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公開番号2024162325
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023077715
出願日2023-05-10
発明の名称定着装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20241114BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】 定着装置の支持部材(フレーム)に誘導電流の回路が生じないようにした定着装置を提供する。
【解決手段】 螺旋軸の軸線方向に見た時、コイルを囲うような、支持部材と付勢機構を経由するループ状の導電経路が形成されないように、導電経路を電気的に遮断する絶縁部材が設けられている。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
導電層を有する筒状の加熱部材と、前記加熱部材の内部空間に配置され、螺旋軸が前記加熱部材の長手方向と略平行である螺旋形状部を有し、前記導電層に誘導電流を発生させるための交番磁界を発生させるコイルと、前記螺旋形状部の内部空間に配置され、前記交番磁界の磁力線を誘導するためのコアと、を有する加熱ユニットと、
前記加熱部材の外周面と接触し、前記加熱部材との間に、記録材を挟持搬送するニップ部を形成する加圧部材と、
を有し、前記ニップ部でトナー像が形成された記録材を挟持搬送しつつトナー像を記録材に加熱定着する定着装置において、
前記加熱ユニットと前記加圧部材を支持するU字形状の開口部を有する導電性の支持部材と、
前記支持部材に支持されており、前記ニップ部が形成されるように前記加熱ユニットと前記加圧部材の一方を他方に対して付勢する付勢機構を有し、
前記螺旋軸の軸線方向に見た時、前記コイルを囲うような、前記支持部材と前記付勢機構を経由するループ状の導電経路が形成されないように、前記導電経路を電気的に遮断する絶縁部材が設けられていることを特徴とする定着装置。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記付勢機構は、付勢板と、前記ニップ部を形成するためのバネであって前記付勢板を付勢するバネと、を有し、
前記絶縁部材は、前記バネの前記付勢板が設けられた側とは反対側に設けられており、前記付勢機構による付勢力の反力を受ける部分に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
前記絶縁部材は、前記軸線方向における前記バネの位置を規制するスペーサであることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
【請求項4】
前記定着装置は、
前記支持部材を補強する導電性の補強部材と、
前記螺旋軸の軸線方向に見た時、前記コイルを囲うような、前記支持部材と前記補強部材を経由するループ状の第2の導電経路が形成されないように、前記第2の導電経路を電気的に遮断する第2の絶縁部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項5】
前記第2の絶縁部材は前記支持部材と前記補強部材の間に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
【請求項6】
前記付勢機構による付勢力を可変させるための付勢力可変部材を有し、前記付勢力可変部材が前記絶縁部材であることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタや複写機等の電子写真記録方式の画像形成装置に搭載される定着装置に関するもので、特に記録材と接触する回転体に電磁誘導により誘導電流を発生させて回転体を発熱させる誘導加熱方式の定着装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
記録材に形成されたトナー像を記録材に定着する定着装置の一種として、誘導加熱方式の定着装置がある。特許文献1には、筒状のベルトの内部に配置された金属製のステーに、誘導電流の回路が生じないように工夫した誘導加熱方式の定着装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-118258号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
定着装置として誘導加熱方式を採用する場合、定着用の回転体以外の箇所で誘導電流が発生するのを抑える設計が求められる。
【0005】
本発明の目的は、定着装置の支持部材(フレーム)に誘導電流の回路が生じないようにした定着装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の課題を解決するための本発明は、導電層を有する筒状の加熱部材と、前記加熱部材の内部空間に配置され、螺旋軸が前記加熱部材の長手方向と略平行である螺旋形状部を有し、前記導電層に誘導電流を発生させるための交番磁界を発生させるコイルと、前記螺旋形状部の内部空間に配置され、前記交番磁界の磁力線を誘導するためのコアと、を有する加熱ユニットと、前記加熱部材の外周面と接触し、前記加熱部材との間に、記録材を挟持搬送するニップ部を形成する加圧部材と、を有し、前記ニップ部でトナー像が形成された記録材を挟持搬送しつつトナー像を記録材に加熱定着する定着装置において、前記加熱ユニットと前記加圧部材を支持するU字形状の開口部を有する導電性の支持部材と、前記支持部材に支持されており、前記ニップ部が形成されるように前記加熱ユニットと前記加圧部材の一方を他方に対して付勢する付勢機構を有し、前記螺旋軸の軸線方向に見た時、前記コイルを囲うような、前記支持部材と前記付勢機構を経由するループ状の導電経路が形成されないように、前記導電経路を電気的に遮断する絶縁部材が設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
以上説明したように、本発明によれば、定着装置の支持部材(フレーム)に誘導電流の回路が生じないようにした定着装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
画像形成装置の概略構成図
実施例1の定着装置の一端部の斜視図
ベルトユニットの内部構造を示す斜視図
実施例1の定着装置の構造を示す斜視図
実施例1の定着装置の構造を示す斜視図
実施例1の定着装置の付勢状態と付勢解除状態を示す図
実施例2の定着装置の構造を示す斜視図
実施例2の定着装置の一端部の斜視図
実施例2の定着装置の付勢状態と付勢解除状態を示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
(実施例1)
以下に図を用いて、本発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。但し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材料、形状それらの相対的な位置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、本発明の範囲を以下の形態に限定する趣旨のものではない。
【0010】
(画像形成装置の構成)
プリンタ(画像形成装置)1の全体構成について図1を用いて説明する。プリンタ1は画像情報に応じたレーザ光で感光体を走査するレーザビームプリンタである。
(【0011】以降は省略されています)

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