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公開番号2024149100
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023062776
出願日2023-04-07
発明の名称攪拌装置及びガラス物品の製造方法
出願人日本電気硝子株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C03B 5/187 20060101AFI20241010BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約【課題】攪拌装置の容器の内部に存する溶融ガラスの均質化を促進して、ガラス物品の品質を向上させる。
【解決手段】上端に開口部5aを有する容器5と、開口部5aから容器5の内部5bに挿入され且つ容器5の内部5bの溶融ガラスGmを撹拌するスターラー6とを備える攪拌装置4につき、容器5は、容器5の内部5bに存する溶融ガラスGmの液面近傍に形成される異質ガラスGaを容器5の内部5bから流出させて排出するオーバーフロー構造11を備え、オーバーフロー構造11により容器5の内部5bから流出させた異質ガラスGaが容器5の内部に逆流することを抑制する逆流抑制構造12、13を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
上端に開口部を有する容器と、前記開口部から前記容器の内部に挿入され、前記容器の内部の溶融ガラスを撹拌するスターラーとを備える攪拌装置であって、
前記容器は、
前記容器の内部に前記溶融ガラスを流入させる流入口と、
前記容器の内部から前記溶融ガラスを流出させる流出口と、
前記容器の内部に存する前記溶融ガラスの液面近傍に形成される異質ガラスを前記容器の内部から流出させて排出するオーバーフロー構造と、を備え、
前記オーバーフロー構造により前記容器の内部から流出させた前記異質ガラスが前記容器の内部に逆流することを抑制する逆流抑制構造を備える、ことを特徴とする攪拌装置。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記逆流抑制構造は、
堰部と、
前記容器の内部から前記堰部の上端部を越えて流出させた前記異質ガラスを、前記堰部の上端部よりも低い位置で受ける受け部と、
を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の攪拌装置。
【請求項3】
前記堰部は、前記容器の上端部を含む上端側の部位であり、
前記受け部は、前記容器の外周側に設けられている、
ことを特徴とする請求項2に記載の攪拌装置。
【請求項4】
前記堰部と前記受け部は、前記容器の全周に設けられている、
ことを特徴とする請求項3に記載の攪拌装置。
【請求項5】
前記受け部には、前記異質ガラスを排出させる排出口が設けられている、
ことを特徴とする請求項4に記載の攪拌装置。
【請求項6】
前記流入口は、前記容器の側壁に設けられており、
前記溶融ガラスの液面は、前記流入口の上端部よりも上方に位置している、
ことを特徴とする請求項1に記載の攪拌装置。
【請求項7】
前記逆流抑制構造は、前記スターラーに設けられ且つ前記容器の内部に存する溶融ガラスに上昇流を発生させる上昇流発生羽根であることを特徴とする請求項1に記載の攪拌装置。
【請求項8】
前記流入口は、前記容器の側壁に設けられており、
前記上昇流発生羽根の上端部は、前記流入口の上端部よりも上方に位置している、
ことを特徴とする請求項7に記載の攪拌装置。
【請求項9】
前記流出口は前記流入口よりも下方に設けられており、
前記スターラーの下部には、前記容器の内部に存する溶融ガラスに下降流を発生させる下降流発生羽根が設けられている、
ことを特徴とする請求項8に記載の攪拌装置。
【請求項10】
前記上昇流発生羽根と前記下降流発生羽根の間には、攪拌羽根が設けられている、
ことを特徴とする請求項9に記載の攪拌装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、溶融ガラスを攪拌する攪拌装置、及び攪拌装置を使用してガラス物品を製造する方法に関する。
続きを表示(約 920 文字)【背景技術】
【0002】
管ガラスや板ガラスなどのガラス物品の製造工程では、成形装置等に移送される溶融ガラスを攪拌装置により攪拌することが行われている。
【0003】
攪拌装置は、上端に開口部を有する容器と、容器の内部に挿入され且つ容器の内部の溶融ガラスを攪拌するスターラーとを備えているのが通例である。
【0004】
この種の攪拌装置の稼働時には、容器の内部に存する溶融ガラスの液面近傍に、スカムなどの異質層やその他の異物が発生することによって異質ガラスが形成されるという問題が生じ得る。
【0005】
この問題に対処するものとして、例えば特許文献1には、攪拌装置の容器の側壁に設けた排出口を通じて異質ガラスを排出する構成が開示されている。
【0006】
この攪拌装置は、特徴的構成として、図17に示すように、容器1Aの排出口2Aを介して該容器1Aと連通するバッファ容器3Aをさらに備えている。そして、容器1Aからバッファ容器3Aに矢印zで示す方向に流出させた異質ガラスGAを排出管4Aを通じて排出させるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2016-69235号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、特許文献1に開示された攪拌装置によれば、異質ガラスを排出させることで容器の内部に存する溶融ガラスを均質化して高品位のガラス物品を製造することが期待できるが、未だ解決すべき問題がある。
【0009】
すなわち、攪拌装置の稼働時には、容器1Aから溢れ出る溶融ガラス(異質ガラスGAを含む)の液面LAが上下に変動する場合がある。
【0010】
特に、図18に示すように、容器1Aの内部に存する溶融ガラスの液面LAが排出口2Aの下端部2Aaよりも下方の高さ位置になった場合には、バッファ容器3A内の異質ガラスGAが矢印wで示すように容器5の内部に逆流する。
(【0011】以降は省略されています)

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