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公開番号
2025006469
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023107282
出願日
2023-06-29
発明の名称
光学ガラス、及び光学素子
出願人
株式会社オハラ
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C03C
3/064 20060101AFI20250109BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】高屈折率低分散の光学恒数を有しながら、化学的耐久性が高く、精密モールド成形が可能な光学ガラス及び光学素子を提供する。
【解決手段】酸化物基準の質量%で、成分の含有量の和(Li
2
O+ZnO)が6.0%以上、成分の含有量の質量比Al
2
O
3
/B
2
O
3
が0超、2.5以下、SiO
2
/B
2
O
3
が0.6以上、(SiO
2
+Al
2
O
3
)/B
2
O
3
が0.8以上、1.65000以上、1.75000以下の屈折率(n
d
)を有し、粉末法耐酸性の等級(RA)が3級以上である光学ガラス。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
酸化物基準の質量%で、
成分の含有量の和(Li
2
O+ZnO)が6.0%以上、
成分の含有量の質量比Al
2
O
3
/B
2
O
3
が0超、2.5以下
SiO
2
/B
2
O
3
が0.6以上、
(SiO
2
+Al
2
O
3
)/B
2
O
3
が0.8以上、
1.65000以上、1.75000以下の屈折率(n
d
)を有し、
粉末法耐酸性の等級(RA)が3級以上である光学ガラス。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
成分の含有量の質量比Al
2
O
3
/B
2
O
3
が1.5以下である、請求項1に記載の光学ガラス。
【請求項3】
アッベ数(ν
d
)が45以上であり、ガラス転移点(Tg)の値が560℃以下である、請求項1又は請求項2に記載の光学ガラス。
【請求項4】
成分の含有量の比Al
2
O
3
/B
2
O
3
に対し、粉末法耐酸性の評価結果が0.65>-0.5411×(Al
2
O
3
/B
2
O
3
)+0.7383である、請求項1又は請求項2に記載の光学ガラス
【請求項5】
成分の含有量の和(SiO
2
+Al
2
O
3
)が18以上である、請求項1又は請求項2に記載の光学ガラス
【請求項6】
請求項1~5のいずれかに記載の光学ガラスからなる光学素子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学ガラス、光学素子に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
光学ガラス、光学素子は、異なる光学領域のレンズを組み合わせてカメラや映像装置などの光学特性を向上させる用途や、光学機器中に搭載し様々な光学設計を実現する用途などに用いることができる。近年は運転記録、自動運転技術などの需要の高まりに伴い、自動車に備える光学機器の市場も拡大している。
【0003】
特に、自動車に搭載する光学機器においては、光学機器自体の小型化・軽量化かつ、広範な範囲の映像取得が求められる都合から、屈折率が高く、低分散の光学ガラスへの需要が大きい。これらの光学ガラスには、自動車に対する厳しい安全基準が適用されることにより、化学的耐久性が高いことが要求される。
【0004】
また、自動車に搭載する光学機器には低コスト・大量生産が求められる背景から、研削や研磨法でレンズを製造するのではなく、ゴブあるいはガラスブロックを切断・研磨したプリフォーム材を加熱軟化させ、これを高精度な面をもつ成形型で加圧成形する精密モールド成形法にて球面・非球面レンズを製造し、研削・研磨工程を省略し、低コスト・大量生産する必要がある。このような精密モールド成形法によるレンズ製造を可能にするために、光学ガラスにはガラス転移点が低いことが要求される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007―137701号公報
WO2018/003720号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
例えば、特許文献1には屈折率(nd)が1.65~1.75、アッベ数(νd)が45以上であり、高い対候性を有し、精密モールド成形に適した光学ガラスが開示されているが、特許文献1に記載されたガラスでは現代の厳しい安全基準に十分に応えるものとは言い難い。
【0007】
また、特許文献2には所望の光学特性を有し、化学的耐久性が良好で、現代の厳しい安全基準に応えうる光学ガラスが開示されているが、精密モールド成形に適用できるものとは言い難い。
【0008】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、高屈折率低分散の光学恒数を有しながら、化学的耐久性が高く、精密モールド成形が可能な光学ガラス及び光学素子を得ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、上記課題を解決するために、鋭意試験研究を重ねた結果、成分の和(Li
2
O+ZnO)を一定以上含有し、SiO
2
成分とAl
2
O
3
成分を含有するガラスにおいて、質量比Al
2
O
3
/B
2
O
3
によって酸に対する重量減少量が予測できることを見出し、それに従いSiO
2
/B
2
O
3
と(SiO
2
+Al
2
O
3
)/B
2
O
3
を調整することによって、高屈折率低分散の光学恒数を有しながら、化学的耐久性が高く、精密モールド成形が可能な光学ガラス及び光学素子が得られることを見出した。
具体的には、本発明は以下のようなものを提供する。
【0010】
(1)酸化物基準の質量%で、
成分の含有量の和(Li
2
O+ZnO)が6.0%以上
成分の含有量の質量比Al
2
O
3
/B
2
O
3
が0超え2.5以下であって、
SiO
2
/B
2
O
3
が0.6以上であり、
(SiO
2
+Al
2
O
3
)/B
2
O
3
が0.8以上であり、
1.65000以上、1.75000以下の屈折率(n
d
)を有し、
粉末法耐酸性の等級(RA)が3級以上である光学ガラス。
(【0011】以降は省略されています)
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