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公開番号2025086364
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-09
出願番号2023200276
出願日2023-11-28
発明の名称建具
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人武和国際特許事務所
主分類E06B 3/46 20060101AFI20250602BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】建具の障子の縦框における気密性を確保しつつ、障子の縦框が屋内外方向に変形したときに、障子を円滑にスライドさせる。
【解決手段】建具1は、障子2の縦框6と対向する縦材7を備える。縦框6は、ガイド部品60が取り付けられるとともに第1タイト材が設けられた第1対向部40を有する。縦材7は、第2タイト材36が設けられた第2対向部50を有する。第1対向部40と第2対向部50は、屋内外方向Tにおいて互いに対向する。ガイド部品60は、第2対向部50を摺動させつつ第1対向部40と第2対向部50を屋内外方向Tに離隔させて障子2、3をガイドする摺動面部62を有し、第1タイト材よりも第2対向部50から離隔した位置に配置される。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
開閉方向にスライドする障子を備えた建具であって、
前記障子が全閉位置に配置された状態で、前記障子の縦框と対向する縦材を備え、
前記縦框と前記縦材の一方は、ガイド部品が取り付けられるとともに第1タイト材が設けられた第1対向部を有し、
前記縦框と前記縦材の他方は、第2タイト材が設けられた第2対向部を有し、
前記第1対向部と前記第2対向部は、屋内外方向において互いに対向し、
前記第1タイト材は、前記第1対向部から前記第2対向部に向かって突出して、前記第2対向部に当接し、
前記第2タイト材は、前記第2対向部から前記第1対向部に向かって突出して、前記第1対向部及び前記ガイド部品に当接し、
前記ガイド部品は、前記障子のスライドに伴い前記第2対向部と接触したときに、前記第2対向部を摺動させつつ前記第1対向部と前記第2対向部を屋内外方向に離隔させて前記障子をガイドする摺動面部を有し、前記第1タイト材よりも前記第2対向部から離隔した位置に配置される建具。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
請求項1に記載された建具において、
前記摺動面部は、前記開閉方向における前記摺動面部の先端を含む端部に設けられて、前記開閉方向に対し、前記先端に向かって前記第2対向部から次第に離隔する方向に傾斜する傾斜部を有する建具。
【請求項3】
請求項2に記載された建具において、
前記第1対向部は、前記ガイド部品が取り付けられる取付面を有し、
前記傾斜部の先端は、前記取付面よりも前記第2対向部から離隔した位置に配置される建具。
【請求項4】
請求項2又は3に記載された建具において、
前記摺動面部における前記傾斜部を除いた部分は、前記第1対向部の最も前記第2対向部側に位置する部分と前記第1タイト材の最も前記第2対向部側に位置する部分の間で、前記第1タイト材の最も前記第2対向部側に位置する部分よりも前記第2対向部から離隔した位置に配置される建具。
【請求項5】
請求項1ないし3のいずれかに記載された建具において、
前記摺動面部は、保護シートにより覆われて保護された建具。
【請求項6】
請求項1ないし3のいずれかに記載された建具において、
前記第1対向部は、クレセント錠を有し、
前記第2対向部は、前記クレセント錠を受けるクレセント受けを有し、
前記障子のスライドに伴い、前記クレセント受けが前記摺動面部に接触して前記摺動面部を摺動する建具。
【請求項7】
請求項1ないし3のいずれかに記載された建具において、
前記第1対向部は、前記ガイド部品を保持する保持溝部を有し、
前記ガイド部品は、前記保持溝部に係止されて前記保持溝部に保持される係止部を有する建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、開閉方向にスライドする障子を備えた建具に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
建具である引き違い窓では、施錠装置であるクレセントが一対の障子の縦框である召合せ框に設けられて、障子を閉めた状態で、クレセントにより障子が施錠される。また、クレセントのクレセント錠は、内障子の内召合せ框に設けられ、クレセントのクレセント受けは、外障子の外召合せ框に設けられる。ところが、障子の屋内外の温度差によっては、召合せ框が屋内外方向に反るように変形して、クレセント受けが内障子の召合せ框に接触することがある。その結果、障子のスライドが妨げられて、障子の開閉に支障が生じ、クレセントによる障子の施錠が行えないこともある。特に、高断熱性能の障子では、障子の屋内外の温度差が大きくなることで、召合せ框の屋内外方向の変形が大きくなり、クレセント受けが内障子の召合せ框に接触し易くなる。これに対し、従来、衝突回避部材を内召合せ框に取り付けた複合サッシが知られている(特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に記載された従来の複合サッシでは、障子を閉める際に、衝突回避部材の凸条の先端が外召合せ框の屋内側面に接触して、外召合せ框と内召合せ框の距離を保ち、内召合せ框のタイト材が外召合せ框に衝突して破損するのを防止する。しかしながら、従来の複合サッシでは、タイト材の外召合せ框への衝突を防止するため、衝突回避部材により、外召合せ框の屋内側面と内召合せ框の屋外側面との最小距離がタイト材の突出長さよりも小さくならないように制限する必要がある。そのため、衝突回避部材の凸条の突出長さは、タイト材の突出長さと同じ長さ、又は、タイト材の突出長さよりも長くなる。これに伴い、衝突回避部材の凸条の先端が外召合せ框の屋内側面に接触した際に、タイト材が外召合せ框の屋内側面に接触せずに、障子の外召合せ框と内召合せ框における気密性が発揮されない虞がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第3179727号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたもので、その目的は、建具の障子の縦框における気密性を確保しつつ、障子の縦框が屋内外方向に変形したときに、障子を円滑にスライドさせることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、
開閉方向にスライドする障子を備えた建具であって、
前記障子が全閉位置に配置された状態で、前記障子の縦框と対向する縦材を備え、
前記縦框と前記縦材の一方は、ガイド部品が取り付けられるとともに第1タイト材が設けられた第1対向部を有し、
前記縦框と前記縦材の他方は、第2タイト材が設けられた第2対向部を有し、
前記第1対向部と前記第2対向部は、屋内外方向において互いに対向し、
前記第1タイト材は、前記第1対向部から前記第2対向部に向かって突出して、前記第2対向部に当接し、
前記第2タイト材は、前記第2対向部から前記第1対向部に向かって突出して、前記第1対向部及び前記ガイド部品に当接し、
前記ガイド部品は、前記障子のスライドに伴い前記第2対向部と接触したときに、前記第2対向部を摺動させつつ前記第1対向部と前記第2対向部を屋内外方向に離隔させて前記障子をガイドする摺動面部を有し、前記第1タイト材よりも前記第2対向部から離隔した位置に配置される建具である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、建具の障子の縦框における気密性を確保しつつ、障子の縦框が屋内外方向に変形したときに、障子を円滑にスライドさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態の建具を示す正面図である。
本実施形態の建具を示す縦断面図である。
本実施形態の建具を示す横断面図である。
本実施形態の全閉位置に配置された障子の召合せ框を示す横断面図である。
本実施形態の全閉位置に向かってスライドする障子の召合せ框を示す横断面図である。
図5の矢印Y1方向からみた第2障子の召合せ框と図5の矢印Y2方向からみた第1障子の召合せ框を示す図である。
本実施形態の全閉位置に向かってスライドする障子の召合せ框を示す横断面図である。
本実施形態の全閉位置に配置された障子の召合せ框を示す横断面図である。
本実施形態の全閉位置に向かってスライドする障子の召合せ框を示す横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の建具の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態の建具は、開閉方向にスライドする少なくとも1つの障子を備えた建具であり、建物の開口部に設置される。また、建具は、建物の屋内(室内)と屋外(室外)の間に設置されて、障子により、建物の開口部を閉鎖する。以下では、建具が引き違い窓である場合を例にとり、本実施形態の建具について説明する。
【0010】
図1は、本実施形態の建具1を示す正面図であり、建物に設置された建具1を屋内側からみて示している。図2は、本実施形態の建具1を示す縦断面図であり、図3は、本実施形態の建具1を示す横断面図である。
図示のように、建具1は、引き違い障子である開閉可能な2つの障子2、3(第1障子2、第2障子3)と、障子2、3に取り付けられた施錠装置4と、障子2、3を囲む枠体5を備えている。障子2、3により、枠体5の開口部5Aが開閉される。
(【0011】以降は省略されています)

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