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公開番号
2025041772
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-26
出願番号
2024225458,2021563261
出願日
2024-12-20,2020-06-01
発明の名称
放射線不透過性ガラス材料
出願人
エービーケー バイオメディカル インコーポレイテッド
代理人
弁理士法人藤本パートナーズ
主分類
C03C
3/097 20060101AFI20250318BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】マイクロスフェアの形態で血管塞栓及び/又は放射線イメージングに使用され得る、放射線不透過性ガラス材料を提供する。
【解決手段】約0.55~約0.85モル分率のSiO
2
、約0.01~約0.23モル分率のNa
2
O、K
2
O、又はNa
2
O及びK
2
Oの配合物、約0.05~約0.28モル分率のY
2
O
3
、BaO、又はY
2
O
3
及びBaOの配合物、及び、選択的にTa
2
O
5
を含む、ガラス材料。該ガラス材料では、Y
2
O
3
,BaO、及び選択的なTa
2
O
5
の合計が、約0.01~約0.31モル分率である。
【選択図】図2D
特許請求の範囲
【請求項1】
ガラス材料であって、前記ガラスは、
約0.55~約0.85モル分率のSiO
2
と、
約0.01~約0.23モル分率のNa
2
O、K
2
O、又はNa
2
O及びK
2
Oの配合
物と、
約0.05~約0.28モル分率のY
2
O
3
、BaO、又はY
2
O
3
及びBaOの配合
物と、
選択的にTa
2
O
5
とを含み、
前記Y
2
O
3
、前記BaO、及び選択的な前記Ta
2
O
5
の合計が、約0.10~約0
.31モル分率である、ガラス材料。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記ガラスは、約0.03~約0.23モル分率のNa
2
O、K
2
O、又はNa
2
O及
びK
2
Oの配合物を含む、請求項1に記載のガラス材料。
【請求項3】
前記ガラスは、約0.05~約0.23モル分率のNa
2
O、K
2
O、又はNa
2
O及
びK
2
Oの配合物を含む、請求項2に記載のガラス材料。
【請求項4】
前記ガラスは、約0.55~約0.82モル分率のSiO
2
を含む、請求項1~3のい
ずれか1項に記載のガラス材料。
【請求項5】
前記ガラスは、約0.55~約0.80モル分率のSiO
2
を含む、請求項4に記載の
ガラス材料。
【請求項6】
前記ガラスは、
約0.55~約0.80モル分率のSiO
2
と、
約0.05~0.22モル分率のNa
2
O、K
2
O、又はNa
2
O及びK
2
Oの配合物
とを含む、請求項1に記載のガラス材料。
【請求項7】
前記Y
2
O
3
、前記BaO、及び選択的な前記Ta
2
O
5
の合計が、約0.10~約0
.25モル分率、例えば、約0.10~約0.15モル分率である、請求項1~6のいず
れか1項に記載のガラス材料。
【請求項8】
前記ガラスは、約0.05~約0.12、例えば、約0.05~約0.08モル分率の
Y
2
O
3
、BaO、又はY
2
O
3
及びBaOの配合物を含む、請求項1~7のいずれか1
項に記載のガラス材料。
【請求項9】
前記ガラスは、約0.12モル分率まで、例えば、0.10モル分率までの量のTa
2
O
5
を含む、請求項1~8のいずれか1項に記載のガラス材料。
【請求項10】
前記ガラスは、約0.05~約0.12モル分率、例えば、約0.05~約0.10モ
ル分率のTa
2
O
5
を含む、請求項9に記載のガラス材料。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2019年5月31日に出願された米国仮特許出願第62/855,285
号の利益を主張し、全体の内容が参照によって本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,000 文字)
【0002】
本開示は、患者に投与可能な微粒子の形成に適した放射線不透過性ガラス材料に関する
。
【背景技術】
【0003】
次の段落は、その中で論じられている何れもが先行技術であること、又は当業者の知識
の一部であることを認めるものではない。
【0004】
治療上の血管閉塞(塞栓術)は、特定の病的状態をin situで治療するために用いられ
る技術である。治療上の塞栓術は、一般に、カテーテルを使用して、様々な過程(腫瘍、
血管奇形、及び出血過程)の血管などの循環器に塞栓剤を配置するために実施される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
以下の序文は、本明細書を読者に紹介することを意図したものであって、発明を定義す
るものではない。1以上の発明は、下記の又は本文書の他の部分に記載された、装置要素
又は方法のステップのコンビネーション又はサブコンビネーションに属し得る。本発明者
らは、単に、特許請求の範囲に他の一発明又は複数の発明の記述がないことによっては、
本明細書に開示されたあらゆる発明に対する権利を放棄せず又は権利の主張を撤回しない
。
【0006】
血管塞栓術に使用される粒子状塞栓剤は、放射線不透過性でないことがあり、したがっ
て、粒子状塞栓剤が注入される前に造影剤で処理されない限り、放射線イメージングで観
察することが困難である。TheraSphere(商標)イットリウム-90の微粒子は、市販の
放射性微粒子であり、原発性肝癌及び転移性肝癌の治療に使用されており、120kVp
で約6,000ハンスフィールドユニット(HU)の放射線不透過性を有する。
【0007】
放射線不透過性の粒子状塞栓剤は、塞栓形成治療中又は治療後に放射線イメージングで
観察できるため、望ましい。1つ以上の本開示に記載される例は、別の手段で、粒子状塞
栓剤よりも大きな放射線不透過性を有する放射線不透過性ガラス材料を提供することを試
みる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
最終的に血管塞栓に使用されることが意図されるガラス材料は、約2.7g/cm
3
~
約4.3g/cm
3
の密度を有してもよい。特定の例では、ガラス材料は、約2.9g/
cm
3
~約3.7g/cm
3
、又は、約3.3g/cm
3
~約3.6g/cm
3
の密度を
有してもよい。この範囲の密度を有する粒子は、患者の脈管構造内に適切に分布すると考
えられている。
【0009】
本開示のガラス材料では、Y
2
O
3
、BaO、及びTa
2
O
5
のすべては、ガラスの放
射線不透過性に寄与する。しかしながら、これらの成分の量の増加は、得られるガラス材
料の密度をも増加させる。本開示の著者らは、血管塞栓に適した密度で、望ましい値の放
射線不透過性を提供するガラス組成物を確認した。本開示のいくつかのガラス材料は、1
20kVpで9,000HUを超える放射線不透過性を有し得る。本開示のいくつかのガ
ラス材料は、約2.7g/cm
3
~約4.3g/cm
3
、例えば、約2.9g/cm
3
~
約3.7g/cm
3
、又は約3.3g/cm
3
~約3.6g/cm
3
の密度を有し得る。
【0010】
一態様では、本開示は、約0.55~約0.85モル分率のSiO
2
;約0.01~約
0.23モル分率のNa
2
O、K
2
O、又はNa
2
O及びK
2
Oの配合物;約0.05~
約0.28モル分率のY
2
O
3
、BaO、又はY
2
O
3
及びBaOの配合物;及び選択的
にTa
2
O
5
を含む、ガラス材料を提供する。該ガラス材料において、Y
2
O
3
、BaO
及び選択的なTa
2
O
5
の合計は、約0.10~約0.31モル分率である。
(【0011】以降は省略されています)
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