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公開番号2024122773
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023030502
出願日2023-02-28
発明の名称定着装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20240902BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】加熱ユニットと加圧ローラが互いに移動しても加熱ユニットと加圧ローラの両方を安定して接地できる。
【解決手段】定着装置1は、加圧ローラ3と、加熱ユニット2と、軸受と、第1アース部材110と、第2アース部材120と、ニップ圧変更機構とを備える。第1アース部材110は、軸受と接触して加圧ローラ3を接地する。第2アース部材120は、ステイと接触してステイを接地する。ニップ圧変更機構は、加圧ローラ3と加熱ユニット2の少なくとも一方を、軸方向と交差する移動方向に移動させてニップ圧を変更可能である。第1アース部材110は、第1方向に延びる第1摺接部113Aを有する。第2アース部材120は、第1方向と交差する第2方向に延びる。第2摺接部123Aは、加圧ローラ3および加熱ユニット2の少なくとも一方が移動方向に移動する場合に、第1摺接部113Aと摺動可能である。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
軸方向に延びる回転軸について回転可能な加圧ローラであって、前記軸方向に延びるシャフトと、前記シャフトの外周面を覆う弾性層と、を有する加圧ローラと、
加熱ユニットであって、
前記加圧ローラとの間でニップ部を形成する無端状のベルトと、
抵抗発熱体が設けられた基板を有し、前記ベルトの内周面に摺接するヒータと、
前記ヒータを支持するホルダと、
前記ホルダに対して、前記ヒータとは反対側から前記ホルダと接触する導電性のステイと、を有する加熱ユニットと、
前記シャフトを回転可能に支持する、導電性を有する軸受と、
前記軸受と接触して前記加圧ローラを接地するための第1アース部材と、
前記ステイと接触して、前記ステイを接地するための第2アース部材と、
前記加圧ローラと前記加熱ユニットの少なくとも一方を、前記軸方向と交差する方向である移動方向に移動させることで、前記ニップ部におけるニップ圧を変更可能なニップ圧変更機構と、を備え、
前記第1アース部材は、第1方向に延びる第1摺接部を有し、
前記第2アース部材は、前記第1方向と交差する第2方向に延びる第2摺接部であって、前記加圧ローラおよび前記加熱ユニットの少なくとも一方が前記移動方向に移動する場合に、前記第1摺接部と摺動可能な第2摺接部を有することを特徴とする定着装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記ニップ圧変更機構は、前記加熱ユニットを前記加圧ローラに対して移動可能であり、
前記第1方向は、前記移動方向であることを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
電気的に接地可能な接地端子を有する安全対策回路をさらに備え、
前記第1アース部材は、
第1コイル部と、
前記第1コイル部から延び、前記軸受の外周面と接触する第1アームと、
前記第1コイル部から延び、前記接地端子に接続された第2アームであって、前記第1摺接部を有する第2アームと、を有することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項4】
前記安全対策回路は、
直列に接続されたキャパシタおよび第1抵抗と、前記キャパシタおよび前記第1抵抗と並列接続される第2抵抗と、を有する回路と、
前記接地端子と前記回路の間に位置するダイオードであって、前記回路から前記接地端子への電流の流れを抑制するダイオードと、を有することを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
【請求項5】
前記軸受を支持するフレームをさらに備え、
前記フレームは、軸方向に突出する第1突起を有し、
前記第1突起は、前記第1コイル部に入ることで前記第1アース部材を保持することを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
【請求項6】
前記第2アース部材は、
第2コイル部と、
前記第2コイル部から延び、前記ステイと接触する第3アームと、
前記第2コイル部から延び、前記第2摺接部を有する第4アームと、を有することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項7】
前記ホルダは、前記移動方向に突出する第2突起を有し、
前記第2突起は、前記第2コイル部に入ることで前記第2アース部材を保持することを特徴とする請求項6に記載の定着装置。
【請求項8】
前記加熱ユニットの温度を検知する温度センサと、前記温度センサに接続されたケーブルであって、前記ヒータに電力を供給するためのケーブルと、をさらに備え、
前記ホルダは、前記第2アース部材と前記ケーブルを隔てる壁部を有することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項9】
前記軸受は、転がり軸受であることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項10】
前記軸受は、内部に導電性を有するグリスを有することを特徴とする請求項9に記載の定着装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートにトナー像を定着させる定着装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
シートにトナー像を定着させる定着装置が知られている(特許文献1参照)。この定着装置は、加圧ローラと、加圧ローラに対して移動可能な加熱ユニットとを有する。加熱ユニットは、アース部材によって加圧ローラのボールベアリングと電気的に接続されている。加圧ローラは、加熱部材と加圧ローラを電気的に接続する部材とは別のアース部材によって、ボールベアリングを介して接地されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-252063号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、加熱ユニットと加圧ローラを移動すると、アース部材も移動するため、加熱ユニットと加圧ユニットの両方を安定して接地できないおそれがあった。
【0005】
そこで、本発明は、加熱ユニットと加圧ローラが互いに移動しても加熱ユニットと加圧ローラの両方を安定して接地できる定着装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本発明に係る定着装置は、加圧ローラと、加熱ユニットと、軸受と、第1アース部材と、第2アース部材と、ニップ圧変更機構と、を備える。
加圧ローラは、軸方向に延びる回転軸について回転可能である。加圧ローラは、軸方向に延びるシャフトと、シャフトの外周面を覆う弾性層と、を有する。加熱ユニットは、無端状のベルトと、ヒータと、ステイと、を有する。無端状のベルトは、加圧ローラとの間でニップ部を形成する。ヒータは、抵抗発熱体が設けられた基板を有する。ヒータは、ベルトの内周面に摺接する。ホルダは、ヒータを支持する。ステイは、ホルダに対して、ヒータとは反対側からホルダと接触し、導電性である。軸受は、シャフトを回転可能に支持する。軸受は、導電性を有する。第1アース部材は、軸受と接触して加圧ローラを接地する。第2アース部材は、ステイと接触して、ステイを接地する。ニップ圧変更機構は、加圧ローラと加熱ユニットの少なくとも一方を、軸方向と交差する方向である移動方向に移動させることで、ニップ部におけるニップ圧を変更可能である。第1アース部材は、第1方向に延びる第1摺接部を有する。第2アース部材は、第1方向と交差する第2方向に延びる。第2摺接部は、加圧ローラおよび加熱ユニットの少なくとも一方が移動方向に移動する場合に、第1摺接部と摺動可能である。
【0007】
加圧ローラを接地する第1アース部材が、加熱ユニットを接地する第2アース部材に摺動可能に接触するので、加圧ローラと加熱ユニットが移動しても、第1アース部材と第2アース部材との電気的接触が安定して維持される。このため、加熱ユニットと加圧ローラが互いに移動しても加熱ユニットと加圧ローラの両方を安定して接地することができる。
【0008】
また、ニップ圧変更機構は、加熱ユニットを加圧ローラに対して移動可能であってもよい。そして、第1方向は移動方向であってもよい。
【0009】
また、電気的に接地可能な接地端子を有する安全対策回路をさらに備え、第1アース部材は、第1コイル部と、第1コイル部から延び軸受の外周面と接触する第1アームと、第1コイル部から延び接地端子に接続され、第1摺接部を有する第2アームと、を有してもよい。
【0010】
第1アース部材の第2アームが設置端子を有する安全対策回路と接続されているため、安定した接地が可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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