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公開番号2024161994
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023077109
出願日2023-05-09
発明の名称画像形成装置
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類G03G 21/16 20060101AFI20241114BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】通常印刷する前に、引き出しユニットを正常の位置に移動させることができる機構を備える画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置本体との間で搬送部を構成し、画像形成装置本体から引き出し可能に設けられる引き出しユニット6を備える画像形成装置であって、引き出しユニット6は、引き出しユニット本体部80Aと、引き出しユニット本体部80Aに対して一端を回転自在に軸支された傾動部材80とを備え、傾動部材80は、引き出しユニット本体部80Aに対する正常位置に傾動部材80を移動させる移動機構120,130を含む。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成装置本体との間で搬送部を構成し、前記画像形成装置本体から引き出し可能に設けられる引き出しユニットを備える画像形成装置であって、
前記引き出しユニットは、
引き出しユニット本体部と、
前記引き出しユニット本体部に対して一端を回転自在に軸支された傾動部材と、
を備え、
前記傾動部材は、前記引き出しユニット本体部に対する正常位置に前記傾動部材を移動させる移動機構を含む、
画像形成装置。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記移動機構は、偏芯カム機構を有し、
前記画像形成装置本体は、本体案内部材を有し、
前記移動機構は、前記偏芯カム機構を回転させて前記本体案内部材に当接させることにより、前記引き出しユニット本体部に対する正常位置に前記傾動部材を持ち上げ移動させる、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記画像形成装置本体は、前扉を有し、
前記前扉の内側に、前記本体案内部材が設けられている、
請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記本体案内部材は、前記引き出しユニットの重量に耐えうるよう、前記前扉に対して補強リブを用いて固定されている、
請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記傾動部材は、
搬送ローラと、
前記搬送ローラを回転させる支持軸と、
を含み、
前記偏芯カム機構は、前記支持軸に設けられている、
請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記引き出しユニット本体部には、前記搬送ローラと一対となるローラが設けられている、
請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記偏芯カム機構は、前記支持軸の逆回転に回転し、当該画像形成装置の通常印刷時の正回転には空転し、前記支持軸に負荷が加わらない、
請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記偏芯カム機構は、前記支持軸に対してワンウェイクラッチ機構を介して接続されている、
請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記偏芯カム機構は、前記支持軸に対して電磁クラッチを介して接続されている、
請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記移動機構は、前記引き出しユニット本体部に対する正常位置に前記傾動部材を移動させた後、前記移動機構を前記支持軸に負荷が加わらない退避位置に移動する、
請求項5に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記録紙に画像を形成する画像形成装置に関し、特に記録紙のジャム処理に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
記録紙の表裏両面に画像を形成することができる画像形成装置では、通常記録紙を装置の画像形成手段に送って記録紙の片面に画像を形成した後、記録紙を再度該画像形成手段に送って、他面に画像を形成することによって、記録紙の両面に画像が形成される。
【0003】
この画像形成装置において、記録紙を再度画像形成手段に送る部分が引き出しユニットとして画像形成装置本体から取り出せるように構成され、引き出しユニットに形成された搬送路の記録紙のジャム処理がし易いように構成されている。
【0004】
このような構成を備える画像形成装置として、たとえば、特開2004-51361号公報(特許文献1)が挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-51361号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本体内部に分離可能な搬送部を構成する引き出しユニットにおいて、本体手前側に引き出して引き出しユニットを分離開口することでJAM処理可能な構成となっている。しかし、引き出しユニットの本体内部への収納は手動で行なっており、引き出しユニットに設けられる傾動部材が半開き状態のまま、画像形成装置の前扉を閉め通常印刷してしまうと、引き出しユニット内でJAMが発生するおそれがあった。
【0007】
この開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、引き出しユニットに設けられる傾動部材の半開き状態を回避することが可能な機構を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
[1]:画像形成装置本体との間で搬送部を構成し、上記画像形成装置本体から引き出し可能に設けられる引き出しユニットを備える画像形成装置であって、上記引き出しユニットは、引き出しユニット本体部と、上記引き出しユニット本体部に対して一端を回転自在に軸支された傾動部材と、を備え、上記傾動部材は、上記引き出しユニット本体部に対する正常位置に上記傾動部材を移動させる移動機構を含む。
【0009】
[2]:[1]に記載の画像形成装置であって、上記移動機構は、偏芯カム機構を有し、上記画像形成装置本体は、本体案内部材を有し、上記移動機構は、上記偏芯カム機構を回転させて上記本体案内部材に当接させることにより、上記引き出しユニット本体部に対する正常位置に上記傾動部材を持ち上げ移動させる。
【0010】
[3]:[2]に記載の画像形成装置であって、上記画像形成装置本体は、前扉を有し、上記前扉の内側に、上記本体案内部材が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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