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公開番号
2024151020
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-24
出願番号
2023064128
出願日
2023-04-11
発明の名称
撮像装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
7/02 20210101AFI20241017BHJP(光学)
要約
【課題】容易に組立可能であり、レンズ鏡筒で発生する振動の伝搬を低減することを可能とする撮像装置を提供する。
【解決手段】カメラ1は、レンズ鏡筒200と、レンズ鏡筒200を第1の弾性部材を介して保持する第1の保持部材と、レンズ鏡筒200を第2の弾性部材を介して保持する第2の保持部材と、レンズ鏡筒200と第1の保持部材の間に配置される第1の弾性部材と、レンズ鏡筒200と第2の保持部材の間に配置される第2の弾性部材と、を備え、第2の保持部材は、光軸方向において前記第1の保持部材に対して前記レンズ鏡筒を挟んで反対側に配置され、レンズ鏡筒200は、第1の弾性部材および第2の弾性部材を介して、第1の保持部材および第2の保持部材により挟持される。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
レンズ鏡筒と、
前記レンズ鏡筒を第1の弾性部材を介して保持する第1の保持部材と、
前記レンズ鏡筒を第2の弾性部材を介して保持する第2の保持部材と、
前記レンズ鏡筒と前記第1の保持部材の間に配置される第1の弾性部材と、
前記レンズ鏡筒と前記第2の保持部材の間に配置される第2の弾性部材と、を備え、
前記第2の保持部材は、光軸方向において前記第1の保持部材に対して前記レンズ鏡筒を挟んで反対側に配置され、
前記レンズ鏡筒は、前記第1の弾性部材および前記第2の弾性部材を介して、前記第1の保持部材および前記第2の保持部材により挟持されることを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第1の弾性部材は、前記レンズ鏡筒と前記第1の保持部材の間で光軸方向に圧され、
前記第2の弾性部材は、前記レンズ鏡筒と前記第2の保持部材の間で光軸方向に圧されることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記レンズ鏡筒と前記第1の保持部材のいずれか一方に、前記第1の弾性部材を組み込んで収容する第1の収容部が形成され、
前記レンズ鏡筒と前記第2の保持部材のいずれか一方に、前記第2の弾性部材を組み込んで収容する第2の収容部が形成されることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記第1の弾性部材および前記第2の弾性部材はそれぞれ2つ以上配置され、
前記第1の収容部の数は前記第1の弾性部材と同数であり、1つの前記第1の収容部は1つの前記第1の弾性部材を収容し、
前記第2の収容部の数は前記第2の弾性部材と同数であり、1つの前記第2の収容部は1つの前記第2の弾性部材を収容することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記第1の収容部に前記第1の弾性部材を組み込む方向と、前記第2の収容部に前記第2の弾性部材を組み込む方向が同一となるように、前記第1の収容部および前記第2の収容部は形成されることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
【請求項6】
光軸方向において、被写体側に前記第1の保持部材が、撮像素子側に前記第2の保持部材が配置される場合、前記第1の保持部材に前記第1の収容部が形成され、前記レンズ鏡筒に前記第2の収容部が形成されることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記第1の収容部と前記第2の収容部は、同数設けられることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
【請求項8】
複数の前記第1の収容部の中心位置を結んでできる多角形の重心位置は、光軸と直交する平面において前記レンズ鏡筒の光軸中心と略一致し、
複数の前記第2の収容部の中心位置を結んでできる多角形の重心位置は、光軸と直交する平面において前記レンズ鏡筒の光軸中心と略一致していることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
【請求項9】
前記レンズ鏡筒の光軸中心から、複数の前記第1の収容部および複数の前記第2の収容部の中心位置までのそれぞれの距離は略一致することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
【請求項10】
光軸と直交する平面において、複数の前記第1の収容部の位置と複数の前記第2の収容部の位置は略一致していることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置におけるレンズ鏡筒の保持に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、レンズ鏡筒を備える撮像装置において、レンズ鏡筒を撮像装置に支持する手段としては、撮像装置本体にビスで締結する構成が一般である。しかし、レンズ鏡筒をビスで締結固定すると、レンズ鏡筒で発生する振動や機械雑音がビスを介して撮像装置本体に備えたマイクに伝搬して集音されていた。そのため、レンズ鏡筒から機器本体に光軸方向の外力が直接伝達されることを抑制し、さらに、レンズ鏡筒の機械雑音がフレームに直接伝達されることを抑制する構成が必要となれている。例えば、特許文献1は、ゴムキャップを介してレンズ鏡筒をフレームとフレームプレートとの間に挟み込むことによって保持する手法を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-215828号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示された従来技術では、レンズ鏡筒とフレームのそれぞれに設けられる複数の取り付け部にゴムキャップを一つ一つ挿入する必要があり組立性に欠ける。
【0005】
本発明は、容易に組立可能であり、レンズ鏡筒で発生する振動の伝搬を低減することを可能とする撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の撮像装置は、レンズ鏡筒と、前記レンズ鏡筒を第1の弾性部材を介して保持する第1の保持部材と、前記レンズ鏡筒を第2の弾性部材を介して保持する第2の保持部材と、前記レンズ鏡筒と前記第1の保持部材の間に配置される第1の弾性部材と、前記レンズ鏡筒と前記第2の保持部材の間に配置される第2の弾性部材と、を備える。前記第2の保持部材は、光軸方向において前記第1の保持部材に対して前記レンズ鏡筒を挟んで反対側に配置され、前記レンズ鏡筒は、前記第1の弾性部材および前記第2の弾性部材を介して、前記第1の保持部材および前記第2の保持部材により挟持される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、容易に組立可能であり、レンズ鏡筒で発生する振動の伝搬を低減することを可能とする撮像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
カメラの外観について説明する図である。
カメラ内部を構成するユニットについて説明する図である。
レンズ鏡筒の構成について説明する図である。
レンズ鏡筒の挟持構造を説明する図である。
レンズ鏡筒の挟持構造を説明する図である。
メインベースとセンサホルダの収容部の位置関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1および図2を参照して、本実施形態に係る撮像装置の一例であるカメラ1の構成について説明する。カメラ1は、レンズ鏡筒200を備える撮像装置である。カメラ1は、動画および静止画を撮影することが可能である。まず、図1を用いてカメラ外部の構成について説明する。図1は、カメラの外観について説明する図である。図1(A)は、カメラ1の前面本体斜視図である。図1(B)は、カメラ1の背面本体斜視図である。図1(C)は、カメラ1の底面図である。
【0010】
Z軸は、カメラ1の撮影光軸であるレンズ鏡筒200の光軸と平行であり、カメラ1から被写体(不図示)に向かう方向を正方向とする。Y軸は、Z軸を水平方向と平行としたときに鉛直方向と平行となる軸であり、天に向かう方向を正の方向とする。X軸はY軸及びZ軸と直交する軸である。図1(A)に示されるように、X軸はカメラ1の左右方向、Y軸はカメラ1の上下方向に対応している。また、以下の説明では、Z軸正方向側を「正面側」、Z軸負方向側を「背面側」とする。そして、カメラ1の正面側の面を「前面」、背面側の面を「背面」、Y軸正方向側の面を「上面」、Y軸負方向側の面を「底面」、X軸と略直交する2つ面を「側面」とする。
(【0011】以降は省略されています)
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