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公開番号2025104432
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023222232
出願日2023-12-28
発明の名称現像装置および画像形成装置
出願人シャープ株式会社
代理人弁理士法人あーく事務所
主分類G03G 15/08 20060101AFI20250703BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】トナーの噴出を抑制できる現像装置を提供する。
【解決手段】現像装置は、現像剤を収容する現像槽50と、現像剤を担持する現像ローラ40と、現像剤を搬送して現像ローラ40に供給する第1スクリュー61および第2スクリュー62と、現像槽50の内部の空気が排出される排気口50eと、排気口50eに設けられたフィルタ70とを備える。現像槽50は、第1スクリュー61が設けられた第1収容部SY1と、第2スクリュー62が設けられた第2収容部SY2と、第1収容部SY1と第2収容部SY2とを仕切る仕切壁53と、仕切壁53を開口して、第1収容部SY1と第2収容部SY2との間で、現像剤を流通させる第1流通口54aおよび第2流通口54bとを有する。第1収容部SY1と排気口50eとの間は、遮断部55で仕切られ、第2収容部SY2は、排気口50eと繋がっている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
トナーを含む現像剤を収容する現像槽と、
前記現像剤を担持する現像剤担持体と、
互いの回転軸を平行に対向して配置され、前記現像槽内で前記現像剤を撹拌および搬送して、前記現像剤担持体に供給する第１搬送部材および第２搬送部材と、
前記現像槽の内部の空気が排出される排気口と、
前記排気口に設けられ、排気に含まれる前記現像剤を回収するフィルタとを備える現像装置であって、
前記現像槽は、
前記第１搬送部材が設けられ、前記現像剤担持体に近い側に配置された第１収容部と、
前記第２搬送部材が設けられ、前記現像剤担持体から遠い側に配置された第２収容部と、
前記第１収容部と前記第２収容部とを仕切る仕切壁と、
前記回転軸に沿った軸線方向での端部に設けられ、前記仕切壁を開口して、前記第１収容部と前記第２収容部との間で、前記現像剤を流通させる流通口とを有し、
前記第１収容部と前記排気口との間は、遮断部で仕切られ、
前記第２収容部は、前記排気口と繋がっていること
を特徴とする現像装置。
続きを表示（約 950 文字）【請求項２】
請求項１に記載の現像装置であって、
前記現像槽内での前記現像剤の搬送方向において、前記第１搬送部材の下流側端部に面する流通口は、他方の流通口よりも開口面積が大きいこと
を特徴とする現像装置。
【請求項３】
請求項１に記載の現像装置であって、
前記現像剤担持体は、前記第１搬送部材の上方に設けられ、
前記仕切壁のうち、水平方向で前記現像剤担持体に対向する部分を開口した通風口が設けられていること
を特徴とする現像装置。
【請求項４】
請求項１に記載の現像装置であって、
前記現像剤担持体は、前記第１搬送部材の上方に設けられ、
前記遮断部は、前記現像剤担持体よりも上方に設けられていること
を特徴とする現像装置。
【請求項５】
請求項１に記載の現像装置であって、
前記排気口は、前記現像槽の上部に設けられ、前記軸線方向に延伸されていること
を特徴とする現像装置。
【請求項６】
請求項５に記載の現像装置であって、
前記排気口は、前記第１収容部と前記第２収容部との上方を跨ぐように設けられていること
を特徴とする現像装置。
【請求項７】
請求項１に記載の現像装置を備える画像形成装置であって、
前記排気口は、空気を通すダクトに前記フィルタを介して繋がっており、
前記ダクトには、前記現像槽から空気を吸引する吸気ファンが設けられていること
を特徴とする画像形成装置。
【請求項８】
請求項７に記載の画像形成装置であって、
前記吸気ファンは、画像形成した後に前記現像槽から空気を吸引すること
を特徴とする画像形成装置。
【請求項９】
請求項７に記載の画像形成装置であって、
画像形成する用紙への印字率を判定する印字率判定部と、
画像形成する用紙の枚数を計数する枚数計数部とを備え、
前記吸気ファンは、画像形成での印字率および枚数に基づいて、前記現像槽から空気を吸引すること
を特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、現像槽を有する現像装置および画像形成装置に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、電子写真方式の画像形成装置が知られており、このような画像形成装置では、現像剤を収容した現像容器（現像槽）を有する現像装置が適用されている。現像装置には、現像ローラや撹拌部材が設けられているが、これらを回転させることによって、外部から現像容器内に空気が吸い込まれ、内部の空気圧が上昇し、外部に現像剤が飛散する虞があった。そこで、空気を流出させるダクトを設けて、現像剤の飛散を抑制する手法が提案されている（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２２－９９３９１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
従来の現像装置は、仕切り部によって区分された互いに並列配置される第１撹拌室および第２撹拌室と、第１撹拌室および第２撹拌室の長手方向の両端部側で互いを連通させる連通部とを有し、像担持体に供給するトナーを含む現像剤を収容する現像容器と、第１撹拌室および第２撹拌室のそれぞれの内部に回転可能に支持され、回転の軸線方向に沿って互いに反対方向に現像剤を撹拌しながら搬送し、所定の循環方向に循環させる第１撹拌部材および第２撹拌部材と、像担持体と対向して現像容器に回転可能に支持され、第２撹拌室内のトナーを像担持体に供給する現像剤担持体（現像ローラ）とを備える。そして、現像容器は、第２撹拌室に隣接して配置され、第２撹拌室内の空気を外部に流出させるダクトと、第２撹拌室の長手方向に沿って開口し、第２撹拌室内とダクト内とを連通させる吸気口と、吸気口を覆う第１フィルタと、第１フィルタよりもダクト内の空気流通方向下流側に配置され、空気流通経路を覆う第２フィルタとを備える。
【０００５】
しかしながら、従来の現像装置では、第２撹拌室内の空気が現像剤担持体の近傍を通ってダクトに流れ込むため、現像剤担持体と現像容器との隙間からトナーが噴出してしまう虞がある。
【０００６】
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであり、トナーの噴出を抑制できる現像装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示に係る現像装置は、トナーを含む現像剤を収容する現像槽と、前記現像剤を担持する現像剤担持体と、互いの回転軸を平行に対向して配置され、前記現像槽内で前記現像剤を撹拌および搬送して、前記現像剤担持体に供給する第１搬送部材および第２搬送部材と、前記現像槽の内部の空気が排出される排気口と、前記排気口に設けられ、排気に含まれる前記現像剤を回収するフィルタとを備える現像装置であって、前記現像槽は、前記第１搬送部材が設けられ、前記現像剤担持体に近い側に配置された第１収容部と、前記第２搬送部材が設けられ、前記現像剤担持体から遠い側に配置された第２収容部と、前記第１収容部と前記第２収容部とを仕切る仕切壁と、前記回転軸に沿った軸線方向での端部に設けられ、前記仕切壁を開口して、前記第１収容部と前記第２収容部との間で、前記現像剤を流通させる流通口とを有し、前記第１収容部と前記排気口との間は、遮断部で仕切られ、前記第２収容部は、前記排気口と繋がっていることを特徴とする。
【０００８】
本開示に係る現像装置では、前記現像槽内での前記現像剤の搬送方向において、前記第１搬送部材の下流側端部に面する流通口は、他方の流通口よりも開口面積が大きい構成としてもよい。
【０００９】
本開示に係る現像装置では、前記現像剤担持体は、前記第１搬送部材の上方に設けられ、前記仕切壁のうち、水平方向で前記現像剤担持体に対向する部分を開口した通風口が設けられている構成としてもよい。
【００１０】
本開示に係る現像装置では、前記現像剤担持体は、前記第１搬送部材の上方に設けられ、前記遮断部は、前記現像剤担持体よりも上方に設けられている構成としてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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