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公開番号
2025038602
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-19
出願番号
2023145322
出願日
2023-09-07
発明の名称
換気装置
出願人
オイレスECO株式会社
代理人
個人
主分類
E06B
7/10 20060101AFI20250312BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】メンテナンスが容易な換気装置を提供する。
【解決手段】枠体10の上方に設けられた室内側開口部100と、枠体10の下方に設けられた室外側開口部101とを連通する換気路102を枠体10内に設けるとともに、室外側開口部101を通過する気流を調整する一対のフラップ11a、11bを設けた。また、一対のフラップ11a、11bは、それぞれ、一方の端部110を室外側開口部101の長手方向の縁部104に回転可能に取り付けて、他方の端部111が、室外側開口部101を通過する気流の制限時に互いに対向するようにした。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
外気を室内に取り入れるための換気装置であって、
上方に設けられた室内側開口部、下方に設けられた室外側開口部、および前記室内側開口部と前記室外側開口部との間を連通する換気路を有する枠体と、
前記室外側開口部を通過する気流を調整する一対のフラップと、を備え、
前記一対のフラップは、
それぞれ、一方の端部が、前記室外側開口部の長手方向の縁部に回転可能に取り付けられ、他方の端部が、前記室外側開口部を通過する気流の制限時に互いに対向する
ことを特徴とする換気装置。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の換気装置であって、
前記フラップは、
前記室外側開口部の長手方向において複数に分割されている
ことを特徴とする換気装置。
【請求項3】
請求項1に記載の換気装置であって、
前記フラップは、
前記室外側開口部の閉口時に外気を前記換気路に導くスリットを有する
ことを特徴とする換気装置。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれか一項に記載の換気装置であって、
前記一対のフラップは、
前記室外側開口部の閉口時に前記他方の端部が互いに当接する
ことを特徴とする換気装置。
【請求項5】
請求項1ないし3のいずれか一項に記載の換気装置であって、
前記一対のフラップは、
前記室外側開口部を通過する気流の制限時に前記他方の端部がギャップを介して互いに対向する
ことを特徴とする換気装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、外気を室内に取り入れるための換気装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、窓の開閉による換気が困難な高層ビル等の建築物に換気装置が用いられている。例えば、特許文献1には、室内側開口部と、室外側開口部と、室内側開口部および室外側開口部間を連通する換気空間と、を有する枠体と、換気空間内に配置された風量調整板および複数の弾性体と、を有する換気装置が開示されている。ここで、風量調整板は、一方の端部を回転軸としており、室外側開口部からの流入風量が増大すると、その風圧により室内側開口部を閉じる方向に回転する。また、複数の弾性体は、風量調整板の室内側開口部を閉じる方向への回転に対して反力を段階的に付与し、これにより、風量調整板が室内側開口部を閉じる方向に回転するのを段階的に抑制する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-273256号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の換気装置は、一方の端部を回転軸として回転可能に取り付けられた風量調整板が室内側開口部を閉じる方向に回転するのを、複数の弾性体により段階的に抑制する構造であるため、その性能を維持するためには弾性体の交換等の定期的なメンテナンス作業が必要である。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、メンテナンスが容易な換気装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明では、枠体の上方に設けられた室内側開口部と枠体の下方に設けられた室外側開口部とを連通する換気路を枠体内に設けるとともに、室外側開口部を通過する気流を調整する一対のフラップを設けた。ここで、一対のフラップは、それぞれ、一方の端部を室外側開口部の長手方向の縁部に回転可能に取り付けて、他方の端部が室外側開口部を通過する気流の制限時に他方のフラップの端部と対向するようにした。
【0007】
例えば、本発明は、
外気を室内に取り入れるための換気装置であって、
上方に設けられた室内側開口部、下方に設けられた室外側開口部、および前記室内側開口部と前記室外側開口部との間を連通する換気路を有する枠体と、
前記室外側開口部を通過する気流を調整する一対のフラップと、を備え、
前記一対のフラップは、
それぞれ、一方の端部が、前記室外側開口部の長手方向の縁部に回転可能に取り付けられ、他方の端部が、前記室外側開口部を通過する気流の制限時に互いに対向する。
【発明の効果】
【0008】
本発明では、室外側開口部を通過する気流を調整する一対のフラップが設けられていることにより、室外側開口部を通過する空気の粘性によって、一対のフラップそれぞれの表面に流速の遅い領域である境界層が形成され、この境界層の分だけ室外側開口部を通過する空気の流速が中央付近で速くなり(コアンダ効果)、その結果、一対のフラップで挟まれた領域の気圧がこの領域外の気圧に比べて低くなる。無風あるいは弱風時には、一対のフラップで挟まれた領域とこの領域外との気圧差は生じないか、あるいは生じても小さく、このため、一対のフラップは、自重により室外側開口部を開口し、室外側開口部を通過する気流を制限しない。一方、突風等の強風時には、一対のフラップで挟まれた領域とこの領域外との気圧差が大きくなり、一対のフラップそれぞれの他方の端部が互いに対向する方向に引き寄せられ、これにより、一対のフラップは、室外側開口部を通過する気流を制限する。このため、その性能を維持するために弾性体の交換等の定期的なメンテナンス作業が不要である。したがって、本発明によれば、メンテナンスが容易な換気装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1(A)は、本発明の一実施の形態に係る換気装置1が適用された窓構造の概略平面図であり、図1(B)は、図1(A)に示す窓構造のA-A断面概略拡大図である。
図2(A)は、換気装置1の概略平面図であり、図2(B)は、換気装置1の概略正面図である。
図3は、図2(A)に示す換気装置1のB-B断面概略拡大図である。
図4(A)は、一対のフラップ11a、11bによる室外側開口部101の開口動作を説明するための図であり、図4(B)は、一対のフラップ11a、11bによる室外側開口部101の閉口動作を説明するための図である。
図5(A)は、ゲート12による室外側開口部101の開口状態を説明するための図であり、図5(B)は、ゲート12による室外側開口部101の閉口状態を説明するための図である。
図6(A)および図6(B)は、換気装置の変形例1aを説明するため図であり、換気装置1の図4(A)および図4(B)に相当する図である。
図7(A)および図7(B)は、換気装置の変形例1bを説明するため図であり、換気装置1の図4(A)および図4(B)に相当する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る一実施の形態について図面を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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