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公開番号
2025085429
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2023199304
出願日
2023-11-24
発明の名称
戸枠連結部材、戸枠、戸枠の施工方法及び建具
出願人
大建工業株式会社
代理人
弁理士法人前田特許事務所
主分類
E06B
3/96 20060101AFI20250529BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】大型の戸枠であっても作業者が単独で容易に戸枠の施工を行えるようにする。
【解決手段】開口部Oに施工される戸枠5の第1縦枠1と上枠3との連結に用いる戸枠連結部材10を、第1縦枠1に固定される板状の固定部11と、該固定部11に連続し、左右方向に延びて上枠3の上面に当接する板状の基部12と、該基部12の下面から下方に突出し、上枠3の上面に形成された凹部7,7に嵌まる係合突起13,13とを備え、開口部Oに施工された第1縦枠1に固定部11が固定された状態で、係合突起13,13を上枠3の凹部7,7に嵌めると、上枠3が第1縦枠1と垂直に連結可能な所定の連結位置に配置されるように構成する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
左右に間隔を空けて配置されて上下方向に延びる第1及び第2縦枠と、左右方向に延びて上記第1及び第2縦枠の上端部を縦勝ちに連結する上枠とを少なくとも備えて開口部に施工される戸枠の上記第1縦枠と上記上枠とを連結するための戸枠連結部材であって、
上記第1縦枠に固定される板状の固定部と、
上記固定部に連続し、左右方向に延びて上記上枠の上面に当接する板状の基部と、
上記基部の下面から下方に突出し、上記上枠の上面に形成された凹部に嵌まる係合突起とを備え、
上記開口部に施工された上記第1縦枠に上記固定部が固定された状態で、上記係合突起を上記上枠の上記凹部に嵌めると、上記上枠が上記第1縦枠と垂直に連結可能な所定の連結位置に配置されるように構成されている
ことを特徴とする戸枠連結部材。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の戸枠連結部材であって、
上記係合突起は、基端側から先端側に向かう程、細くなる先細り形状に形成され、左右方向の上記固定部側の側縁が、先端側から基端側に向かう程、上記固定部に近づくように傾斜している
ことを特徴とする戸枠連結部材。
【請求項3】
請求項2に記載の戸枠連結部材であって、
上記係合突起は、横断面が円形状となるように形成されている
ことを特徴とする戸枠連結部材。
【請求項4】
請求項1に記載の戸枠連結部材であって、
上記基部は、上記固定部に垂直に連続している
ことを特徴とする戸枠連結部材。
【請求項5】
請求項1に記載の戸枠連結部材であって、
上記基部の下面から下方に突出し、上記第1縦枠の内側面に形成された上端から下端に亘る溝の上端部に嵌まることにより、上記溝の上端部を閉塞する閉塞部をさらに備えている
ことを特徴とする戸枠連結部材。
【請求項6】
左右に間隔を空けて配置されて上下方向に延びる第1及び第2縦枠と、左右方向に延びて上記第1及び第2縦枠の上端部を縦勝ちに連結する上枠とを少なくとも備え、開口部に施工された戸枠であって、
請求項1~5のいずれか1つに記載の戸枠連結部材をさらに備え、
上記第1縦枠と上記上枠とは、上記戸枠連結部材を用いて連結され、
上記第2縦枠と上記上枠とは、上記戸枠連結部材を用いずに連結されている
ことを特徴とする戸枠。
【請求項7】
左右に間隔を空けて配置されて上下方向に延びる第1及び第2縦枠と、左右方向に延びて上記第1及び第2縦枠の上端部を縦勝ちに連結する上枠とを少なくとも備える戸枠を開口部に施工する戸枠の施工方法であって、
上記第1縦枠の上端部に、請求項1~5のいずれか1つに記載の戸枠連結部材の上記固定部を固定する固定工程と、
上記固定工程の後、上記第1縦枠を上記開口部に施工する第1縦枠施工工程と、
上記第1縦枠施工工程の後、上記上枠を、上記戸枠連結部材の上記係合突起が上記上枠の上面に形成された上記凹部に嵌まる上記所定の連結位置に配置し、上記開口部に施工する上枠施工工程と、
上記上枠施工工程の後、上記第2縦枠を、上記上枠と縦勝ちに連結されるように、上記開口部に施工する第2縦枠施工工程とを備えている
ことを特徴とする戸枠の施工方法。
【請求項8】
左右に間隔を空けて配置されて上下方向に延びる第1及び第2縦枠と、左右方向に延びて上記第1及び第2縦枠の上端部を縦勝ちに連結する上枠とを少なくとも備える戸枠を開口部に施工する戸枠の施工方法であって、
上記第1縦枠を上記開口部に施工する第1縦枠施工工程と、
上記第1縦枠施工工程の後、上記第1縦枠の内側面に形成された上端から下端に亘る溝の溝底面に、請求項5に記載の戸枠連結部材の上記固定部を固定する固定工程と、
上記固定工程の後、上記上枠を、上記戸枠連結部材の上記係合突起が上記上枠の上面に形成された上記凹部に嵌まる上記所定の連結位置に配置し、上記開口部に施工する上枠施工工程と、
上記上枠施工工程の後、上記第2縦枠を、上記上枠と縦勝ちに連結されるように、上記開口部に施工する第2縦枠施工工程とを備えている
ことを特徴とする戸枠の施工方法。
【請求項9】
請求項6に記載の戸枠を備えた建具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、戸枠連結部材、戸枠、戸枠の施工方法及び建具に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、引戸や開き戸等の建具の戸枠として、少なくとも一対の縦枠と上枠とを備える三方枠や四方枠等が用いられている。これらの戸枠は、各枠材(縦枠、上枠、下枠)を個別に開口部に施工すると位置ずれする虞があるため、予め組み付けて枠組みした上で開口部に施工することが多い(例えば、下記の特許文献1を参照)。
【0003】
特許文献1には、縦枠及び横枠の一方にナットを埋め込み、他方にボルトの挿通穴を形成しておくことにより、挿通穴に挿通させたボルトをナットと螺合させるだけで、施工現場で迅速且つ容易に枠組みできるようにした戸枠が開示されている。このような戸枠によれば、枠組みした状態で開口部に施工するため、高所で縦枠と上枠との位置合わせを行う必要がなく、戸枠を容易に開口部に施工することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-36735号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、開口部の高さや幅が広く、大型の建具を用いる場合、戸枠も大型のもの(高さの高い戸枠や幅広の戸枠)を用いる必要があり、開口部付近に戸枠の枠組みを行える程のスペースがなく、施工前に枠組みすることができない場合があった。また、大型の戸枠を用いる場合、床上で枠組みする作業は一人で行えても、枠組みされた大型の戸枠を持ち上げて開口部内に配置して施工する作業は一人で行うのは困難であった。つまり、大型の戸枠を枠組み後に開口部に施工することとすると、一人で作業できない場合があった。
【0006】
本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので、その目的は、大型の戸枠であっても作業者が単独で容易に戸枠の施工を行えるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明では、開口部に戸枠を施工する際に、開口部に先に施工する第1縦枠に固定されて後に施工する上枠を所定の連結位置に導く戸枠連結部材を戸枠の施工に用いることとした。
【0008】
具体的には、第1の発明は、左右に間隔を空けて配置されて上下方向に延びる第1及び第2縦枠と、左右方向に延びて上記第1及び第2縦枠の上端部を縦勝ちに連結する上枠とを少なくとも備えて開口部に施工される戸枠の上記第1縦枠と上記上枠とを連結するための戸枠連結部材であって、上記第1縦枠に固定される板状の固定部と、上記固定部に連続し、左右方向に延びて上記上枠の上面に当接する板状の基部と、上記基部の下面から下方に突出し、上記上枠の上面に形成された凹部に嵌まる係合突起とを備え、上記開口部に施工された上記第1縦枠に上記固定部が固定された状態で、上記係合突起を上記上枠の上記凹部に嵌めると、上記上枠が上記第1縦枠と垂直に連結可能な所定の連結位置に配置されるように構成されていることを特徴とするものである。
【0009】
第1の発明では、上枠よりも先に開口部に施工される第1縦枠と上枠とを縦勝ちに垂直に連結するために、上記のように構成された戸枠連結部材を用いることとしている。このような戸枠連結部材の固定部を第1縦枠の上端部に固定することにより、第1縦枠の施工後、上枠を施工する際に、上枠の設置予定箇所の上方に、戸枠連結部材の板状の基部が上枠の延伸方向(左右方向)に延びるように配置されることとなる。よって、その基部の下面から下方に突出する係合突起が上枠の上面に形成された凹部に嵌まるように上枠を配置するだけで、上枠を第1縦枠と垂直に連結できる所定の連結位置に容易に配置(位置決め)することができる。つまり、上記戸枠連結部材を用いれば、戸枠の各枠材を個別に開口部に施工することとしても、第1縦枠と上枠とを位置ずれさせることなく、容易に縦勝ちに垂直に連結することができる。第1縦枠と上枠とを垂直に連結することができれば、その後、第2縦枠と上枠とを位置ずれさせることなく、容易に縦勝ちに垂直に連結することができる。従って、第1の発明に係る戸枠連結部材を用いると、大型の戸枠であっても作業者が単独で容易に開口部に施工することが可能になる。
【0010】
第2の発明は、第1の発明において、上記係合突起は、基端側から先端側に向かう程、細くなる先細り形状に形成され、左右方向の上記固定部側の側縁が、先端側から基端側に向かう程、上記固定部に近づくように傾斜していることを特徴とするものである。
(【0011】以降は省略されています)
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