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公開番号2025039331
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-21
出願番号2023146359
出願日2023-09-08
発明の名称広告宣伝機能付き止水板
出願人株式会社サワヤ
代理人個人
主分類E06B 5/00 20060101AFI20250313BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】洪水や豪雨等の災害時には建物の出入口に容易に取り付けて建物内への浸水を防ぐことができ、平常時には広告宣伝に使用できる広告宣伝機能付き止水板を提供する。
【解決手段】 広告宣伝機能付き止水板1は、建物の開口部100から建物内への浸水を防ぐための止水板において、板状でありその表面側に広告宣伝用スペース11を備える止水板本体10と、止水板本体の裏面側の左右の側縁に配置される係止部20を備える。係止部は、災害時にはドア枠110を構成する左右の縦枠112に係止し、平常時には窓枠130を構成する左右の縦枠132に係止する。また、縦枠には係止部を係止するための加工が施されておらず、係止部と連結するための部材が取り付けられていない。平常時には止水板を窓枠の縦枠に係止することで広告宣伝用スペースに掲載した企業広告等を通行人等に視認させて宣伝広告効果を得られる。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
建物の開口部から建物内への浸水を防ぐための止水板において、
板状でありその表面側に広告宣伝用スペースを備える止水板本体と、
前記止水板本体の裏面側の左右の側縁に配置される係止部とを備えており、
前記係止部は、災害時にはドア枠を構成する左右の縦枠に係止し、平常時には窓枠を構成する左右の縦枠に係止するものであり、前記縦枠には前記係止部を係止するための加工が施されておらず、また、前記係止部と連結するための部材が取り付けられていないことを特徴とする広告宣伝機能付き止水板。
続きを表示(約 100 文字)【請求項2】
前記係止部は、係止時に前記縦枠を内包する空間と、前記縦枠の左側及び右側に係止する爪部を備える断面コ字状の棒状部材であることを特徴とする請求項1に記載の広告宣伝機能付き止水板。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、洪水や豪雨等の災害時には建物の出入口に容易に取り付けて建物内への浸水を防ぐことができ、平常時には広告宣伝に使用できる広告宣伝機能付き止水板に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
災害時に建物内への浸水を防ぐ手段として土嚢の代わりに止水板を用いることがある。
例えば特許文献1には止水板本体の背面の左右両側縁にパッキン及び永久磁石を取り付け、スライドドアの左右の枠体に強磁性体板を取り付け、使用時に永久磁石を強磁性体板に磁気吸着させることで止水板本体を枠体に固定する技術が開示されている。
特許文献2には止水板の取り付けたプッシュボルトを、スライドドアの左右の枠体に設けた穴(受坪)に挿入することで止水板を枠体に固定する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-134294号公報
特開2016-79641号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献はいずれもドアの枠体側にも何らかの加工が必要であり、加工のコストがかかるという問題がある。また、止水板を使用していない平常時に枠体の見栄えが悪くなるという問題、止水板の保管場所が必要になるという問題、緊急時に保管場所から止水板を運搬するのに時間と手間がかかるという問題がある。
【0005】
本発明は、上記のような問題を考慮して、洪水や豪雨等の災害時には建物の出入口に容易に取り付けて建物内への浸水を防ぐことができ、平常時には広告宣伝に使用できる広告宣伝機能付き止水板を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の広告宣伝機能付き止水板は、建物の開口部から建物内への浸水を防ぐための止水板において、板状でありその表面側に広告宣伝用スペースを備える止水板本体と、前記止水板本体の裏面側の左右の側縁に配置される係止部とを備えており、前記係止部は、災害時にはドア枠を構成する左右の縦枠に係止し、平常時には窓枠を構成する左右の縦枠に係止するものであり、前記縦枠には前記係止部を係止するための加工が施されておらず、また、前記係止部と連結するための部材が取り付けられていないことを特徴とする。
また、前記係止部は、係止時に前記縦枠を内包する空間と、前記縦枠の左側及び右側に係止する爪部を備える断面コ字状の棒状部材であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
平常時には止水板を窓枠の縦枠に係止することで広告宣伝用スペースに掲載した企業広告等を通行人等に視認させて宣伝広告効果を得られる。また、平常時に止水板を倉庫に保管する必要がないという効果も得られる。
縦枠には係止部を係止するための加工を施さず、また、係止部と連結するための金具等の部材を縦枠に取り付けていない。したがって縦枠の見栄えが悪くなることがない。また、災害時には作業者は窓枠に取り付けている止水板を取り外してドア枠に取り付けるだけで済むので短時間で速やかに止水板を設置できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
引き戸式のドア枠と窓枠を備える建物の正面図(a)及びドア枠に止水板を取り付けた状態を示す正面図(b)
止水板の正面図(a)、背面図(b)及び斜視図(c)
開き戸式のドア枠と窓枠を備える建物の正面図(a)及びドア枠に止水板を取り付けた状態を示す正面図(b)
縦枠に係止部を係止させるときの動作を示す平面図(a)~(c)
平常時に止水板を窓枠に取り付けた状態を示す正面図(a)及び災害時に止水板をドア枠に取り付けた状態を示す正面図(b)
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の広告宣伝機能付き止水板(以下、単に「止水板」と表記することがある。)の実施の形態について説明する。
図1に示すように止水板1は建物の開口部100から建物内への浸水を防ぐための部材であり、図2に示すように止水板本体10及び係止部20を備える。
【0010】
開口部100にはドア枠110とドア111が設けられている。
ドア枠110としては左右に縦枠112が存在していればよく、三方枠、四方枠のいずれでも構わない。ドア枠110の素材も特に限定されず、アルミニウムや鉄等の金属、塩化ビニル樹脂等の樹脂、金属と樹脂の複合材料等が挙げられる。
ドアの開閉方法も特に限定されず、図1に示す引き戸式(スライドドア)、図3に示す開き戸式のいずれでも構わない。
ドア枠110の左右には窓枠130が存在しており、窓枠130に窓ガラス131が取り付けられている。窓枠130の左右の縦枠132のうち一方の縦枠132はドア枠110の縦枠112も兼ねている。
(【0011】以降は省略されています)

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