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公開番号
2025031772
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2024221441,2021025627
出願日
2024-12-18,2021-02-19
発明の名称
ガラス部材の製造方法およびガラス部材
出願人
AGC株式会社
代理人
個人
,
弁理士法人ITOH
主分類
C03C
23/00 20060101AFI20250228BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】従来に比べてより良好な耐擦傷性を有するガラス部材の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】ガラス部材の製造方法であって、500℃~900℃の温度において、被処理ガラスの表面にフッ化物を接触させた状態で、前記被処理ガラスを水蒸気を含む雰囲気に暴露することを含む、製造方法。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
ガラス部材の製造方法であって、
500℃~900℃の温度において、被処理ガラスの表面にフッ化物を接触させた状態で、前記被処理ガラスを水蒸気を含む雰囲気に暴露することを含む、製造方法。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記雰囲気における水蒸気分圧は、0.5vol%~100vol%の範囲である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
前記フッ化物は、アルカリ金属フッ化物およびアルカリ土類フッ化物の少なくとも一つを含む、請求項1または2に記載の製造方法。
【請求項4】
前記フッ化物は、前記被処理ガラスにフッ化水素ガスを供給することにより、前記表面にフッ化物層として設置される、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の製造方法。
【請求項5】
さらに、フッ化物を除去することを含む、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の製造方法。
【請求項6】
さらに、前記被処理ガラスを水蒸気を含む雰囲気に暴露した後、前記被処理ガラスを塩酸で処理することを含む、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の製造方法。
【請求項7】
表面を有するガラス部材であって、
前記表面における赤外線反射分光法により、法線に対して10゜の角度で得られた反射特性プロファイルを、波数920cm
-1
~980cm
-1
の範囲にピークを有する第1のピーク領域と、波数1040cm
-1
~1120cm
-1
の範囲における第2のピーク領域とにピーク分離し、前記第1のピーク領域の面積をS
1
とし、前記第2のピーク領域の面積をS
2
としたとき、
比S
1
/S
2
は、0.8以上である、ガラス部材。
【請求項8】
当該ガラス部材は、表面層を有し、
前記表面は、前記表面層の表面に相当する、請求項7に記載のガラス部材。
【請求項9】
前記表面層は、フッ素濃度が10原子%未満であり、
原子濃度表記において、前記表面層におけるアルカリ土類金属の濃度をC
es
とし、当該ガラス部材のバルクにおけるアルカリ土類金属の濃度をC
eb
としたとき、
比C
es
/C
eb
は、1.4以上である、請求項8に記載のガラス部材。
【請求項10】
原子濃度表記において、前記表面層におけるアルカリ土類金属の濃度とアルカリ金属の濃度の総和をC
1
とし、当該ガラス部材のバルクにおけるアルカリ土類金属の濃度とアルカリ金属の濃度の総和をC
2
としたとき、
比C
1
/C
2
は、1.4以上である、請求項9に記載のガラス部材。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガラス部材の製造方法およびガラス部材に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
カバーガラスのような一部のガラス部材には、しばしば、表面に耐擦傷性が要求される場合がある。
【0003】
そのような耐擦傷性を得るための最も簡便な方法は、ガラス部材の表面に、樹脂フィルムのような保護フィルムを貼付することである。
【0004】
しかしながら、樹脂フィルムは、耐熱性の観点から問題がある。また、樹脂フィルムをガラス部材に貼付すると、その後、ガラス部材を切断することが難しくなる場合がある。このため、ガラス部材を切断する際には、一旦、樹脂フィルムをガラス部材から除去する作業が必要となる。
【0005】
本願発明者らにより出願された特許文献1では、上記問題に対処するため、ガラス部材の表面にフッ素含有層を形成することが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-194145号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載のガラス部材では、フッ素含有層により、ある程度の耐擦傷性を表面に付与することができる。しかしながら、近年、耐擦傷性に対するニーズは益々高まる傾向にあり、ガラス部材に対してさらなる耐擦傷性が求められるようになってきた。
【0008】
本発明は、このような背景に鑑みなされたものであり、本発明では、従来に比べてより良好な耐擦傷性を有するガラス部材の製造方法を提供することを目的とする。また、本発明では、従来に比べてより良好な耐擦傷性を有するガラス部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明では、ガラス部材の製造方法であって、
500℃~900℃の温度において、被処理ガラスの表面にフッ化物を接触させた状態で、前記被処理ガラスを水蒸気を含む雰囲気に暴露することを含む、製造方法が提供される。
【0010】
また、本発明では、表面を有するガラス部材であって、
前記表面における赤外線反射分光法により、法線に対して10゜の角度で得られた反射特性プロファイルを、波数920cm
-1
~980cm
-1
の範囲にピークを有する第1のピーク領域と、波数1040cm
-1
~1120cm
-1
の範囲における第2のピーク領域とにピーク分離し、前記第1のピーク領域の面積をS
1
とし、前記第2のピーク領域の面積をS
2
としたとき、
比S
1
/S
2
は、0.8以上である、ガラス部材が提供される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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