額縁カバーを固定する場合に、前記額縁カバーに押し当てられる押当部材を保持する保持治具であって、前記額縁の幅方向における第1部位に直接または間接的に係合する第1係合部と、前記額縁の幅方向において前記第1部位から離れた第2部位に直接または間接的に係合する第2係合部と、前記第1係合部と前記第2係合部との間の距離を調整可能に構成され、かつ、前記第1係合部と前記第2係合部とを連結する調整連結部と、前記第1係合部および前記第2係合部の少なくとも一方に設けられて、かつ、前記押当部材の端部を保持する保持部と、を備える。
【0007】
この構成によれば、保持治具によって、額縁カバーに押し当てられる押当部材を保持できる。また、調整連結部によって第1係合部と第2係合部との間の距離を調整できる。このため、各種の額縁において、額縁カバーに押し当てられる押当部材を保持できる。
【0008】
(2)上記(1)の保持治具において、前記額縁カバーは、前記額縁の主面を覆う主カバー部と、前記額縁の側面を覆う側面カバー部とを備え、前記第1係合部および前記第2係合部の少なくとも一方は、前記主カバー部に接触する第1接触面と、前記側面カバー部に接触する第2接触面とを有する。この構成によれば、額縁カバーの主カバー部が額縁の主面から浮くこと、および、側面カバー部が額縁の側面から浮くことを抑制できる。
【0009】
(3)上記(2)の保持治具において、前記額縁カバーは、前記額縁において壁から突出する額縁突出部の裏面を覆う裏面カバー部をさらに備え、前記第1係合部および前記第2係合部の少なくとも一方は、前記裏面カバー部に接触する第3接触面をさらに有する。この構成によれば、第3接触面によって額縁カバーの裏面カバー部を押さえることができる。これによって、額縁カバーの裏面カバー部が額縁突出部の裏面から浮くことを抑制できる。
【0010】
(4)上記(1)~(3)のいずれか1つの保持治具において、前記第1係合部および前記第2係合部の一方は、サッシのサッシ枠の溝または額縁カバー見切材を固定するための見切固定部材の溝に係合する爪部を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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