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公開番号
2025081866
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-28
出願番号
2023194921
出願日
2023-11-16
発明の名称
梯子兼用脚立
出願人
長谷川工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
E06C
7/06 20060101AFI20250521BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】梯子兼用脚立において、遠隔操作機構が不用意に動作するのを阻止するための手段を、遠隔操作機構の構造を複雑化することなく設置できるようにしてする。
【解決手段】梯子として使用される際に上下反転させられる一方の梯子体2に、操作力が加えられることによりロック機構による伸縮脚部材のロック状態を解除しうるように動作する遠隔操作機構が設けられているとともに、遠隔操作機構8の動作を阻止するためのストッパが、前記一方の梯子体に固定状に設けられた被取付部15に揺動可能に取り付けられている。ストッパは、梯子兼用脚立が脚立として使用される際、自重により第1揺動方向に揺動して遠隔操作機構の動作を阻止しない第1位置に配置され、梯子兼用脚立1が梯子として使用される際、自重により第1揺動方向と反対の第2揺動方向に揺動して遠隔操作機構の動作を阻止しうる第2位置に配置される。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
2つの梯子体の上端部どうしがヒンジ金具により開閉自在に連結されてなり、一方の梯子体を上下反転するように回動させることによって梯子としても使用可能な梯子兼用脚立であって、
前記一方の梯子体が、2本の支柱と、両支柱間に段状に渡し止められた複数本の踏桟と、各支柱にスライド自在に連結されて前記一方の梯子体の脚を構成している伸縮脚部材と、伸縮脚部材を支柱に対して任意のスライド位置でロックしうるロック機構と、ロック機構から離れた位置で操作力が加えられることによりロック機構による伸縮脚部材のロックを解除しうるように動作する遠隔操作機構とを備えており、
遠隔操作機構の動作を阻止するためのストッパが、前記一方の梯子体に固定状に設けられた被取付部に揺動可能に取り付けられており、
ストッパは、梯子兼用脚立が脚立として使用される際には、自重により第1揺動方向に揺動して遠隔操作機構の動作を阻止しない第1位置に配置されており、また、梯子兼用脚立が梯子として使用される際には、自重により第1揺動方向と反対の第2揺動方向に揺動して遠隔操作機構の動作を阻止しうる第2位置に配置されている、梯子兼用脚立。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
ストッパの所定箇所に第1係合部が形成されているとともに、操作力が直接または間接に加えられることにより所定の動作方向に動作する遠隔操作機構の動作部に、第2位置に配置されたストッパの第1係合部に対して動作部の動作方向から係合しうる第2係合部が形成されている、請求項1記載の梯子兼用脚立。
【請求項3】
第1係合部が、ストッパの第2揺動方向側の側部に形成された第1係合凹部または第1係合凸部よりなり、
第2係合部が、第2位置に配置されたストッパの第1係合凹部または第1係合凸部と緩く嵌まり合うとともに第1係合凹部または第1係合凸部に対して動作部の動作方向から係合しうるように動作部に形成された第2係合凸部または第2係合凹部よりなる、請求項2記載の梯子兼用脚立。
【請求項4】
ストッパが第2揺動方向に揺動した際に、第1係合凹部の底または第1係合凸部の先端と、第2係合凸部の先端または第2係合凹部の底とが当接することにより、ストッパが第2位置に保持されるようになっている、請求項3記載の梯子兼用脚立。
【請求項5】
第1係合部および第2係合部のうち少なくともいずれか一方が、同他方と係合する際に動作部の動作方向に対して略垂直となる係合面を有している、請求項2記載の梯子兼用脚立。
【請求項6】
第2係合部が、動作部が動作方向に動作した際にストッパにおける揺動軸方向の一方の面と略平行に移動しうるように形成されており、
第1係合部が、ストッパの前記一方の面の所定箇所から突出して、第1位置においては移動する第2係合部と干渉せず、かつ第2位置においては第2係合部と動作部の動作方向から係合しうるように形成されている、請求項2記載の梯子兼用脚立。
【請求項7】
第1係合部が、ストッパの前記一方の面における揺動軸を挟んで揺動先端と反対側の端部から突出して形成されている、請求項6記載の梯子兼用脚立。
【請求項8】
遠隔操作機構が、操作力が直接または間接に加えられることにより支柱に沿って上昇または下降させられる昇降動作部を有しており、
被取付部が、昇降動作部の所定箇所と近接するように支柱および/または践桟に固定状に取り付けられたブラケットよりなり、
第2位置に配置されたストッパにより、昇降動作部の上昇または下降動作が阻止される、請求項1記載の梯子兼用脚立。
【請求項9】
被取付部に、ストッパが第1揺動方向に揺動した際にストッパの第1揺動方向側の側部に設けられた第1当接部と当接してストッパを第1位置に保持しうる第1被当接部が設けられている、請求項1記載の梯子兼用脚立。
【請求項10】
ストッパは、第1位置においては、その揺動軸と揺動先端とを結ぶ仮想線が、揺動軸を通る鉛直線に対して第2揺動方向側に傾いており、第2位置においては、前記仮想線が、揺動軸を通る鉛直線に対して第1揺動方向側に傾いている、請求項1記載の梯子兼用脚立。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、2つの梯子体の上端部どうしがヒンジ金具により開閉自在に連結されてなり、一方の梯子体を上下反転するように回動させることによって梯子としても使用可能な梯子兼用脚立に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
梯子兼用脚立として、例えば下記特許文献1に開示されているように、各梯子体が、2本の支柱および両支柱間に段状に渡し止められた複数本の踏桟に加えて、各支柱にスライド自在に連結されて梯子体の脚を構成している伸縮脚部材と、伸縮脚部材を支柱に対して任意のスライド位置でロックしうるロック機構と、ロック機構から離れた上方位置で操作力が加えられることによりロック機構による伸縮脚部材のロックを解除しうる遠隔操作機構とを備えているものが知られている。
ロック機構は、例えば、伸縮脚部材にその長さ方向に沿って形成されている被係止部と、梯子体の下部に設けられかつ伸縮脚部材の被係止部と係合するロック状態および被係止部との係合が解除されるロック解除状態の間で切り替え可能に動作する係止部材とを有している。
また、遠隔操作機構は、例えば、支柱に沿って設けられかつ長さ方向に移動可能な伝動部材と、梯子体におけるロック機構の係止部材よりも上方位置(例えば下から3段目の踏桟の下部や背部)に設けられかつ所定の操作により伝動部材を長さ方向の一方に移動させうるように動作する操作部と、操作部を操作することによる伝動部材の動作をロック機構の係止部材に伝達して係止部材をロック解除状態に切り替えるように動作する下部伝達部とを有している。
【0003】
ここで、梯子兼用脚立の場合、梯子として使用する際に上下反転させられた梯子体において、遠隔操作機構を操作するための操作部が誤って操作されると、先端上向きの伸縮脚部材のロックが不用意に解除されて伸縮するおそれがあった。
そこで、上記課題を解決する手段として、下記特許文献1、2に開示されているように、遠隔操作機構の動作部に揺動ストッパを設け、この揺動ストッパにより、梯子として使用される際に上下反転させられた梯子体の遠隔操作機構の動作を阻止することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-167693号公報
特開2021-4455号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明の課題は、伸縮脚部材のロック機構およびその遠隔操作機構を備えている梯子兼用脚立において、梯子として使用される際に上下反転させられた梯子体の遠隔操作機構が不用意に動作するのを阻止するためのストッパを、遠隔操作機構の構造を複雑化することなく比較的容易に設置できるようにして、製品組立の簡略化を図ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、上記の課題を達成するために、以下の態様からなる。
【0007】
1)2つの梯子体の上端部どうしがヒンジ金具により開閉自在に連結されてなり、一方の梯子体を上下反転するように回動させることによって梯子としても使用可能な梯子兼用脚立であって、
前記一方の梯子体が、2本の支柱と、両支柱間に段状に渡し止められた複数本の踏桟と、各支柱にスライド自在に連結されて前記一方の梯子体の脚を構成している伸縮脚部材と、伸縮脚部材を支柱に対して任意のスライド位置でロックしうるロック機構と、ロック機構から離れた位置で操作力が加えられることによりロック機構による伸縮脚部材のロックを解除しうるように動作する遠隔操作機構とを備えており、
遠隔操作機構の動作を阻止するためのストッパが、前記一方の梯子体に固定状に設けられた被取付部に揺動可能に取り付けられており、
ストッパは、梯子兼用脚立が脚立として使用される際には、自重により第1揺動方向に揺動して遠隔操作機構の動作を阻止しない第1位置に配置されており、また、梯子兼用脚立が梯子として使用される際には、自重により第1揺動方向と反対の第2揺動方向に揺動して遠隔操作機構の動作を阻止しうる第2位置に配置されている、梯子兼用脚立。
【0008】
2)ストッパの所定箇所に第1係合部が形成されているとともに、操作力が直接または間接に加えられることにより所定の動作方向に動作する遠隔操作機構の動作部に、第2位置に配置されたストッパの第1係合部に対して動作部の動作方向から係合しうる第2係合部が形成されている、上記1)の梯子兼用脚立。
【0009】
3)第1係合部が、ストッパの第2揺動方向側の側部に形成された第1係合凹部または第1係合凸部よりなり、
第2係合部が、第2位置に配置されたストッパの第1係合凹部または第1係合凸部と緩く嵌まり合うとともに第1係合凹部または第1係合凸部に対して動作部の動作方向から係合しうるように動作部に形成された第2係合凸部または第2係合凹部よりなる、上記2)の梯子兼用脚立。
【0010】
4)ストッパが第2揺動方向に揺動した際に、第1係合凹部の底または第1係合凸部の先端と、第2係合凸部の先端または第2係合凹部の底とが当接することにより、ストッパが第2位置に保持されるようになっている、上記3)の梯子兼用脚立。
(【0011】以降は省略されています)
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