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公開番号2024163810
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-22
出願番号2023079711
出願日2023-05-12
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B41J 2/447 20060101AFI20241115BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】 LEDアレイ及びレンズアレイを備える露光ヘッドを備えた画像形成装置では、感光ドラムの近傍で流動しているトナーが光出射面に付着し、出射される光量が低下する場合がある。清掃部材を用いて光出射面に付着した異物を除去する手法もあるが、清掃部材と光出射面との距離によっては異物を十分に除去できない虞がある。
【解決手段】 長手方向における清掃棒の異なる位置に第1の清掃部材と第2の清掃部材とを設ける。第1の清掃部材及び第2の清掃部材はそれぞれ光軸方向においてレンズアレイの光出射面に向けて突出している。第1の清掃部材の突出量と第2の清掃部材の突出量とはそれぞれ異なる。
【選択図】 図16
特許請求の範囲【請求項1】
感光体と、
前記感光体を露光する光を発する複数の発光部と、前記複数の発光部が実装された発光チップを有する基板と、前記複数の発光部が発した光を前記感光体の表面に集光するレンズアレイと、を有する光プリントヘッドと、
前記感光体と前記光プリントヘッドとを内部に収容する筐体と、
前記筐体に挿入される清掃棒であって、棒状の棒状体と、前記棒状体に設けられ、前記レンズアレイの表面を摺擦することで前記レンズアレイの表面を清掃する第1の清掃部と、前記棒状体に設けられ、前記レンズアレイの表面を摺擦することで前記レンズアレイの表面を清掃する第2の清掃部と、を有する清掃棒と、
を備え、
前記第1の清掃部及び前記第2の清掃部は前記棒状体の長手方向において異なる位置に設けられ、
前記第1の清掃部は、前記清掃棒が前記筐体に挿入されている場合に、前記複数の発光部が発する光の光軸方向において、前記棒状体から前記レンズアレイに向かって第1の突出量で突出し、
前記第2の清掃部は、前記光軸方向において前記棒状体から前記レンズアレイに向かって第2の突出量で突出し、
前記第1の突出量は前記第2の突出量よりも長い、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記清掃棒は、前記レンズアレイの長手方向に沿って前記筐体に挿入され、
前記清掃棒が前記筐体に挿入される挿入方向において、前記第1の清掃部は前記第2の清掃部よりも上流側に設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記筐体は、前記清掃棒を前記レンズアレイの長手方向に沿って案内し、前記清掃部の前記光軸方向における位置を前記レンズアレイの長手方向にわたって規制する案内部を有する、
ことを特徴とする請求項1に画像形成装置。
【請求項4】
前記案内部材は、前記光軸方向において、前記清掃棒を前記レンズに近づける方向に案内し、前記第1の清掃部を前記レンズアレイに接触させる第1のガイド部と、前記第1の清掃部の前記光軸方向における位置を、前記レンズアレイの長手方向にわたって規制する第2のガイド部と、を有する、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第1の清掃部材及び前記第2の清掃部材は、断面が長方形の弾性体である、
ことを特徴とする請求項1に画像形成装置。
【請求項6】
前記複数の発光部は有機ELである、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、固体露光ヘッドを用いた複写機やプリンタなどの画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電子写真方式の画像形成装置としてはLEDアレイ及びレンズアレイを備えた露光ヘッドを用いて感光体の表面に静電潜像を形成し、該静電潜像にトナーを付着させることでトナー像を現像する方式が広く普及している。
【0003】
上述の画像形成装置においては露光ヘッドの光出射面が感光ドラムの表面に近接した位置に設けられる。感光ドラム表面の近傍には現像装置から供給されたトナーが流動しているため、該トナーが露光ヘッドの光出射面に付着し、出射される光量が低下する場合がある。
【0004】
特許文献1では、棒状体の先端に設けられた可撓性を有するクリーニングブレードを光出射面に接触させ、光出射面に付着した異物を除去する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-91191号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、ユーザーが棒状体を操作することでクリーニングブレードが光出射面に接触する。ユーザーの操作方法によっては光の出射方向におけるクリーニングブレードと光出射面との距離が変化し、該距離によっては光出射面に付着した異物を十分に除去できない虞がある。
【0007】
上記課題に鑑み、本発明では、清掃部材と光出射面との距離が変化した場合でも光出射面に付着した異物を効果的に除去することができる画像形成装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る画像形成装置は、
感光体と、
前記感光体を露光する光を発する複数の発光部と、前記複数の発光部が実装された発光チップを有する基板と、前記複数の発光部が発した光を前記感光体の表面に集光するレンズアレイと、を有する光プリントヘッドと、
前記感光体と前記光プリントヘッドとを内部に収容する筐体と、
前記筐体に挿入される清掃棒であって、棒状の棒状体と、前記棒状体に設けられ、前記レンズアレイの表面を摺擦することで前記レンズアレイの表面を清掃する第1の清掃部と、前記棒状体に設けられ、前記レンズアレイの表面を摺擦することで前記レンズアレイの表面を清掃する第2の清掃部と、を有する清掃棒と、
を備え、
前記第1の清掃部及び前記第2の清掃部は前記棒状体の長手方向において異なる位置に設けられ、
前記第1の清掃部は、前記清掃棒が前記筐体に挿入されている場合に、前記複数の発光部が発する光の光軸方向において、前記棒状体から前記レンズアレイに向かって第1の突出量で突出し、
前記第2の清掃部は、前記光軸方向において前記棒状体から前記レンズアレイに向かって第2の突出量で突出し、
前記第1の突出量は前記第2の突出量よりも長い、
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、清掃部材と光出射面との距離が変化した場合でも光出射面に付着した異物を効果的に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
画像形成装置の断面図
画像形成部と、それを支持する枠体部を示す図
ドラムユニットおよび現像ユニットを示す図
ドラムユニットが画像形成装置に挿入中の状態を示す図
画像形成装置の全体を示す斜視図
画像形成装置の全体を示す斜視図
カートリッジカバーを開状態とした際の画像形成装置の斜視図
ドラムユニットあるいは現像ユニットを取り出した事を示す斜視図
画像形成装置が備える光プリントヘッドの概略斜視図
(a)、(b)、(c)基板の概略構成を示す図、(d)、(e)レンズアレイの概略構成を示す図
(a)(b)(c)実施例1に係る清掃棒の構成を示す図
(a)(b)(c)実施例1に係る清掃棒の案内構成を示す図
(a)(b)実施例1に係る第1の案内部材の構成を示す図
(a)(b)実施例1に係る第2の案内部材の構成を示す図
実施例1に係る清掃棒の清掃部を示す図
実施例1に係る清掃部の変型を示す図
(a)(b)(c)実施例2に係る清掃棒の構成を示す図
(a)(b)(c)実施例2に係る清掃棒の案内構成を示す図
実施例2に係る第2の案内部材の構成を示す図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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