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公開番号2025032570
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-12
出願番号2023137907
出願日2023-08-28
発明の名称建具
出願人三和シヤッター工業株式会社
代理人個人,個人
主分類E06B 5/16 20060101AFI20250305BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】欄間を備えた建具において、ドア枠の縦枠を改修して欄間枠の縦枠を形成することで、共通の縦枠を用いた建具を提供する。
【解決手段】
扉部1´と、上側の欄間部2´と、からなる建具において、左右の縦枠3、4間の空間は、無目7によって扉部と欄間部に仕切られており、各縦枠3、4は、開口部全閉時に、扉体1の見込面12、13が対向する見込壁(第1見込面32、42)と、扉体1の幅方向両端部が当接する気密材35、45が嵌入された凹部と、を備え、各縦枠の欄間部に対応する上側部位3B、4Bにおいて、見込壁(第1見込面32、42)には押縁36、46が設けられ、凹部には塞ぎ材8が設けられ、押縁36、46の見付部(屋内側見付辺362)と塞ぎ材8の見付部(見付辺80)との間に形成された溝部にガラスパネル2の幅方向両端部位が固定されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
開口部を開閉する扉体を備えた扉部と、前記扉部の上方に設けられ、パネルを備えた欄間部と、からなる建具において、
当該建具の全高に亘って延びる左右の縦枠間の空間は、前記縦枠間に連結された無目によって前記扉部と前記欄間部に仕切られており、
各縦枠は、開口部全閉時に、前記扉体の見込面が対向する見込壁と、前記扉体の幅方向両端部が当接する気密材が嵌入された凹部と、を備え、
各縦枠の欄間部に対応する上側部位において、前記見込壁には押縁が設けられ、前記凹部には塞ぎ材が設けられ、前記押縁の見付部と前記塞ぎ材の見付部との間に形成された溝部に前記パネルの幅方向両端部位が固定されている、
建具。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記パネルの第1見付面の幅方向両端部位は、熱膨張材を介して前記塞ぎ材の前記見付部に当接しており、
前記パネルの第2見付面の幅方向両端部位は、熱膨張材を介して前記押縁の前記見付部に当接している、
請求項1に記載の建具。
【請求項3】
左右の縦枠の上側部位と、前記左右の縦枠の上側部位間に連結された上枠と、前記無目と、から欄間枠が形成されており、
前記欄間枠には、前記パネルの四周の端部を受け入れる四周状の溝部が形成されており、
前記パネルの四周の端部は、前記四周状の溝部内において、屋内外から熱膨張材で挟み込まれた状態で前記四周状の溝部に固定されている、
請求項1、2いずれか1項に記載の建具。
【請求項4】
前記塞ぎ材は、前記左右の縦枠の上側部位間に連結された上枠と前記無目との間で高さ方向に延びており、前記押縁の前記見付部に対向している、
請求項1に記載の建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、欄間を備えた建具に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
明かり取り等を目的として、ドアの上部に欄間窓を設ける場合がある。このような欄間を備えた建具を設置する場合には、ドア枠と欄間枠を独立に用意して、それぞれの縦枠を連結するものと、ドア枠と欄間枠に共通の縦枠を用いるものがある(特許文献1)。
【0003】
前者の場合には、縦枠の連結部を溶接により固定し、研磨機で削って、パテ仕上げを行う必要があり、生産性が悪いものとなっていた。後者の場合には、共通の縦枠を用いることによる生産性向上の利点はあるが、ドア枠の縦枠と欄間枠の縦枠に要求される機能は異なるため、ドア枠の縦枠をいかに改修して欄間枠に適合した縦枠を構成するかが重要であり、その改修構造はドア枠の縦枠の形状に依存する。また、欄間を備えた建具に防火性能が要求される場合には、欄間部における防火性能も考慮する必要がある。
実開昭60-174784
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、欄間を備えた建具において、ドア枠の縦枠を改修して欄間枠の縦枠を形成することで、共通の縦枠を用いた縦具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
かかる課題を解決するべく本発明が採用した技術手段は、
開口部を開閉する扉体を備えた扉部と、前記扉部の上方に設けられ、パネルを備えた欄間部と、からなる建具において、
当該建具の全高に亘って延びる左右の縦枠間の空間は、前記縦枠間に連結された無目によって前記扉部と前記欄間部に仕切られており、
各縦枠は、開口部全閉時に、前記扉体の見込面が対向する見込壁と、前記扉体の幅方向両端部が当接する気密材が嵌入された凹部と、を備え、
各縦枠の欄間部に対応する上側部位において、前記見込壁には押縁が設けられ、前記凹部には塞ぎ材が設けられ、前記押縁の見付部と前記塞ぎ材の見付部との間に形成された溝部に前記パネルの幅方向両端部位が固定されている、
建具、である。
【0006】
1つの態様では、前記パネルの第1見付面の幅方向両端部位は、熱膨張材を介して前記塞ぎ材の前記見付部に当接しており、
前記パネルの第2見付面の幅方向両端部位は、熱膨張材を介して前記押縁の前記見付部に当接している。
【0007】
1つの態様では、左右の縦枠の上側部位と、前記左右の縦枠の上側部位間に連結された上枠と、前記無目と、から欄間枠が形成されており、
前記欄間枠には、前記パネルの四周の端部を受け入れる四周状の溝部が形成されており、
前記パネルの四周の端部は、前記四周状の溝部内において、屋内外から熱膨張材で挟み込まれた状態で前記四周状の溝部に固定されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、開口部全閉時に扉体の見込面が対向する見込壁に押縁を設け、扉部の縦枠に要求される気密材を設ける凹部を利用して当該凹部に塞ぎ材を設けることで、扉部の縦枠を欄間部の縦枠に改修し、押縁の見付部と塞ぎ材の見付部との間にパネルの幅方向端部を受け入れる溝部を形成したので、欄間を備えた建具であって、共通の縦枠を用いた建具を得ることができる。
また、本発明に係る縦枠の改修構造は、パネルを受け入れる溝部を形成する対向状の見付部を利用して熱膨張材を挟み込むことができ、欄間部に防火性能を付与することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係る建具の正面図である。
本実施形態に係る建具の縦断面図である。
本実施形態に係る建具の扉部の横断面図である。
本実施形態に係る建具の欄間部の横断面図である。
図4の部分拡大図である。
図5のA矢視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[A]建具の全体構成
図1に示すように、本実施形態に係る建具は、開口部を開閉する扉体1を備えた扉部1´と、扉部1´の上方に設けられ、ガラスパネル2を備えた欄間部2´と、からなる。建具の枠部は、当該建具の全高に亘って延びる左右の縦枠3、4と、縦枠3の上端を水平に接続する上枠5と、縦枠3、4の下端を水平に接続する下枠6と、左右の縦枠3、4の上方部位を水平に接続する無目7と、から形成されている。本明細書において、「屋外側」、「屋内側」という文言は、実際に屋外側、屋内側に位置することを指すことに限定されず、屋内外方向の相対的な位置関係を示す場合にも用いられる点に留意されたい。
(【0011】以降は省略されています)

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