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公開番号
2024160734
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-15
出願番号
2023075961
出願日
2023-05-02
発明の名称
トナー
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
G03G
9/08 20060101AFI20241108BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】高温高湿環境下において長時間使用された場合にも、高画質化と現像スジの抑制とを両立できるトナーを提供する。
【解決手段】結着樹脂及び着色剤を含有するトナー粒子と、外添剤とを有するトナーであって、該着色剤が、カーボンブラックを含有し、該外添剤が、窒化ホウ素粒子を含み、該トナーが、フマル酸を含有し、該トナー中の該窒化ホウ素粒子の含有割合をa0(質量%)とし、該トナー中の該フマル酸の含有割合をf0(質量%)としたとき、f0/a0が、0.050~5.000であることを特徴とするトナー。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
結着樹脂及び着色剤を含有するトナー粒子と、外添剤とを有するトナーであって、
該着色剤が、カーボンブラックを含有し、
該外添剤が、窒化ホウ素粒子を含み、
該トナーが、フマル酸を含有し、
該トナー中の該窒化ホウ素粒子の含有割合をa0(質量%)とし、該トナー中の該フマル酸の含有割合をf0(質量%)としたとき、f0/a0が、0.050~5.000であることを特徴とするトナー。
続きを表示(約 620 文字)
【請求項2】
前記a0が、0.010~1.000質量%である、請求項1に記載のトナー。
【請求項3】
前記f0が、0.001~0.120質量%である、請求項1又は2に記載のトナー。
【請求項4】
前記f0が、0.010~0.120質量%である、請求項3に記載のトナー。
【請求項5】
前記トナー粒子中の前記カーボンブラックの含有割合をc0(質量%)としたとき、
c0/f0が、15~1200である、請求項1又は2に記載のトナー。
【請求項6】
前記c0/f0が、50~600である、請求項5に記載のトナー。
【請求項7】
前記トナー粒子中の前記カーボンブラックの含有割合をc0(質量%)としたとき、c0/a0が、2~800である、請求項1又は2に記載のトナー。
【請求項8】
前記c0/a0が、30~500である、請求項7に記載のトナー。
【請求項9】
前記窒化ホウ素粒子の一次粒子の個数平均粒径が、300~2000nmである、請求項1又は2に記載のトナー。
【請求項10】
前記窒化ホウ素粒子が、扁平状の粒子であり、
前記窒化ホウ素粒子の長径をD(nm)とし、厚さをT(nm)としたとき、D/Tが、6~20である、請求項1又は2に記載のトナー。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電子写真法、静電記録法及びトナージェット方式記録法を利用した記録方法に用いられるトナーに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、複写機やプリンタ等の画像形成装置は、使用目的及び使用環境の多様化が進むと共に、更なる小型化、高速化、高画質化、高安定化が求められている。
特許文献1には、優れた耐久性を達成するために、例えば、所定の数平均一次粒径の窒化ホウ素を含有する静電潜像現像用トナーにより、トナーの転写性等を維持向上させる提案がなされている。
また、特許文献2には、窒化ホウ素を含有した現像剤を使用し、像担持体に窒化ホウ素粒子と脂肪酸金属塩を供給する供給手段とを備えることで、フィルミングの抑制、クリーニング性の向上による高画質化を達成できるといった提案がなされている。
また、特許文献3には、トナー母粒子と、窒化ホウ素とを混合し、その後熱風によりトナー母粒子の表面処理を行うことで、保存性と低温定着性を両立しながら、耐久性が向上できる提案がなされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-128406号公報
特開2012-103493号公報
特開2015-125413号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、本発明者らが検討した所、窒化ホウ素粒子は高い潤滑性を有するため、トナー粒子表面への固着状態を維持することが困難であることに想到した。そのため、トナー粒子表面から窒化ホウ素粒子が脱離してしまうことを見出した。特に、高温高湿環境下においては、窒化ホウ素粒子の脱離に伴って、帯電性が低下して高画質化が不十分になる場合や、現像ブレードの汚染によって現像スジが著しく発生する場合があり、改善が必要であった。
また、特許文献2に記載の構成のように、窒化ホウ素粒子や脂肪酸金属塩を積極的に供給する構成であると、長時間の使用の際に、現像ブレードが著しく汚染され、現像スジが発生する場合があることに想到した。
また、特許文献3に記載のように熱風によりトナー母粒子の表面処理を行うと、トナー粒子表面に離型剤、可塑剤が染み出してしまい、現像ブレードを汚染する場合があった。そしてそれを起点として移行した外添剤などが現像ブレード上で付着成長し、融着物となって現像スジとして現れる場合があった。
【0005】
本開示は、上記課題を解決し、高温高湿環境下において長時間使用された場合にも、高画質化と現像スジの抑制とを両立できるトナーを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、
結着樹脂及び着色剤を含有するトナー粒子と、外添剤とを有するトナーであって、
該着色剤が、カーボンブラックを含有し、
該外添剤が、窒化ホウ素粒子を含み、
該トナーが、フマル酸を含有し、
該トナー中の該窒化ホウ素粒子の含有割合をa0(質量%)とし、該トナー中の該フマル酸の含有割合をf0(質量%)としたとき、f0/a0が、0.050~5.000であることを特徴とするトナーに関する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、高温高湿環境下において長時間使用された場合にも、高画質化と現像スジの抑制とを両立できるトナーを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本開示において、数値範囲を表す「XX以上YY以下」や「XX~YY」の記載は、特に断りのない限り、端点である下限及び上限を含む数値範囲を意味する。数値範囲が段階的に記載されている場合、各数値範囲の上限及び下限は任意に組み合わせることができる。
「モノマーユニット」とは、ポリマー中のモノマー物質の反応した形態をいう。例えば、ポリマー中の重合性単量体が重合した主鎖中の、炭素-炭素結合1区間を1ユニットとする。重合性単量体とは下記式(C)で表すことができる。
TIFF
2024160734000001.tif
30
170
【0009】
式(C)中、R
A
は水素原子、又はアルキル基(好ましくは炭素数1~3のアルキル基であり、より好ましくはメチル基)を表し、R
B
は任意の置換基を表す。
【0010】
本開示は、
結着樹脂及び着色剤を含有するトナー粒子と、外添剤とを有するトナーであって、
該着色剤が、カーボンブラックを含有し、
該外添剤が、窒化ホウ素粒子を含み、
該トナーが、フマル酸を含有し、
該トナー中の該窒化ホウ素粒子の含有割合をa0(質量%)とし、該トナー中の該フマル酸の含有割合をf0(質量%)としたとき、f0/a0が、0.050~5.000であることを特徴とするトナーに関する。
(【0011】以降は省略されています)
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