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公開番号
2024126126
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-20
出願番号
2023034316
出願日
2023-03-07
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G03G
21/00 20060101AFI20240912BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】ケーブル等の追加によるコストアップやスペース増を伴うことなく、不揮発メモリ内部のデータの信頼性を確保すること。
【解決手段】記録材の有無を検知し、SNS信号線を介して検知結果に応じた第1信号を出力する排出センサ218、第1信号が入力されるポート301pを有し、第1信号に基づいて記録材の有無を判断するCPU301、ライトプロテクト機能を有し、CPU301からライトプロテクト機能の有効・無効を切り替えるための第2信号がSNS信号線を介して入力されるWP端子を有する不揮発メモリ211、を備え、CPU301は、第1信号が入力される状態から第2信号を出力する状態にポート301pを切り替えてSNS信号線を介して第2信号をWP端子に出力し、不揮発メモリ211のライトプロテクト機能を無効とし、不揮発メモリ211との通信を行う。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
記録材に画像形成を行う画像形成手段を備える画像形成装置であって、
記録材の有無を検知し、信号線を介して検知結果に応じた第1信号を出力する検知手段と、
前記第1信号が入力される第1端子を有し、前記第1信号に基づいて記録材の有無を判断する制御手段と、
ライトプロテクト機能を有し、前記制御手段から前記ライトプロテクト機能の有効又は無効を切り替えるための第2信号が前記信号線を介して入力される第2端子を有する記憶部と、
を備え、
前記制御手段は、前記第1信号が入力される状態から前記第2信号を出力する状態に前記第1端子を切り替えて前記信号線を介して前記第2信号を前記第2端子に出力し、前記記憶部の前記ライトプロテクト機能を前記無効とし、前記記憶部との通信を行うことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
前記記憶部は、前記検知手段により記録材の有りが検知されたときに前記ライトプロテクト機能が前記無効となり、
前記制御手段は、前記検知手段により前記記録材の有りが検知されると前記記憶部との通信を停止することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記記憶部との通信が終了したら前記第2信号を出力する状態から前記第1信号が入力される状態に前記第1端子を切り替えて前記ライトプロテクト機能を前記有効とすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記画像形成手段により記録材に形成された未定着のトナーを定着させる定着手段を備え、
前記検知手段は、前記定着手段の近傍で記録材のジャムが発生したか否かの判断に用いられるセンサであり、
前記記憶部は、前記定着手段に関する情報を記憶するものであり、
前記制御手段は、前記センサの検知結果に基づいて前記ジャムが発生したと判断した場合、前記第1信号が入力される状態から前記第2信号を出力する状態への前記第1端子の切り替えを行わず、かつ、前記記憶部との通信を停止することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記画像形成手段により記録材に形成された未定着のトナーを定着させる定着手段と、
前記定着手段によりトナーが定着された記録材を積載する積載部と、
を備え、
前記検知手段は、前記積載部に積載された記録材が満載になったか否かの判断に用いられるセンサであり、
前記記憶部は、前記定着手段に関する情報を記憶するものであり、
前記制御手段は、前記センサの検知結果に基づいて前記積載部が満載になったと判断した場合、前記第1信号が入力される状態から前記第2信号を出力する状態への前記第1端子の切り替えを行わず、かつ、前記記憶部との通信を停止することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記センサはフォトセンサであることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関し、例えば、画像形成装置が備える定着装置に搭載された不揮発メモリのデータ書き込み禁止機能(ライトプロテクト機能)に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
不揮発メモリには、メモリへのデータ書き込みを禁止するライトプロテクト(以下、WPとも表記する。)という機能を有しているものがある。ライトプロテクト機能とは、不揮発メモリの外部端子にWP端子という専用の端子を割り当て、WP端子の電圧レベルに応じて不揮発メモリへのデータ書き込みの許可/禁止を切り替える機能である。ところで、不揮発メモリは例えば画像形成装置の定着装置に搭載される。このような場合、不揮発メモリに定着装置に関わる情報を記憶させ、画像形成装置の性能を高める目的で不揮発メモリ内のデータが使用されている(例えば、特許文献1参照)。不揮発メモリを備える画像形成装置では、画像形成装置の使用状況に応じて定着装置が有する不揮発メモリ内のデータが書き換えられている。定着装置が有する不揮発メモリ内のデータの書き換えの際には、常にライトプロテクトを解除しているか、適宜ライトプロテクト機能の有効/無効を切り替えている。ただし、外来ノイズ等の影響で不用意に不揮発メモリ内のデータが書き換わってしまうことがないよう、データ書き換え時以外は基本的にライトプロテクト機能を有効(すなわち書き込みの禁止)にし、不揮発メモリ内部のデータの信頼性を高めることが望ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-305579号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ライトプロテクト機能の有効/無効を切り替えるには、WP端子を制御するための信号線を用意する方法が一般的である。しかしながら、画像形成装置の構成によっては不揮発メモリが定着装置の奥にレイアウトされるなど、不揮発メモリが実装された基板とコントローラ基板とをつなぐケーブル等の接続手段をインターフェースとしてライトプロテクトを解除する必要がある。具体的には、WP端子に接続されるケーブル及びコネクタのピンを1本増やすことでコストアップに繋がる場合がある。そこで、不揮発メモリのWP端子の有効/無効の切り替えを安価に行う必要がある。
【0005】
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、ケーブル等の追加によるコストアップやスペース増を伴うことなく、不揮発メモリ内部のデータの信頼性を確保することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
【0007】
(1)記録材に画像形成を行う画像形成手段を備える画像形成装置であって、記録材の有無を検知し、信号線を介して検知結果に応じた第1信号を出力する検知手段と、前記第1信号が入力される第1端子を有し、前記第1信号に基づいて記録材の有無を判断する制御手段と、ライトプロテクト機能を有し、前記制御手段から前記ライトプロテクト機能の有効又は無効を切り替えるための第2信号が前記信号線を介して入力される第2端子を有する記憶部と、を備え、前記制御手段は、前記第1信号が入力される状態から前記第2信号を出力する状態に前記第1端子を切り替えて前記信号線を介して前記第2信号を前記第2端子に出力し、前記記憶部の前記ライトプロテクト機能を前記無効とし、前記記憶部との通信を行うことを特徴とする画像形成装置。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ケーブル等の追加によるコストアップやスペース増を伴うことなく、不揮発メモリ内部のデータの信頼性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1、2の画像形成装置の概略図
実施例1の定着装置の概略図
実施例1の基板の接続図
実施例1のプリント時のタイミングチャート
実施例1のプリント時にジャムが発生した場合のタイミングチャート
実施例1の電源オン時のタイミングチャート
実施例1の電源オン時にジャムが発生していた場合のタイミングチャート
実施例2の定着装置の概略図
実施例2の基板の接続図
実施例2のプリント時のタイミングチャート
実施例2のプリント時に満載が発生した場合のタイミングチャート
実施例2の電源オン時のタイミングチャート
実施例2の電源オン時に満載が発生していた場合のタイミングチャート
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態を、実施例により図面を参照しながら詳しく説明する。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)
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