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公開番号2025005710
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023106007
出願日2023-06-28
発明の名称光ファイバ用母材の製造方法
出願人住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人信栄事務所
主分類C03B 37/014 20060101AFI20250109BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約【課題】ヘリウムガスの使用量を低減できる光ファイバ用母材の製造方法を提供する。
【解決手段】光ファイバ用母材の製造方法は、窒素、アルゴン、または窒素とアルゴンの混合ガスである不活性ガスと、脱水ガスとを炉心管に供給しながら、多孔質ガラス母材を加熱する脱水工程と、前記脱水工程の後、前記脱水ガスの供給を停止して、前記不活性ガスを前記炉心管に供給しながら、前記多孔質ガラス母材を加熱する第一透明化工程と、前記第一透明化工程の後、前記不活性ガスの供給を停止して、ヘリウムガスを炉心管に供給しながら、前記多孔質ガラス母材を下降させて加熱する第二透明化工程と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
製品となる有効部と、前記有効部の下に位置する製品とならない非有効部と、を有する多孔質ガラス母材を炉心管内で加熱処理する光ファイバ用母材の製造方法であって、
窒素、アルゴン、または窒素とアルゴンの混合ガスである不活性ガスと、脱水ガスとを前記炉心管に供給しながら、前記多孔質ガラス母材を加熱する脱水工程と、
前記脱水工程の後、前記脱水ガスの供給を停止して、前記不活性ガスを前記炉心管に供給しながら、前記多孔質ガラス母材を加熱する第一透明化工程と、
前記第一透明化工程の後、前記不活性ガスの供給を停止して、ヘリウムガスを前記炉心管に供給しながら、前記多孔質ガラス母材を下降させて加熱する第二透明化工程と、
を備える、光ファイバ用母材の製造方法。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記脱水ガスは塩素ガスである、請求項1に記載の光ファイバ用母材の製造方法。
【請求項3】
前記第一透明化工程において前記非有効部の少なくとも一部を透明化する請求項1または請求項2に記載の光ファイバ用母材の製造方法。
【請求項4】
前記第一透明化工程から前記第二透明化工程への切り替えを、前記多孔質ガラス母材の下降を開始してから、前記非有効部と前記有効部との境界がヒートゾーンに入るまでの間に行う、
請求項3に記載の光ファイバ用母材の製造方法。
【請求項5】
前記第一透明化工程から前記第二透明化工程への切り替えを、前記多孔質ガラス母材の下降を開始してから、前記非有効部の下端を基準として、前記非有効部と前記有効部との境界の高さの1/2の高さに位置する部分がヒートゾーンに入るまでの間に行う、
請求項4に記載の光ファイバ用母材の製造方法。
【請求項6】
前記第二透明化工程において、前記炉心管から排出される前記ヘリウムガスを回収する請求項1に記載の光ファイバ用母材の製造方法。
【請求項7】
前記脱水ガスの供給を停止してから少なくとも30分経過した後に前記ヘリウムガスの回収を行う、請求項6に記載の光ファイバ用母材の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、光ファイバ用母材の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、透明ガラス化工程の前に炉心管内をヘリウムガスで換気する工程を含む光ファイバ用多孔質母材の製造方法を開示している。特許文献2は、多孔質母材の終了端側(上端側)の非有効部を焼結するときに窒素ガスまたはアルゴンガスを用いることを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-65621号公報
特開2014-214066号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
多孔質ガラス母材の透明化には通常ヘリウムガスが用いられる。しかしながらヘリウムガスは高価であるため、ヘリウムガスの使用量を低減することが望まれる。特許文献1に記載された方法では、透明化工程前にヘリウムガスを用いて炉心管内を換気しているため、ヘリウムガスの使用量が多い。特許文献2は多孔質母材の上端側の焼結を窒素ガスで行う方法を開示しているが、下端側については非有効部であってもヘリウムガスによる焼結が必要である。
【0005】
本開示は、ヘリウムガスの使用量を低減できる光ファイバ用母材の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の光ファイバ用母材の製造方法は、製品となる有効部と、前記有効部の下に位置する製品とならない非有効部と、を有する多孔質ガラス母材を炉心管内で加熱処理する光ファイバ用母材の製造方法であって、
窒素、アルゴン、または窒素とアルゴンの混合ガスである不活性ガスと、脱水ガスとを前記炉心管に供給しながら、前記多孔質ガラス母材を加熱する脱水工程と、
前記脱水工程の後、前記脱水ガスの供給を停止して、前記不活性ガスを前記炉心管に供給しながら、前記多孔質ガラス母材を加熱する第一透明化工程と、
前記第一透明化工程の後、前記不活性ガスの供給を停止して、ヘリウムガスを前記炉心管に供給しながら、前記多孔質ガラス母材を下降させて加熱する第二透明化工程と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示の光ファイバ用母材の製造方法によれば、ヘリウムガスの使用量を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、光ファイバ用母材の加熱炉の一例を示す断面図である。
図2は、多孔質ガラス母材の下端の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に、本開示の実施形態を列記して説明する。本開示の一実施形態に係る光ファイバ用母材の製造方法は、
(1)製品となる有効部と、前記有効部の下に位置する製品とならない非有効部と、を有する多孔質ガラス母材を炉心管内で加熱処理する光ファイバ用母材の製造方法であって、
窒素、アルゴン、または窒素とアルゴンの混合ガスである不活性ガスと、脱水ガスとを前記炉心管に供給しながら、前記多孔質ガラス母材を加熱する脱水工程と、
前記脱水工程の後、前記脱水ガスの供給を停止して、前記不活性ガスを前記炉心管に供給しながら、前記多孔質ガラス母材を加熱する第一透明化工程と、
前記第一透明化工程の後、前記不活性ガスの供給を停止して、ヘリウムガスを前記炉心管に供給しながら、前記多孔質ガラス母材を下降させて加熱する第二透明化工程と、
を備える。
【0010】
本実施形態によれば、ヘリウムガスを使用せずに多孔質ガラス母材の下端を加熱するため、ヘリウムガスの使用量を低減できる。
(【0011】以降は省略されています)

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