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公開番号
2024119295
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-03
出願番号
2023026087
出願日
2023-02-22
発明の名称
定着クリーニング
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
主分類
G03G
15/20 20060101AFI20240827BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】 画像形成装置において、印刷枚数に基づき定着器のクリーニングを行うタイミングを決定する方法では、必ずしも、定着器のローラに汚れトナーが蓄積していることを正確に反映することができなかった。
【解決手段】 本発明は、画像形成装置にて印刷を実行する際に、記録材に対して必要となるトナー載り量を計測して、これを積算し、閾値に達した場合に、ユーザに対して定着器のクリーニングを促すようにする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
記録材にトナー像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部でトナー像が形成された記録材をニップ部にて挟持搬送してトナー像を定着する加熱回転体及び加圧回転体と、
記録材を前記ニップ部に導入して前記加熱回転体の表面を清掃するクリーニングモードを実行する実行手段と、
印刷ジョブの実行において、記録材に対して必要となるトナー載り量を計測する計測手段と、
前記計測手段により計測した、トナー載り量を累積加算する全トナー使用量算出手段と、
前記全トナー使用量算出手段により算出された、全トナー使用量が閾値を超過した際に、ユーザに定着器のクリーニングを促す表示をなす表示手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記画像形成装置は、印刷ジョブの実行速度をユーザが多段階に設定することが可能であり、
前記印刷ジョブの実行速度が、デフォルト設定より速い設定である場合に実行された印刷ジョブについて、前記計測手段において1以上の重み係数を乗ずることと、
前記印刷ジョブの実行速度が、デフォルト設定より遅い設定である場合に実行された印刷ジョブについて、前記計測手段において1以下の重み係数を乗ずることと、を特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記画像形成装置は、環境温度検知部と、計時手段を備え、最後に印刷ジョブが実行されてから、環境温度に応じた時間が経過した時点で、前記表示手段を実行すること、を特徴とする。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機、プリンタ、FAX、或いは、これら複数の機能を備えた複合機等の画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
複合機などの画像形成装置はPCなどの外部装置からのプリントジョブやコピージョブなどを受信し、受信データの設定に合わせて印刷部の用紙の搬送速度やトナーの定着温度を調整して印刷を実行する。このような印刷を繰り返し行っているとトナーを定着する定着器のローラに汚れトナーが付着してしまい、印刷した用紙にその汚れトナーが付着してしまう場合がある。
【0003】
このため、印刷した用紙に汚れトナーが付着する状態を改善する目的で、定着器のクリーニングを行う必要がある。定着器のクリーニングを行うのに好適なタイミングは、定着器のローラに汚れトナーが蓄積しているときである。このタイミングを判断するために、下記特許文献では、前回定着器のクリーニングを実行してからの印刷枚数、前回印刷時からの経過時間、環境温度より算出することが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6833547号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の特許文献にあるような、印刷枚数より定着器のクリーニングの実行タイミングを決定する方法では、必ずしも、定着器のローラに汚れトナーが蓄積していることを正確に反映することができない。すなわち、例えばテキストファイルで1行のみの印刷物と、記録材全面へのイラストでベタ塗りの領域が多い印刷物とでは、定着器のローラに付着する汚れトナーの量が異なるが、特許文献の方法では、この違いを考慮することができない。
【0006】
そこで、本発明は、画像形成装置にて印刷を実行する際に、記録材に対して必要となるトナー載り量を計測して、これを積算し、閾値に達した場合に、ユーザに対して定着器のクリーニングを促すことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、記録材(P)にトナー像(T)を形成する画像形成部(100B)と、前記画像形成部でトナー像が形成された記録材をニップ部(N1)にて挟持搬送してトナー像を定着する加熱回転体(18)及び加圧回転体(19)と、記録材を前記ニップ部(N1)に導入して前記加熱回転体(18)の表面を清掃するクリーニングモードを実行する実行手段(53)と、印刷ジョブの実行において、記録材(P)に対して必要となるトナー載り量を計測する計測手段と、前記計測手段により計測した、トナー載り量を累積加算する全トナー使用量算出手段と、前記全トナー使用量算出手段により算出された、全トナー使用量が閾値を超過した際に、ユーザに定着器(14)のクリーニングを促す表示をなす表示手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明により、定着器のクリーニングを行うタイミングを決定した場合、定着器のローラに汚れトナーが蓄積していることを反映したタイミングで、ユーザに対して定着器のクリーニングを促すことができる。このことより、不要なクリーニングや、過剰なクリーニングを回避できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1の処理の流れを示す、フローチャートである。
画像形成装置の一例の断面模式図である。
定着器の要部の断面模式図である。
画像形成装置のコントローラユニットのハードウェア構成を示すブロック図である。
出力ページ上のトナー載り量を算出する際に領域分割を行う例と、印刷ジョブのトナー載り量を算出する際の計算式を示す図である。
NVMEMに保持する、特徴的な情報および例を示す表である。
環境温度情報からの印刷間隔時間の算出方法の例を示す図である。
ユーザに定着器のクリーニング実行を促す画面例を示す図である。
印刷速度設定に応じた重み係数の数値の例を示す表である。
実施例2の処理の流れを示す、フローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本願発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)
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