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公開番号2025059273
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023169255
出願日2023-09-29
発明の名称ドア
出願人大建工業株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類E06B 7/28 20060101AFI20250403BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】電気錠が設置されるドアにおいて、ドア本体の上部の強度を確保して、ドアクローザーの取り付けを可能にする。
【解決手段】矩形枠状の外枠Fにおいて、戸先側の第1縦枠Faには、電気錠設置部Rに到達する第1配線通路Paが設けられ、戸尻側の第2縦枠Fbには、通電金具設置部Cに到達する第2配線通路Pbが設けられ、天井側の第1横枠Fcには、第1配線通路Pa及び第2配線通路Pbに連通する第3配線通路Pcが設けられ、第3配線通路Pcは、外枠Fの枠外側に開口し、外枠Fの枠内から枠外に向かう方向の高さが戸先側で相対的に高く、戸尻側で相対的に低く形成され、戸先側及び戸尻側の間に段差Sが設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
戸先側及び戸尻側にそれぞれ設けられた第1縦枠及び第2縦枠、並びに天井側及び床側に設けられた第1横枠及び第2横枠を含む矩形枠状の外枠と、
上記外枠の一方の表面側に該外枠の枠内を覆うように設けられた第1面材と、
上記外枠の他方の表面側に該外枠の枠内を覆うように設けられた第2面材とを備えたドア本体により構成され、
上記ドア本体の戸先側及び戸尻側には、電気錠及び通電金具を設置する電気錠設置部及び通電金具設置部がそれぞれ設けられ、上記ドア本体の戸尻側が軸支されるドアであって、
上記第1縦枠には、上記電気錠設置部に到達する第1配線通路が該第1縦枠の延びる方向に設けられ、
上記第2縦枠には、上記通電金具設置部に到達する第2配線通路が該第2縦枠の延びる方向に設けられ、
上記第1横枠には、上記第1配線通路及び上記第2配線通路に連通する第3配線通路が設けられ、
上記第3配線通路は、上記外枠の枠外側に開口し、該外枠の枠内から枠外に向かう方向の高さが戸先側で相対的に高く、戸尻側で相対的に低く形成され、戸先側及び戸尻側の間に段差が設けられていることを特徴とするドア。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
請求項1に記載されたドアにおいて、
上記第3配線通路は、上記段差から上記戸先側が上記外枠の枠内から枠外に向かう方向に貫通するように設けられていることを特徴とするドア。
【請求項3】
請求項1又は2に記載されたドアにおいて、
上記第3配線通路には、戸先側に収容された配線コードを隠蔽するカバー部材が着脱可能に設けられていることを特徴とするドア。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ドアに関し、特に、電気錠が設置されるドアに関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、オフィスや商業施設等では、セキュリティー性や操作性等を向上させるために、電気錠を備えたドアを設置することが要望されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、ドア本体のヒンジ側端部に取り付けられた通電部材と反ヒンジ側端部に取り付けられた電気錠とを配線用コードによって接続する玄関ドアにおける電気錠の配線構造が開示されている。この玄関ドアにおける電気錠の配線構造では、ドア本体のヒンジ側に設けられたコード収容溝、反ヒンジ側に設けられたコード収容溝、及び上部に設けられたコード収容部が互いに連通するように設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-303815号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、電気錠が設置されるドアでは、そのドアのサイズにより、電気錠及び通電金具を電気的に接続する配線コードが長さ的に余ってしまうことがある。そのため、電気錠が設置されるドアでは、余った配線コードが移動しないように、ドア本体の上部に設けられた(上記特許文献1のコード収容溝に相当する)配線溝内に余った配線コードを溜めることになる。そうなると、ドア本体の上部の強度が配線溝により低下するので、ドア本体の上部にドアクローザーを取り付けることが困難になってしまう。
【0006】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電気錠が設置されるドアにおいて、ドア本体の上部の強度を確保して、ドアクローザーの取り付けを可能にすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係るドアは、戸先側及び戸尻側にそれぞれ設けられた第1縦枠及び第2縦枠、並びに天井側及び床側に設けられた第1横枠及び第2横枠を含む矩形枠状の外枠と、上記外枠の一方の表面側に該外枠の枠内を覆うように設けられた第1面材と、上記外枠の他方の表面側に該外枠の枠内を覆うように設けられた第2面材とを備えたドア本体により構成され、上記ドア本体の戸先側及び戸尻側には、電気錠及び通電金具を設置する電気錠設置部及び通電金具設置部がそれぞれ設けられ、上記ドア本体の戸尻側が軸支されるドアであって、上記第1縦枠には、上記電気錠設置部に到達する第1配線通路が該第1縦枠の延びる方向に設けられ、上記第2縦枠には、上記通電金具設置部に到達する第2配線通路が該第2縦枠の延びる方向に設けられ、上記第1横枠には、上記第1配線通路及び上記第2配線通路に連通する第3配線通路が設けられ、上記第3配線通路は、上記外枠の枠外側に開口し、該外枠の枠内から枠外に向かう方向の高さが戸先側で相対的に高く、戸尻側で相対的に低く形成され、戸先側及び戸尻側の間に段差が設けられていることを特徴とする。
【0008】
上記の構成によれば、矩形枠状の外枠において、戸先側の第1縦枠には、電気錠設置部に到達する第1配線通路が設けられ、戸尻側の第2縦枠には、通電金具設置部に到達する第2配線通路が設けられ、天井側の第1横枠には、第1配線通路及び第2配線通路に連通する第3配線通路が設けられている。ここで、ドア本体の上部を構成する第1横枠において、第3配線通路は、外枠の枠外側に開口し、外枠の枠内から枠外に向かう方向の高さが戸先側で相対的に高く、戸尻側で相対的に低く形成され、戸先側及び戸尻側の間に段差が設けられている。そのため、外枠の枠内から枠外に向かう方向の高さが相対的に低く形成された第3配線通路の段差から戸尻側には、外枠の枠外側に開口する溝が配置することになる。これにより、第1横枠において、(ドアクローザーを取り付ける)第3配線通路の段差から戸尻側には、溝の底部が配置するので、その底部の中実の構造により、ドア本体の上部の強度を確保することができる。したがって、電気錠が設置されるドアにおいて、ドア本体の上部の強度を確保して、ドアクローザーの取り付けを可能にすることができる。
【0009】
上記第3配線通路は、上記段差から上記戸先側が上記外枠の枠内から枠外に向かう方向に貫通するように設けられていてもよい。
【0010】
上記の構成によれば、第3配線通路の段差から戸先側が外枠の枠内から枠外に向かう方向に貫通するように設けられているので、第3配線通路の段差から戸尻側における枠内から枠外に向かう方向の高さ(溝の深さ)が第3配線通路の段差から戸先側における外枠の枠内から枠外に向かう方向の高さよりも低くすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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