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公開番号
2024153424
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-29
出願番号
2023067312
出願日
2023-04-17
発明の名称
記録装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
B41J
15/04 20060101AFI20241022BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】シートの搬送経路のレイアウトに制約を与えず、シートの安定した張力搬送と供給搬送を可能にする技術を提供すること。
【解決手段】張力が付与されて搬送経路を搬送される記録材に記録を行う記録装置1において、搬送経路における第1ローラ対3と第2ローラ対9との間に設けられる第1従動ローラと、第1従動ローラと異なる位置に設けられる第2従動ローラ21と、を備え、第2従動ローラ21を回転自在に支持して移動可能な可動支持部と、可動支持部を移動させる駆動源と、を備え、駆動源は、可動支持部を、記録材に張力を付与して搬送する張力搬送時に、記録材に張力を付与する第1位置に位置させ、記録材を搬送経路に行き渡らせる供給搬送時に、記録材に張力を付与しない第2位置に位置させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
張力が付与されて搬送経路を搬送される記録材に記録を行う記録装置において、
記録材に記録を行う記録部と、
前記搬送経路における前記記録部の上流側で記録材を挟持搬送する第1ローラ対と、
前記搬送経路における前記記録部の下流側で記録材を挟持搬送する第2ローラ対と、
前記搬送経路における前記第1ローラ対と前記第2ローラ対との間に設けられ、搬送される記録材との当接により回転する第1従動ローラと、
前記搬送経路における前記第1ローラ対と前記第2ローラ対との間の前記第1従動ローラと異なる位置に設けられ、搬送される記録材との当接により回転する第2従動ローラと、
を備える記録装置において、
前記第2従動ローラを回転自在に支持して移動可能な可動支持部と、前記可動支持部を移動させる駆動源と、を備え、
前記駆動源は、前記可動支持部を、
記録材に前記張力を付与して搬送する張力搬送時に、記録材に前記張力を付与する第1位置に位置させ、
記録材を前記搬送経路に行き渡らせる供給搬送時に、記録材に前記張力を付与しない第2位置に位置させることを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第1従動ローラは、搬送される記録材の第1面との当接により回転し、
前記第2従動ローラは、搬送される記録材の前記第1面の反対の第2面との当接により回転することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
記録材の前記第2面は、前記記録部において画像が記録される記録面であることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項4】
前記第1従動ローラは、前記搬送経路における前記記録部の上流側に設けられ、
前記第2従動ローラは、前記搬送経路における前記第1従動ローラの上流側に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項5】
前記搬送経路における前記第1ローラ対と前記第2ローラ対との間であって前記第1従動ローラの上流側に設けられ、搬送される記録材の前記第1面との当接により回転する第3従動ローラをさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
【請求項6】
前記搬送経路における前記第1ローラ対と前記第2ローラ対との間に、記録材と対向するように設けられる第1ガイド部材と、
前記搬送経路における前記第1ローラ対と前記第2ローラ対との間の前記第1ガイド部材と異なる位置において、記録材と対向するように設けられる第2ガイド部材と、
をさらに備え、
前記第2ガイド部材は、前記可動支持部に支持されていることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項7】
前記第2ガイド部材は、記録材の前記第2面と対向することを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
【請求項8】
前記搬送経路における前記第1ローラ対と前記第2ローラ対との間の前記第1ガイド部材及び前記第2ガイド部材と異なる位置に、記録材の前記第1面と対向するように設けられる第3ガイド部材をさらに備え、
前記第3ガイド部材は、前記可動支持部の移動に連動して、前記張力搬送時の前記搬送
経路である第1搬送経路に沿った第1ガイド位置と、前記供給搬送時の前記搬送経路である第2搬送経路に沿った第2ガイド位置と、に移動可能であることを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
【請求項9】
前記第3ガイド部材は、前記第1ガイド位置から前記第2ガイド位置へ移動するように付勢されており、
記録装置は、前記可動支持部の前記第2位置から前記第1位置への移動に連動して、前記第3ガイド部材を付勢する付勢力に抗する力を前記第3ガイド部材に作用させ、前記第3ガイド部材を前記第2ガイド位置から前記第1ガイド位置へ移動させる作用手段をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
【請求項10】
前記作用手段は、前記可動支持部に設けられた作用部を含み、
前記作用部は、前記可動支持部が前記第2位置から前記第1位置へ移動する際に前記第3ガイド部材に接触し、前記付勢力に抗する力を前記第3ガイド部材に作用させることを特徴とする請求項9に記載の記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、記録装置において、記録材としてロール状に巻かれたシートであってロール部から引き出された連続シート(ウェブ)に対し画像を形成するものがある。そのような記録装置においては、記録時にシートに張力(テンション)を付与して搬送(張力搬送)する構成が知られている。そのような装置において、装置のダウンタイムを削減するために、シートを自動的に搬送経路に供給する(搬送経路に行き渡らせる)機能(以下、自動給紙とも言う。)が求められている。特許文献1は、印刷中にシートのバッファを形成するバッファ部の上部に、自動給紙時においてシートの上面側からエア吸引して搬送するバキューム搬送装置を設けた記録装置を開示している。すなわち、自動給紙時において、バッファ部を経由させずに印刷部へ直接シートを送り込むシート供給経路を形成する記録装置である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-203037号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述したようなシートの自動供給技術は、適用可能なシート搬送経路のレイアウトに制約が生じ、シートに張力を付与する領域が限定される。また、別の課題として、シートの搬送経路には、ニップを形成せずシートとの接触によって従動回転する非ニップローラが設けられており、シートに張力を付与して搬送する際に、非ニップローラがシートとの間でスリップを生じるとシートを傷つけることがある。そのため、張力搬送時においては、上述のスリップを発生させないように非ニップローラにシートを十分に巻きつけることが必要となる。しかしながら、非ニップローラへのシートの巻き付け角度を確保しようとすると、シートの搬送経路が複雑になり、給紙の際にシート先端に負荷がかかり搬送経路内でジャムが発生し、自動給紙が困難となる懸念がある。
【0005】
本発明の目的は、シートの搬送経路のレイアウトに制約を与えず、シートの安定した張力搬送と供給搬送を可能にする技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の記録装置は、
張力が付与されて搬送経路を搬送される記録材に記録を行う記録装置において、
記録材に記録を行う記録部と、
前記搬送経路における前記記録部の上流側で記録材を挟持搬送する第1ローラ対と、
前記搬送経路における前記記録部の下流側で記録材を挟持搬送する第2ローラ対と、
前記搬送経路における前記第1ローラ対と前記第2ローラ対との間に設けられ、搬送される記録材との当接により回転する第1従動ローラと、
前記搬送経路における前記第1ローラ対と前記第2ローラ対との間の前記第1従動ローラと異なる位置に設けられ、搬送される記録材との当接により回転する第2従動ローラと、
を備える記録装置において、
前記第2従動ローラを回転自在に支持して移動可能な可動支持部と、前記可動支持部を
移動させる駆動源と、を備え、
前記駆動源は、前記可動支持部を、
記録材に前記張力を付与して搬送する張力搬送時に、記録材に前記張力を付与する第1位置に位置させ、
記録材を前記搬送経路に行き渡らせる供給搬送時に、記録材に前記張力を付与しない第2位置に位置させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、シートの搬送経路のレイアウトに制約を与えず、シートの安定した張力搬送と供給搬送が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施例の記録装置の内部構成を示す概略断面図である。
本発明の実施例の記録装置の内部構成を示す概略上面(平面)図である。
本発明の実施例の記録装置の制御ブロック図である。
給紙時の動作説明図である。
張力搬送時の動作説明図である。
給紙時の蛇行補正部における可動紙パスガイド周辺構成を示す図である。
位置を切替え途中の可動紙パスガイド周辺構成を示す図である。
張力搬送時の可動紙パスガイド周辺構成を示す図である。
給紙時の張力検出部における可動紙パスガイド周辺構成を示す図である。
張力搬送時の張力検出部における可動紙パスガイド周辺の構成図である。
本体動作時の可動紙パスガイドのフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
【0010】
本例の記録装置1は、記録材としてロール状に巻かれたシートであってロール部からシートを引き出して記録を行う高速ラインプリンタである。例えば、プリントラボ等における大量印刷のプリント分野に適している。
(【0011】以降は省略されています)
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