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公開番号
2025030301
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023135471
出願日
2023-08-23
発明の名称
合わせガラスの切断方法、及び合わせガラスの切断装置
出願人
AGC株式会社
代理人
弁理士法人志賀国際特許事務所
,
個人
,
個人
主分類
C03B
33/02 20060101AFI20250228BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】研磨材の代わりに気泡を利用することで、合わせガラスを切断することができ、且つ合わせガラスを切断する際にコンタミネーションを抑制することができる、技術を提供する。
【解決手段】合わせガラスの切断方法は、第1ガラス板と中間膜と第2ガラス板とをこの順番で有する合わせガラスをウォータージェットで切断することを有する。前記ウォータージェットは、加圧した水をノズルから噴射することで発生する噴流であり、前記噴流は、前記加圧した水と気泡を含む。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
第1ガラス板と中間膜と第2ガラス板とをこの順番で有する合わせガラスをウォータージェットで切断することを有する、合わせガラスの切断方法であって、
前記ウォータージェットは、加圧した水をノズルから噴射することで発生する噴流であり、
前記噴流は、前記加圧した水と気泡を含む、合わせガラスの切断方法。
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
前記合わせガラスは、車外側から車内側に第1ガラス板と中間膜と第2ガラス板とをこの順番で有し、車内側から見たときに透過領域と遮光領域とを有し、前記遮光領域の一部に金属層を有し、
前記切断することは、前記合わせガラスを、前記金属層を含む第1切断片と、前記金属層を含まない第2切断片とに切断することを有する、請求項1に記載の合わせガラスの切断方法。
【請求項3】
前記金属層は、前記第1ガラス板と前記第2ガラス板の間に設けられる、請求項2に記載の合わせガラスの切断方法。
【請求項4】
前記ノズルは、前記加圧した水と気体を混合する混合室と、前記混合室に前記加圧した水を供給する第1流路と、前記混合室に気体を供給する第2流路と、前記混合室で混合した前記加圧した水と前記気泡を前記合わせガラスに向けて噴射する第3流路と、を有する、請求項1~3のいずれか1項に記載の合わせガラスの切断方法。
【請求項5】
前記第2流路は、前記第2流路と前記混合室との圧力差を利用して、前記気体である空気を前記混合室に供給する、請求項4に記載の合わせガラスの切断方法。
【請求項6】
第1ガラス板と中間膜と第2ガラス板とをこの順番で有する合わせガラスをウォータージェットで切断する、合わせガラスの切断装置であって、
前記ウォータージェットを噴射するノズルと、
前記ノズルに対して加圧した水を供給する供給部と、
を備え、
前記ウォータージェットは、前記加圧した水を前記ノズルから噴射することで発生する噴流であり、
前記噴流は、前記加圧した水と気泡を含む、合わせガラスの切断装置。
【請求項7】
前記ノズルは、前記加圧した水と気体を混合する混合室と、前記混合室に前記加圧した水を供給する第1流路と、前記混合室に気体を供給する第2流路と、前記混合室で混合した前記加圧した水と前記気泡を前記合わせガラスに向けて噴射する第3流路と、を有する、請求項6に記載の合わせガラスの切断装置。
【請求項8】
前記第2流路は、前記第2流路と前記混合室との圧力差を利用して、前記気体である空気を前記混合室に供給する、請求項7に記載の合わせガラスの切断装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、合わせガラスの切断方法、及び合わせガラスの切断装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、合わせガラスの加工方法が記載されている。合わせガラスは、2枚のガラス板と、2枚のガラス板を接着する中間膜と、を有する。特許文献1では、アブレシブジェット加工装置を用いて合わせガラスを切断する。アブレシブジェット加工は、加圧した水に研磨材を添加して対象物を加工する技術である。特許文献1には、研磨材として、例えばガーネット砥粒が好適であることが記載されている。
【0003】
特許文献2には、合わせガラスを構成するガラス板と中間膜を分離する分離装置が記載されている。分離装置は、処理液を収容する液槽と、液槽の内部において回転させられるバレル容器と、処理液の温度を調整する温度調整装置と、を備える。合わせガラスは、予めガラス板を破砕した上で、バレル容器の内部に投入され、処理液に浸漬される。バレル容器を回転させることで、ガラス板と中間膜にせん断応力を加えることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-178614号公報
国際公開第2007/111385号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来、アブレシブジェット加工によって、合わせガラスを切断することが検討されている。アブレシブジェット加工では、研磨材を使用する。研磨材は、切断片を汚染してしまう。汚染された切断片を再利用するには、合わせガラスのリサイクル方法において、洗浄工程を新たに設ける必要があるため、製造コストが増大する。
【0006】
本開示の一態様は、合わせガラスを切断することができ、且つ合わせガラスを切断する際にコンタミネーションを抑制することができる、技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る合わせガラスの切断方法は、第1ガラス板と中間膜と第2ガラス板とをこの順番で有する合わせガラスをウォータージェットで切断することを有する。前記ウォータージェットは、加圧した水をノズルから噴射することで発生する噴流であり、前記噴流は、前記加圧した水と気泡を含む。
【0008】
本開示の一態様に係る合わせガラスの切断装置は、第1ガラス板と中間膜と第2ガラス板とをこの順番で有する合わせガラスをウォータージェットで切断する、合わせガラスの切断装置であって、前記ウォータージェットを噴射するノズルと、前記ノズルに対して加圧した水を供給する供給部と、を備え、前記ウォータージェットは、前記加圧した水を前記ノズルから噴射することで発生する噴流であり、前記噴流は、前記加圧した水と気泡を含む。
【発明の効果】
【0009】
本開示の一態様によれば、研磨材の代わりに気泡を利用することで、合わせガラスを切断することができ、且つ合わせガラスを切断する際にコンタミネーションを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、一実施形態に係る合わせガラスのリサイクル方法を示すフローチャートである。
図2は、車内側から見た合わせガラスの一例を示す図である。
図3は、車内側から見た合わせガラスの切断予定線の一例を示す図である。
図4は、合わせガラスの一例を示す断面図である。
図5は、図1のステップS102の一例を示す断面図である。
図6は、図1のステップS103の一例を示す断面図である。
図7は、切断装置の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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