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公開番号
2024176749
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023095529
出願日
2023-06-09
発明の名称
ガラス物品の製造方法
出願人
日本電気硝子株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C03B
17/06 20060101AFI20241212BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】Mgの含有量が少ない溶融ガラスを成形体に沿って流した場合でも、成形体からガラス物品の欠陥となり得る異物が発生するのを抑制する。
【解決手段】ガラス物品の製造方法は、成形体3に沿って溶融ガラスGm1を流すことにより、溶融ガラスGm1からガラスリボンGrを成形する成形工程を備える。成形工程では、成形体3が表層にネフェライト層Nを有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
成形体に沿って第一溶融ガラスを流すことにより、前記第一溶融ガラスからガラスリボンを成形する成形工程を備えるガラス物品の製造方法であって、
前記成形工程では、前記成形体が表層にネフェライト層を有することを特徴とするガラス物品の製造方法。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記成形工程の前工程として、Na
2
O及びK
2
Oを含有する第二溶融ガラスを前記成形体に沿って流すことにより、前記成形体の表層に前記ネフェライト層を形成するネフェライト層形成工程を備える請求項1に記載のガラス物品の製造方法。
【請求項3】
前記ネフェライト層形成工程の前工程として、MgOを含有する第三溶融ガラスを前記成形体に沿って流すことにより、前記成形体の表層にスピネル層を形成するスピネル層形成工程を備える請求項2に記載のガラス物品の製造方法。
【請求項4】
前記成形体が、アルミナ系耐火物からなる請求項3に記載のガラス物品の製造方法。
【請求項5】
前記ネフェライト層が、K
2
Oを含有する請求項1~4のいずれか1項に記載のガラス物品の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガラス物品の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
ガラス板やガラスロールなどのガラス物品の製造方法は、例えば、オーバーフローダウンドロー法などを用いる場合には、成形体に沿って溶融ガラスを流してガラスリボンを成形する成形工程を含む。成形されたガラスリボンは、下流側に搬送されながら室温付近まで冷却された後、ガラス板を得るために所定長さ毎に切断されたり、ガラスロールを得るためにロール状に巻き取られたりする(例えば特許文献1を参照)。
【0003】
この種の成形工程では、例えば、ガラス物品において成形体の構成成分に由来する欠陥が発生するのを抑制するために、スピネル(MgAl
2
O
4
)を主成分として含むスピネル層が表層に形成された成形体を用いる場合がある(例えば特許文献2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-062433号公報
国際公開第2021/124892号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
成形工程で表層にスピネル層を有する成形体を用いる場合、Mgの含有量が少ない溶融ガラスを成形体に沿って流すと、スピネル層が剥離するという問題が生じ得る。このようにスピネル層が剥離すると、その剥離物が溶融ガラス中に混入し、製造されるガラス物品に欠陥が発生するおそれがある。
【0006】
本発明は、Mgの含有量が少ない溶融ガラスを成形体に沿って流した場合でも、成形体からガラス物品の欠陥となり得る異物が発生するのを抑制することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1) 上記の課題を解決するために創案された本発明は、成形体に沿って第一溶融ガラスを流すことにより、第一溶融ガラスからガラスリボンを成形する成形工程を備えるガラス物品の製造方法であって、成形工程では、成形体が表層にネフェライト層を有することを特徴とする。
【0008】
このようにすれば、第一溶融ガラスにおけるMgOの含有量が少なくても、成形体からガラス物品の欠陥となり得る異物(例えば剥離物)が発生するのをネフェライト層によって抑制できる。
【0009】
(2) 上記(1)の構成において、成形工程の前工程として、Na
2
O及びK
2
Oを含有する第二溶融ガラスを成形体に沿って流すことにより、成形体の表層にネフェライト層を形成するネフェライト層形成工程を備えることが好ましい。
【0010】
このようにすれば、成形工程において、表層にネフェライト層が形成された成形体を確実に用いることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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