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公開番号
2024162116
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2023077343
出願日
2023-05-09
発明の名称
ガラス板の製造方法及び製造装置
出願人
日本電気硝子株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C03B
35/20 20060101AFI20241114BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】ガラス板の検査を効率良く行う。
【解決手段】ガラス板の製造方法は、ガラス板Gを受け取り位置P3から検査ゾーン13を通過して受け渡し位置P4まで搬送装置17によって搬送する搬送工程と、搬送工程を実行中に検査ゾーン13内でガラス板Gを検査装置21aにより検査する検査工程S5と、を備える。搬送装置17は、第一上辺把持部20a及び第二上辺把持部20bを備える。搬送工程では、第一上辺把持部20aがガラス板Gを次工程に受け渡してから、第二上辺把持部20bがガラス板Gを次工程に受け渡すまでの間に、第一上辺把持部20aが受け渡し位置P4から受け取り位置P3に向かう方向に移動を開始する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
縦姿勢のガラス板を受け取り位置から検査ゾーンを通過して受け渡し位置まで搬送装置によって搬送する搬送工程と、前記搬送工程を実行中に前記検査ゾーン内で前記ガラス板を検査装置により検査する検査工程と、を備えるガラス板の製造方法であって、
前記搬送装置は、前記ガラス板の上辺を把持する第一上辺把持部及び第二上辺把持部を含み、
前記第一上辺把持部及び前記第二上辺把持部は、前記受け取り位置と前記受け渡し位置との間を往復移動するように構成され、
前記搬送工程では、前記第一上辺把持部が前記ガラス板を次工程に受け渡してから、前記第二上辺把持部が前記ガラス板を次工程に受け渡すまでの間に、前記第一上辺把持部が前記受け渡し位置から前記受け取り位置に向かう方向に移動を開始することを特徴とするガラス板の製造方法。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記搬送装置は、前記検査ゾーンにおいて前記第一上辺把持部又は前記第二上辺把持部で前記上辺を把持された前記ガラス板の下辺を把持する下辺把持部を備えることを特徴とする請求項1に記載のガラス板の製造方法。
【請求項3】
前記第二上辺把持部が把持する前記ガラス板に対する前記検査工程の終了後から前記第二上辺把持部が前記ガラス板を次工程に受け渡すまでの間に、前記下辺把持部は、前記第二上辺把持部が把持している前記ガラス板の前記下辺の把持を解除し、前記受け渡し位置から前記受け取り位置へ向かう方向に移動を開始することを特徴とする請求項2に記載のガラス板の製造方法。
【請求項4】
前記第一上辺把持部及び前記第二上辺把持部は、前記ガラス板の搬送方向に対して交差する方向に移動可能であり、
前記ガラス板の搬送方向において、前記第一上辺把持部の位置と前記第二上辺把持部の位置とが重なるとき、前記ガラス板の前記搬送方向に対して垂直な方向において、前記第一上辺把持部の位置と前記第二上辺把持部の位置が異なることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のガラス板の製造方法。
【請求項5】
前記第一上辺把持部及び前記第二上辺把持部は、前記ガラス板の板厚方向に移動可能であることを特徴とする請求項4に記載のガラス板の製造方法。
【請求項6】
前記第一上辺把持部は、前記第二上辺把持部が把持する前記ガラス板に対する前記検査工程の終了後に、前記受け渡し位置から前記受け取り位置に向かう方向に移動を開始することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のガラス板の製造方法。
【請求項7】
前記検査装置は、前記ガラス板を撮像する撮像装置を備え、
前記検査工程では、前記撮像装置は、前記下辺把持部の移動速度に同期して前記ガラス板を撮像することを特徴とする請求項2又は3に記載のガラス板の製造方法。
【請求項8】
縦姿勢のガラス板を受け取り位置から検査ゾーンを通過して受け渡し位置まで搬送する搬送装置と、前記搬送装置によって搬送される前記ガラス板を前記検査ゾーン内で検査する検査装置と、を備えるガラス板の製造装置であって、
前記搬送装置は、前記ガラス板の上辺を把持する第一上辺把持部及び第二上辺把持部を含み、
前記第一上辺把持部及び前記第二上辺把持部は、前記受け取り位置と前記受け渡し位置との間を往復移動するように構成されることを特徴とするガラス板の製造装置。
【請求項9】
前記搬送装置は、前記検査ゾーンで前記第一上辺把持部又は前記第二上辺把持部で前記上辺を把持された前記ガラス板の下辺を把持する下辺把持部を備えることを特徴とする請求項8に記載のガラス板の製造装置。
【請求項10】
前記第一上辺把持部、前記第二上辺把持部、前記下辺把持部、及び前記検査装置を制御する制御装置を備え、
前記制御装置は、前記第二上辺把持部が前記受け取り位置から前記受け渡し位置まで前記ガラス板を搬送する間に、前記第一上辺把持部が前記受け渡し位置から前記受け取り位置に向かう方向に移動を開始するように、前記第一上辺把持部及び前記第二上辺把持部を制御し、
前記制御装置は、前記第二上辺把持部が把持する前記ガラス板に対する前記検査装置の検査終了後から前記第二上辺把持部が前記ガラス板を前記受け渡し位置まで搬送するまでの間に、前記第二上辺把持部が把持している前記ガラス板の下辺に対する前記下辺把持部による把持を解除させ、前記受け渡し位置から前記受け取り位置に向かう方向に移動を開始するように前記下辺把持部を制御することを特徴とする請求項9に記載のガラス板の製造装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガラス板の製造方法及び製造装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
周知のように、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等に代表されるディスプレイには、ガラス板が使用されている。
【0003】
このガラス板を製造する方法として、まず、ダウンドロー法(例えばオーバーフローダウンドロー法)やフロート法により、溶融ガラスから連続的にガラスリボンを成形する。その後、ガラスリボンを所定の長さ毎に幅方向に沿って切断する。ガラスリボンから矩形状のガラス板が切り出される(例えば特許文献1参照)。その後、ガラス板は各種の加工工程を経て所定の形状に加工される。
【0004】
上記の工程を経て製造されたガラス板は、微小な傷や異物等の欠陥の有無について検査される。例えば特許文献2は、ガラス板を検査するための装置を開示する。検査装置は、ガラス板を縦姿勢で搬送する搬送装置と、搬送装置によって搬送されるガラス板を検査する欠陥検査手段と、を備える(同文献の段落0031参照)。
【0005】
この検査装置における搬送装置は、縦姿勢のガラス板の上下方向で対向した一対の辺部である上辺部と下辺部とを、それぞれ支持する二組のチャック群を備える(同文献の段落0032参照)。欠陥検査手段は、ガラス板の搬送経路に配置されると共に、上下方向に沿って並べられた複数のカメラを備えるラインセンサにより構成される(同文献の0037参照)。
【0006】
上記の検査装置によってガラス板を検査する工程では、欠陥検査手段の前を通過する搬送中のガラス板の面に対し、当該ガラス板を挟んで反対側に設置された光源から照射され、ガラス板を透過した光をラインセンサのカメラで受光する。カメラが受光する光量の変化に基づいて、ガラス板に含まれる欠陥の有無が検査される(同文献の段落0037参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2012-197185号公報
特開2014-211415号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記のようなガラス板の製造方法では、検査工程におけるガラス板の検査時間が他の工程に係る時間と比較して長くなっており、ガラス板の生産性を向上させるために、検査工程の効率化が求められている。
【0009】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、ガラス板の検査を効率良く行うことを技術的課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
(1) 本発明は上記の課題を解決するためのものであり、縦姿勢のガラス板を受け取り位置から検査ゾーンを通過して受け渡し位置まで搬送装置によって搬送する搬送工程と、前記搬送工程を実行中に前記検査ゾーン内で前記ガラス板を検査装置により検査する検査工程と、を備えるガラス板の製造方法であって、前記搬送装置は、前記ガラス板の上辺を把持する第一上辺把持部及び第二上辺把持部を含み、前記第一上辺把持部及び前記第二上辺把持部は、前記受け取り位置と前記受け渡し位置との間を往復移動するように構成され、前記搬送工程では、前記第一上辺把持部が前記ガラス板を次工程に受け渡してから、前記第二上辺把持部が前記ガラス板を次工程に受け渡すまでの間に、前記第一上辺把持部が前記受け渡し位置から前記受け取り位置に向かう方向に移動を開始することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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