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公開番号
2025048728
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-03
出願番号
2024102237
出願日
2024-06-25
発明の名称
貼合装置および貼合方法
出願人
AGC株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
,
個人
,
個人
主分類
B65H
37/04 20060101AFI20250326BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】第1ラミネートフィルムの搬送方向における第1ラミネートフィルムと第1基板の位置ずれを抑制する、技術を提供する。
【解決手段】貼合装置は、第1基板の搬送経路と第1ラミネートフィルムの搬送経路が合流する第1合流地点で前記第1基板と前記第1ラミネートフィルムを貼合する第1貼合部を備える。前記第1ラミネートフィルムと、前記第1ラミネートフィルムをその搬送方向に間隔をおいて複数保持する第1キャリアフィルムとは、第1積層フィルムを構成する。前記第1積層フィルムは、前記第1ラミネートフィルムごとに前記第1ラミネートフィルムの位置を示す第1アライメントマークを有する。前記貼合装置は、前記第1ラミネートフィルムの搬送経路の前記第1合流地点よりも手前で、前記第1アライメントマークを検出し、その検出結果に基づき、前記第1ラミネートフィルムの搬送を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1主面と前記第1主面とは反対向きの第2主面とを有する第1基板の搬送経路を形成する第1基板搬送部と、
前記第1基板の前記第1主面に貼合する第1ラミネートフィルムの搬送経路と、前記第1ラミネートフィルムをその搬送方向に間隔をおいて複数保持する第1キャリアフィルムの搬送経路と、を形成する第1フィルム搬送部と、
前記第1基板の搬送経路と前記第1ラミネートフィルムの搬送経路が合流する第1合流地点で、前記第1基板と前記第1ラミネートフィルムを貼合することで、第2基板を作製する第1貼合部と、
を備え、
前記第1ラミネートフィルムと前記第1キャリアフィルムとは第1積層フィルムを構成し、
前記第1積層フィルムは、前記第1ラミネートフィルムごとに前記第1ラミネートフィルムの位置を示す第1アライメントマークを有し、
前記第1ラミネートフィルムの搬送経路の前記第1合流地点よりも手前で、前記第1アライメントマークを検出する第1マーク検出部と、
前記第1マーク検出部の検出結果に基づき、前記第1ラミネートフィルムの搬送を制御する制御部と、
を備える、貼合装置。
続きを表示(約 2,900 文字)
【請求項2】
前記第1アライメントマークは、貫通孔または切り欠きであり、前記第1積層フィルムをその厚さ方向に貫通して形成される、請求項1に記載の貼合装置。
【請求項3】
前記第1フィルム搬送部は、予めロール状に巻き取られた前記第1積層フィルムを巻き出す第1巻出軸と、前記第1キャリアフィルムの搬送経路の前記第1合流地点よりも手前で前記第1キャリアフィルムを折り返すことで前記第1キャリアフィルムと前記第1ラミネートフィルムを剥離する第1剥離体と、前記第1剥離体で折り返した前記第1キャリアフィルムをロール状に巻き取る第1巻取軸と、を有し、
前記第1基板搬送部における前記第1基板の搬送方向を第1方向とし、前記第1方向とは逆方向を第2方向とし、前記第1基板の前記第1主面に対して平行な方向であって且つ前記第1方向に対して垂直な一方向を第3方向とし、前記第3方向とは逆方向を第4方向とし、前記第1基板の前記第1主面に対して垂直な一方向を第5方向とし、前記第5方向とは逆方向を第6方向とすると、
前記貼合装置は、前記第3方向および前記第4方向に前記第1フィルム搬送部を移動させる第1駆動部と、前記第3方向と前記第4方向の少なくとも一方向における前記第1積層フィルムの端を検出する第1エッジ検出部と、前記第1エッジ検出部の検出結果に基づき前記第1駆動部を制御することで、前記第1ラミネートフィルムを所望の位置まで前記第3方向または前記第4方向に移動させる制御を行なう制御部と、を備える、請求項1又は2に記載の貼合装置。
【請求項4】
前記第1駆動部は、前記第5方向または前記第6方向から見て前記第1フィルム搬送部を回転させ、
前記制御部は、前記第1エッジ検出部の検出結果に基づき前記第1駆動部を制御することで、前記第1ラミネートフィルムを所望の位置まで回転させる制御を行なう、請求項3に記載の貼合装置。
【請求項5】
前記第1基板搬送部における前記第1基板の搬送方向を第1方向とし、前記第1方向とは逆方向を第2方向とし、前記第1基板の前記第1主面に対して平行な方向であって且つ前記第1方向に対して垂直な一方向を第3方向とし、前記第3方向とは逆方向を第4方向とし、前記第1基板の前記第1主面に対して垂直な一方向を第5方向とし、前記第5方向とは逆方向を第6方向とすると、
前記第1フィルム搬送部は、前記第1キャリアフィルムの搬送経路の前記第1合流地点よりも手前で前記第1キャリアフィルムを折り返すことで前記第1キャリアフィルムと前記第1ラミネートフィルムを剥離する第1剥離体と、前記第1剥離体を前記第3方向及び前記第4方向に移動させる第1個別調整部と、を有する、請求項1又は2に記載の貼合装置。
【請求項6】
前記第1基板搬送部における前記第1基板の搬送方向を第1方向とし、前記第1方向とは逆方向を第2方向とし、前記第1基板の前記第1主面に対して平行な方向であって且つ前記第1方向に対して垂直な一方向を第3方向とし、前記第3方向とは逆方向を第4方向とし、前記第1基板の前記第1主面に対して垂直な一方向を第5方向とし、前記第5方向とは逆方向を第6方向とすると、
前記第1フィルム搬送部は、前記第1キャリアフィルムの搬送経路の前記第1合流地点よりも手前で前記第1キャリアフィルムを折り返すことで前記第1キャリアフィルムと前記第1ラミネートフィルムを剥離する第1剥離体と、前記第1剥離体を前記第1方向、前記第2方向、前記第5方向および前記第6方向に移動させると共に前記第3方向または前記第4方向から見て前記第1剥離体を回転させる第1個別調整部と、を有する、請求項1又は2に記載の貼合装置。
【請求項7】
前記第1貼合部は、前記第1基板と前記第1ラミネートフィルムを挟んで送り出す一対の第1ラミネートローラと、前記第1基板を吸着する第1吸着板と、を有し、
前記第1吸着板が前記第1基板搬送部から前記第1基板を受け取ってから、少なくとも一対の前記第1ラミネートローラが前記第1基板を挟むまで、前記第1吸着板が前記第1基板を吸着する、請求項1又は2に記載の貼合装置。
【請求項8】
前記第1基板搬送部における前記第1基板の搬送方向を第1方向とし、前記第1方向とは逆方向を第2方向とし、前記第1基板の前記第1主面に対して平行な方向であって且つ前記第1方向に対して垂直な一方向を第3方向とし、前記第3方向とは逆方向を第4方向とし、前記第1基板の前記第1主面に対して垂直な一方向を第5方向とし、前記第5方向とは逆方向を第6方向とすると、
前記第1貼合部は、前記第1吸着板を前記第1方向、前記第2方向、前記第3方向、前記第4方向、前記第5方向および前記第6方向に移動させると共に前記第5方向または前記第6方向から見て前記第1吸着板を回転させる第1位置調整部と、前記第1吸着板が前記第1基板を吸着した後、一対の前記第1ラミネートローラが前記第1基板を挟む前に、前記第1基板の位置を検出する第1位置検出部と、を有し、
前記貼合装置は、前記第1位置検出部の検出結果に基づき前記第1位置調整部を制御することで、前記第1基板を所望の位置まで移動させるか、回転させる制御を行なう制御部を備える、請求項7に記載の貼合装置。
【請求項9】
前記第1貼合部は、前記第1基板と前記第1ラミネートフィルムを挟んで送り出す一対の第1ラミネートローラを有し、
前記貼合装置は、前記第1貼合部で作製した前記第2基板の搬送経路を形成する第2基板搬送部と、前記第1貼合部と前記第2基板搬送部とで前記第2基板の搬送速度を個別に制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記第2基板が一対の前記第1ラミネートローラから離隔するまで、一対の前記第1ラミネートローラと前記第2基板搬送部を同じ搬送速度で作動させる制御を行なう、請求項1又は2に記載の貼合装置。
【請求項10】
前記第1貼合部は、前記第1基板と前記第1ラミネートフィルムを挟んで送り出す一対の第1ラミネートローラを有し、
前記第1積層フィルムは、前記第1キャリアフィルムの片面に、前記第1ラミネートフィルムと、前記第1ラミネートフィルムの外側に配置される第1外側フィルムと、を有し、
前記第1基板と前記第1ラミネートフィルムの貼合後に、前記第1基板の前記第1主面の一部が前記第1ラミネートフィルムから露出する場合において、
前記貼合装置は、前記第1外側フィルムと前記第1ラミネートフィルムが同時に前記第1基板と前記第1ラミネートローラに接触しながら一対の前記第1ラミネートローラを通過した後で、前記第1基板及び前記第1ラミネートフィルムとは別に前記第1外側フィルムを回収する第1回収部を備える、請求項1又は2に記載の貼合装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、貼合装置および貼合方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の貼合装置は、基板とフィルム片を貼合する。フィルム片は、偏光板と接着層を含む。フィルム片は、剥離フィルムの片面に接着されており、剥離フィルムから剥離された後、基板に貼合される。フィルム片は、剥離フィルムの長手方向に間隔をおいて複数設けられる。複数のフィルム片を囲むように、はしご状の耳片が設けられる。耳片は、剥離フィルムの片面に接着されている。耳片とフィルム片は、予め切断されている。なお、剥離フィルムは、切断されていない。耳片は、剥離フィルムから剥離された後、基板に貼合されることなく、巻き取りローラに巻き取られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-43384号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
第1ラミネートフィルムと第1基板を貼合する際に、第1ラミネートフィルムの搬送方向に第1ラミネートフィルムと第1基板の位置ずれが生じることがあった。
【0005】
本開示の一態様は、第1ラミネートフィルムの搬送方向における第1ラミネートフィルムと第1基板の位置ずれを抑制する、技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る貼合装置は、第1基板搬送部と、第1フィルム搬送部と、第1貼合部と、を備える。前記第1基板搬送部は、第1主面と前記第1主面とは反対向きの第2主面とを有する第1基板の搬送経路を形成する。前記第1フィルム搬送部は、前記第1基板の前記第1主面に貼合する第1ラミネートフィルムの搬送経路と、前記第1ラミネートフィルムをその搬送方向に間隔をおいて複数保持する第1キャリアフィルムの搬送経路と、を形成する。前記第1貼合部は、前記第1基板の搬送経路と前記第1ラミネートフィルムの搬送経路が合流する第1合流地点で、前記第1基板と前記第1ラミネートフィルムを貼合することで、第2基板を作製する。前記第1ラミネートフィルムと前記第1キャリアフィルムとは第1積層フィルムを構成する。前記第1積層フィルムは、前記第1ラミネートフィルムごとに前記第1ラミネートフィルムの位置を示す第1アライメントマークを有する。前記貼合装置は、第1マーク検出部と、制御部と、を備える。前記第1マーク検出部は、前記第1ラミネートフィルムの搬送経路の前記第1合流地点よりも手前で前記第1アライメントマークを検出する。前記制御部は、前記第1マーク検出部の検出結果に基づき、前記第1ラミネートフィルムの搬送を制御する。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一態様によれば、第1ラミネートフィルムの搬送方向における第1ラミネートフィルムと第1基板の位置ずれを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態に係る貼合装置の上流域を示す側面図である。
図2は、第1基板の搬送経路と、第1ラミネートフィルムの搬送経路の合流地点の一例を示す側面図である。
図3は、第1基板搬送部の一例を示す上面図である。
図4は、第1基板の一例を示す上面図である。
図5は、第1積層フィルムの一例を示す上面図である。
図6は、第1積層フィルムの一例を示す断面図である。
図7は、第2積層フィルムの一例を示す上面図である。
図8は、第2積層フィルムの一例を示す断面図である。
図9は、第2基板の一例を示す断面図である。
図10は、第2基板の一例を示す上面図である。
図11は、第1貼合部の一例を示す断面図である。
図12は、第2基板の変形例を示す断面図である。
図13は、第1貼合部の変形例を示す断面図である。
図14は、第1貼合部の搬送速度と、第2基板搬送部の搬送速度の一例を示す側面図である。
図15は、第1貼合部の動作の一例を示す側面図である。
図16は、図15に続いて第1貼合部の動作の一例を示す側面図である。
図17は、一実施形態に係る貼合装置の中流域を示す側面図である。
図18は、第3積層フィルムの一例を示す上面図である。
図19は、第3積層フィルムの一例を示す断面図である。
図20は、第3基板の一例を示す断面図である。
図21は、第3基板の一例を示す上面図である。
図22は、第2貼合部の一例を示す断面図である。
図23は、第2貼合部の動作の一例を示す側面図である。
図24は、一実施形態に係る貼合装置の下流域を示す側面図である。
図25は、第4積層フィルムの一例を示す断面図である。
図26は、第5積層フィルムの一例を示す断面図である。
図27は、第4基板の一例を示す断面図である。
図28は、第4基板の一例を示す上面図である。
図29は、第3貼合部の一例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示を実施するための形態について図面を参照して説明する。各図面において同一の又は対応する構成には同一の符号を付し、説明を省略することがある。明細書中、数値範囲を示す「~」は、その前後に記載された数値を下限値及び上限値として含むことを意味する。
【0010】
本明細書において、第1方向は、第1基板の搬送方向である。下記の実施形態において、X軸正方向は、第1方向の一例である。第2方向は、第1方向の逆方向である。X軸負方向は、第2方向の一例である。X軸正方向とX軸負方向をまとめてX軸方向と記載することがある。
(【0011】以降は省略されています)
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