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公開番号
2024154972
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023069251
出願日
2023-04-20
発明の名称
トナー収容容器
出願人
コニカミノルタ株式会社
代理人
個人
主分類
G03G
15/08 20060101AFI20241024BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】 トナーの外部への排出を抑制する。
【解決手段】 トナー収容容器100は、トナーを収容する第1収容部と、第1収容部と連通する第1受入口116と外部に連通する第1排出口117とを有する第2収容部110と、連続する接触面で第2収容部110と接触しつつ第1位置と第2位置との間を移動可能に設けられ、第1位置で第1受入口116および第1排出口117とそれぞれ一致する第2受入口126および第2排出口127が形成された開閉部材120と、開閉部材120を第1位置から第2位置に向かう方向に付勢する弾性部材135と、第2収容部110に着脱可能かつ開閉部材120の移動を抑制する保持部材151と、第2収容部110に装着された保持部材151を第2収容部110に固定する固定部材155と、を備える。
【選択図】 図8
特許請求の範囲
【請求項1】
トナーを収容する第1収容部と、
前記第1収容部と連通する第1受入口と外部に連通する第1排出口とを有する第2収容部と、
連続する接触面で前記第2収容部と接触しつつ第1位置と第2位置との間を移動可能に設けられ、前記第1位置で前記第1受入口および前記第1排出口とそれぞれ一致する第2受入口および第2排出口が形成された開閉部材と、
前記開閉部材を前記第1位置から前記第2位置に向かう方向に付勢する付勢部材と、
前記第2収容部に着脱可能かつ前記開閉部材の移動を抑制する保持部と、
前記第2収容部に装着された前記保持部を前記第2収容部に固定する固定部材と、を備えたトナー収納容器。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記第2収容部は、前記開閉部材の移動方向の延長線上に交わる第1側壁および第2側壁を有し、
前記付勢部材は、前記開閉部材を前記第1側壁から前記第2側壁に向かう方向に付勢し、
前記保持部は、前記第2収容部に装着された状態で前記第2側壁に形成された開口を塞ぐ閉塞部を有する、請求項1に記載のトナー収容容器。
【請求項3】
前記保持部は、前記閉塞部から前記開閉部材の移動方向に延び、前記固定部材に接続される接続部と、
前記第2収容部に装着された状態で、前記接続部の一端から前記第2収容部と反対方向に突出する係合部と、を有する請求項2に記載のトナー収容容器。
【請求項4】
前記第2収容部は、前記開閉部材の移動方向の延長線上に交わる第1側壁および第2側壁を有し、
前記付勢部材は、前記開閉部材を前記第1側壁から前記第2側壁に向かう方向に付勢し、
前記保持部は、前記第2収容部に装着された状態で前記第1側壁に形成された開口を貫通し、前記開閉部材が前記第2位置または前記第2位置と前記第1位置との間に位置する場合に、前記開閉部材に当接する当接部を有する、請求項1に記載のトナー収容容器。
【請求項5】
前記固定部材は、前記第2収容部に着脱可能であり、前記第2収容部に装着された状態で前記第1排出口を覆う封止部を、さらに有する、請求項1~4のいずれかに記載のトナー収容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、画像形成装置に着脱可能なトナー収容容器に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
MFP(Multi Function Peripheral)で代表される画像形成装置は、感光体ドラムに形成された静電潜像をトナーにて現像する現像器と、その現像器に供給するトナーを収容するトナー収容容器とを備えている。トナー収容容器は、画像形成装置に着脱自在である。このトナー収容容器は、現像器に繋がる開口を有しており、トナー収容容器を着脱する際に、トナー収容容器に収容されたトナーが開口から排出されないように、開口が閉じられる。
【0003】
特開平10-293451号公報には、画像形成装置に対して着脱自在に構成されたトナーカートリッジにおいて、該トナーカートリッジからのトナーの排出通路を、上記着脱動作に連動して開閉するシャッタ装置と、引き剥がし自由なシール部材の2段で閉じるようにしたことを特徴とするトナーカートリッジが記載されている。
【0004】
しかしながら、特開平10-293451号公報に記載のトナーカートリッジにおいて、シール部材がトナーと接触するので、シール部材が引き剥がされる際にシール部材に付着したトナーが飛び散る場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平10-293451号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、トナーの外部への排出を抑制したトナー収容容器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明のある局面によれば、トナー収容容器は、トナーを収容する第1収容部と、第1収容部と連通する第1受入口と外部に連通する第1排出口とを有する第2収容部と、連続する接触面で第2収容部と接触しつつ第1位置と第2位置との間を移動可能に設けられ、第1位置で第1受入口および第1排出口とそれぞれ一致する第2受入口および第2排出口が形成された開閉部材と、開閉部材を第1位置から第2位置に向かう方向に付勢する付勢部材と、第2収容部に着脱可能かつ開閉部材の移動を抑制する保持部と、第2収容部に装着された保持部を第2収容部に固定する固定部材と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態の1つにおけるMFPの外観を示す第1の斜視図である。
MFPの内部構成の一例を模式的に示す断面図である。
本発明の実施の形態の1つにおけるMFPの外観を示す第2の斜視図である。
トナー収容容器が現像器に結合した状態の一例を示す斜視図である。
トナー収容容器の内部構成の一例を示す断面斜視図である。
開閉部材とその周辺の断面図の一例を示す第1の図である。
開閉部材とその周辺の断面図の一例を示す第2の図である。
保持部材が装着された状態のトナー収容容器の開閉部材とその周辺の断面図の一例を示す図である。
保持部材が装着された状態のトナー収容容器の一部の斜視図である。
図9の断面図である。
変形例における保持部材が装着された状態のトナー収容容器の開閉部材とその周辺の断面図の一例を示す第1の図である。
変形例におけるトナー収容容器がMFPに装着される途中の状態における断面図である。
変形例における保持部材が装着された状態のトナー収容容器の開閉部材とその周辺の断面図の一例を示す第2の図である。
変形例における保持部材が装着された状態のトナー収容容器の開閉部材とその周辺の断面図の一例を示す第3の図である。
第2の実施の形態における保持部材が装着された状態のトナー収容容器の開閉部材とその周辺の断面図の一例を示す図である。
第2の実施の形態における保持部材が装着された状態のトナー収容容器の一部の斜視図である。
図16の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
【0010】
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の実施の形態の1つにおけるMFPの外観を示す第1の斜視図である。図1を参照して、MFP(Multi Function Peripheral)1は、画像形成装置の一例であり、その前面に本体ケースの一部を構成するカバー部材50を備える。カバー部材50は、開閉可能であり、図1においては、カバー部材50が閉じた閉状態におけるMFP1を示している。ここで、互いに垂直に交わるX方向、Y以下方向およびZ方向を定義する。X方向およびY方向は水平面に平行である。Y方向のうちMFP1の背面から前面に向かう方向(Y方向正側から負側に向かう方向)を正面方向といい、正面から背面に向かう水平な方向(Y方向負側から正側に向かう方向)を背面方向という。
(【0011】以降は省略されています)
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