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公開番号
2024151913
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-25
出願番号
2023065731
出願日
2023-04-13
発明の名称
撮像装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04N
23/63 20230101AFI20241018BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】 本発明では、撮像装置の表示パネルの表示切り替えの応答性が悪くなってしまうことを問題としている。
【解決手段】 そこで、本発明の撮像装置は、第一の加速度センサ及び第二の加速度センサの両方から得られる重力加速度から表示部及び本体部の姿勢角度を算出する角度算出手段を備え、振動検出手段で検出した振動の状態に応じて、角度算出手段の姿勢気角度の算出方法を切り替えることを特徴とする。
【選択図】 図6
特許請求の範囲
【請求項1】
本体部と、表示部と、前記表示部を前記本体部に対して回動可能に保持する回動手段と、前記本体部にかかる第一の重力加速度を検出する第一の加速度センサと、前記表示部にかかる第二の重力加速度を検出する第二の加速度センサと、前記第一の加速度センサ及び前記第二の加速度センサの両方から得られる重力加速度から前記表示部及び前記本体部の姿勢角度を算出する角度算出手段と、前記角度算出手段によって算出された姿勢角度に応じて前記表示部の表示状態を決定して前記表示状態を切り替える表示切替手段と、前記本体部または前記表示部への振動を検出する振動検出手段と、を有する撮像装置であって、
前記振動検出手段で検出した振動の状態に応じて、前記角度算出手段の姿勢角度の算出方法を切り替えることを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記角度算出手段は、ローパスフィルタを備え、
前記振動検出手段によって前記撮像装置に加わる振動状態を検出し、前記振動状態が大きい場合の前記ローパスフィルタのカットオフ周波数を前記振動状態が小さい場合の前記ローパスフィルタのカットオフ周波数よりも小さくすることを特徴とした請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記第一の加速度センサ及び前記第二の加速度センサは、同一の加速度センサによって重力加速度を検出することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記角度算出手段は、前記撮像装置の内部の温度情報取得手段と、前記撮像装置の起動時からの経過時間取得手段と、を備え、
前記温度情報取得手段は、前記第二の加速度センサよりも前記第一の加速度センサに近い位置にあり、
前記第一の加速度センサは、前記温度情報取得手段で取得した撮像装置の内部の温度情報を用いて前記温度情報が大きい方が小さいときよりも前記ローパスフィルタのカットオフ周波数を低く設定し、又は、
前記第一の加速度センサは、前記経過時間取得手段によって取得した時間を用いて、前記経過時間取得手段によって取得した時間が長い方が短いときよりも前記ローパスフィルタのカットオフ周波数を低く設定し、
前記第二の加速度センサは、前記起動時からの経過時間取得手段によって取得した時間が長い方が短いときよりも、前記ローパスフィルタのカットオフ周波数を低く設定することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記表示切替手段は、前記表示切替手段で決定した表示状態を経時的に記憶しておく表示記憶手段と、表示切替の応答速度を設定する応答速度設定手段と、を備え、
前記応答速度設定手段で設定した時間内において、同一の表示状態が続いた場合、前記続いた表示状態を表示することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記表示切替手段は、動画記録中か否かを判定する動画記録判定手段を備え、
前記表示切替手段は、第一の表示状態と第二の表示状態を切り替える機能を備え、
前記動画記録判定手段によって動画記録中と判断された場合、前記第一の表示状態と前記第二の表示状態の切り替わりの境界角度を広げることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記表示切替手段は、前記振動検出手段によって検出した振動があらかじめ決めていた閾値よりも大きい場合、前記第一の表示状態と前記第二の表示状態の切り替わりの境界角度を広げることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
【請求項8】
本体部と、
表示部と、
前記表示部を前記本体部に対して回動可能に保持する回動手段と、
前記本体部にかかる第一の重力加速度を検出する第一の加速度センサと、
前記表示部にかかる第二の重力加速度を検出する第二の加速度センサと、
前記第一の加速度センサ及び前記第二の加速度センサの両方から得られる重力加速度から前記表示部及び前記本体部の姿勢角度を算出する角度算出手段と、
前記角度算出手段によって算出された姿勢角度に応じて前記表示部の表示状態を決定して前記表示状態を切り替える表示切替手段と、
前記本体部または前記表示部への振動を検出する振動検出手段と、を有する撮像装置の制御方法であって、
前記振動検出手段で検出した振動の状態に応じて、前記角度算出手段の姿勢角度の算出方法を切り替えることを特徴とする撮像装置の制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、回動可能な表示部を有する撮像装置、その制御方法に関する。
続きを表示(約 730 文字)
【背景技術】
【0002】
回動可能な表示部を持つカメラは数多く存在し、そういったカメラの表示部は「正表示」と「反転表示」が表示部の開閉した角度によって切り替わる。
【0003】
従来の表示部の開閉検知には磁気検知方式が用いられている。
【0004】
磁気検知式ではあらかじめ表示切替わりの角度を決めてあり、その角度に達した場合に、センサに磁気が反応することで表示の向きが変わる。
【0005】
特許文献1には第一の筐体と第二の筐体とが、ヒンジで支持され開閉可能な構成で、磁場発生部材と磁気検知手段とで開閉状態を判別する件が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2012-105069
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
カメラの使用状況によっては、磁気検知方式において、表示部の開閉した角度が表示切り替わりの角度に達していても、ユーザとしては反転表示を行わないで欲しい場合がある。
【0008】
逆に表示切り替わりの角度に達していなくても、反転表示を行ってほしい場合などがある。つまり、開閉の中間状態でユーザの所望の表示にならないことがありうる。
【0009】
この問題に対し、カメラ本体と表示部にそれぞれ加速度センサを搭載することで、開閉角度の中間状態を算出することができる。
【0010】
よって、中間状態に応じて表示の切り替えを行うことで、磁気検知方式の課題を解決することが出来る。
(【0011】以降は省略されています)
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