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公開番号2025060069
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170571
出願日2023-09-29
発明の名称建具
出願人株式会社LIXIL
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E06B 3/36 20060101AFI20250403BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】親扉側を通過する人からの見栄えが悪くなることがなく、意匠性を向上させた建具を提供すること。
【解決手段】開口部に取り付けられる枠体と、枠体の内側に互いの戸先面を突き合わせて開閉可能に納められる親扉及び子扉と、子扉を固定するフランス落としと、を有する建具であって、フランス落としは、子扉の戸先側の内部に上下移動可能に設けられる固定部材と、子扉から突出する固定部材の端部を受ける受け金具と、を有し、受け金具の親扉側の端縁の位置は、子扉の戸先面の位置よりも子扉の吊元側に配置される、建具である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
開口部に取り付けられる枠体と、前記枠体の内側に互いの戸先面を突き合わせて開閉可能に納められる親扉及び子扉と、前記子扉を固定するフランス落としと、を有する建具であって、
前記フランス落としは、前記子扉の戸先側の内部に上下移動可能に設けられる固定部材と、前記子扉から突出する前記固定部材の端部を受ける受け金具と、を有し、
前記受け金具の前記親扉側の端縁の位置は、前記子扉の戸先面の位置よりも前記子扉の吊元側に配置される、建具。
続きを表示（約 320 文字）【請求項２】
前記受け金具は、前記固定部材の前記端部を収容する凹部と、前記凹部から外側に延出するフランジ部と、を有し、
前記受け金具は、前記凹部から前記子扉の吊元側に向けて延びる前記フランジ部のみにねじ止め部を有する、請求項１に記載の建具。
【請求項３】
前記受け金具は、前記固定部材の前記端部を収容する凹部と、前記凹部から外側に延出するフランジ部と、を有し、
前記受け金具は、前記凹部から室外側及び室内側の少なくとも一方に延びるフランジ部のみにねじ止め部を有する、請求項１に記載の建具。
【請求項４】
前記受け金具は、前記凹部の内部にねじ止め部を有する、請求項１に記載の建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、建具に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、枠体の内側に開閉可能に設けられる親扉及び子扉のうちの子扉に、フランス落としを設けた建具が知られている（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
一般に、フランス落としは、ユーザの操作によって子扉の戸先側に配置される固定部材を上下移動させ、子扉から突出する固定部材の端部を受け金具の凹部内に収容することによって子扉を開閉不能に固定する。受け金具は、子扉から突出する固定部材の端部の位置に対応して、子扉の上方もしくは下方の枠体等にねじ止めされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２３－３１６０７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
従来の建具では、子扉の戸先面側からフランス落としの受け金具の少なくとも一部が露出しており、親扉側を通過する人から受け金具が目視されてしまう。特に子扉の下方に配置される受け金具の凹部内には、塵埃、水等が溜まり易いため、受け金具の凹部が露出していると、建具の見栄えを悪化させる。
【０００６】
本開示は、親扉側を通過する人からの見栄えが悪くなることがなく、意匠性を向上させた建具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示は、開口部に取り付けられる枠体と、前記枠体の内側に互いの戸先面を突き合わせて開閉可能に納められる親扉及び子扉と、前記子扉を固定するフランス落としと、を有する建具であって、前記フランス落としは、前記子扉の戸先側の内部に上下移動可能に設けられる固定部材と、前記子扉から突出する前記固定部材の端部を受ける受け金具と、を有し、前記受け金具の前記親扉側の端縁の位置は、前記子扉の戸先面の位置よりも前記子扉の吊元側に配置される、建具に関する。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
建具を室外側から見た正面図である。
図１のＡ－Ａ線に沿う横断面図である。
子扉の内部の上部フランス落としを示す縦断面図である。
子扉の内部の下部フランス落としを示す縦断面図である。
枠体に取り付けられた受け金具の一実施形態を示す平面図である。
子扉の上部の戸先面を拡大して示す斜視図である。
子扉の下部の戸先面を拡大して示す斜視図である。
枠体に取り付けられた受け金具の他の実施形態を示す平面図である。
枠体に取り付けられた受け金具の他の実施形態を示す平面図である。
枠体に取り付けられた受け金具の他の実施形態を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本開示の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図１は、建具としての開き戸１を示している。開き戸１は、例えば玄関ドアである。開き戸１は、建物の開口部に設けられる枠体２の内側に、親扉３及び子扉４を開閉可能に納めることによって構成される。
【００１０】
親扉３及び子扉４は、枠体２の内側空間における左右の幅方向のそれぞれ半分の領域を閉鎖する大きさを有する。親扉３及び子扉４において、左右の縦枠２３側を「吊元側」とし、吊元側と反対側を「戸先側」とする。さらに、枠体２、親扉３及び子扉４において、室外側Ｘ１及び室内側Ｘ２を結ぶ方向（親扉３及び子扉４の厚み方向）に沿って配置される面を「見込み面」とする。開き戸１における「上下」の方向は、鉛直方向に沿う上下方向である。
（【００１１】以降は省略されています）

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