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公開番号
2024160756
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-15
出願番号
2023076059
出願日
2023-05-02
発明の名称
トナー
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
G03G
9/087 20060101AFI20241108BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】画像が長時間摺擦された場合にも画像の滑り性を維持することができ、画像の欠落を抑制できるトナーを提供すること。
【解決手段】結着樹脂を含有するトナー粒子と、外添剤と、を有するトナーであって、該外添剤が、脂肪酸金属塩の粒子を含み、該トナーがフマル酸を含有し、該トナー中の該フマル酸の含有量をa(mol/g)とし、該トナー中の該脂肪酸金属塩の粒子の含有量をb(mol/g)としたとき、下記式(1)を満たすことを特徴とするトナー。
0.50≦a/b≦70.00 (1)
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
結着樹脂を含有するトナー粒子と、外添剤と、を有するトナーであって、
該外添剤が、脂肪酸金属塩の粒子を含み、
該トナーがフマル酸を含有し、
該トナー中の該フマル酸の含有量をa(mol/g)とし、
該トナー中の該脂肪酸金属塩の粒子の含有量をb(mol/g)としたとき、
下記式(1)を満たすことを特徴とするトナー。
0.50≦a/b≦70.00 (1)
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
下記式(2)を満たす、請求項1に記載のトナー。
1.20≦a/b≦70.00 (2)
【請求項3】
下記式(3)を満たす、請求項2に記載のトナー。
1.50≦a/b≦70.00 (3)
【請求項4】
前記トナー中の前記フマル酸の含有量a(mol/g)が、8.60×10
-7
~1.05×10
-5
mol/gである、請求項1~3のいずれか一項に記載のトナー。
【請求項5】
前記トナー中の前記脂肪酸金属塩の粒子の含有量b(mol/g)が、1.55×10
-7
~7.90×10
-6
mol/gである、請求項1~3のいずれか一項に記載のトナー。
【請求項6】
前記脂肪酸金属塩が、炭素数12~22の飽和脂肪酸の金属塩である、請求項1~3のいずれか一項に記載のトナー。
【請求項7】
前記脂肪酸金属塩が、ステアリン酸の金属塩である、請求項6に記載のトナー。
【請求項8】
前記脂肪酸金属塩が、亜鉛の塩である、請求項1~3のいずれか一項に記載のトナー。
【請求項9】
前記脂肪酸金属塩が、ステアリン酸亜鉛である、請求項8に記載のトナー。
【請求項10】
前記トナー粒子が、離型剤を含有する、請求項1~3のいずれか一項に記載のトナー。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電子写真法、静電記録法及びトナージェット方式記録法を利用した記録方法に用いられるトナーに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、電子写真による画像形成が利用される分野は、プリンターや複写機から商業印刷機にいたるまで多岐にわたってきている。それに伴い、電子写真によって得られた画像の用途も多様化してきている。
その中で、電子写真画像の用途は商品の外装等にも拡大しており、物流において積層や運搬の過程で画像がこすられることによって画像の欠落が起こる課題が生じている。
このような画像の欠落に対して、画像表面の強度を上げる対策や、画像表面の滑り性を向上させる対策が行われている。
【0003】
特許文献1には、単量体としてフマル酸を用いて合成した非晶性ポリエステル樹脂、及び結晶性ポリエステル樹脂を含有するトナー粒子と、脂肪酸金属塩粒子とを含有するトナーが開示されている。
一方、特許文献2には、トナーの低温定着性、耐熱保存性、帯電安定性(帯電立ち上がり性)、耐汚染性を改良し、機内へのトナー飛散や地汚れの発生を抑制することを目的として、トナー中のカルボン酸基を有するモノマーの含有量を規定したトナーが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-052627号公報
特開2016-173396号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者らが検討したところ、特許文献1に記載のトナーを用いて形成した画像は、脂肪酸金属塩粒子の滑剤作用によって、表面の滑り性に優れていた。しかしながら、特許文献1に記載のトナーを用いて形成した画像表面を長時間摺擦した場合には、徐々に画像の滑り性が低下することが明らかになった。その結果として、画像強度が低下するという課題があり、改善が必要であることを見出した。
また、特許文献2のトナーは画像表面の滑り性を向上させる効果が無かった。
上述のように、従来の検討では、長時間摺擦された場合に画像表面の滑り性を維持でき、画像の欠落を抑制できるトナーは得られておらず、改善が必要であることを見出した。
【0006】
本開示は、上記課題を解決し、画像が長時間摺擦された場合にも、画像の滑り性を維持することができ、画像の欠落を抑制できるトナー、すなわち画像の耐摺擦性が高いトナーを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、
結着樹脂を含有するトナー粒子と、外添剤と、を有するトナーであって、
該外添剤が、脂肪酸金属塩の粒子を含み、
該トナーがフマル酸を含有し、
該トナー中の該フマル酸の含有量をa(mol/g)とし、
該トナー中の該脂肪酸金属塩の粒子の含有量をb(mol/g)としたとき、
下記式(1)を満たすトナーに関する。
0.50≦a/b≦70.00 (1)
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、画像が長時間摺擦された場合にも、画像の滑り性を維持することができ、画像の欠落を抑制できるトナーを提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示において、数値範囲を表す「XX以上YY以下」や「XX~YY」の記載は、特に断りのない限り、端点である下限及び上限を含む数値範囲を意味する。数値範囲が段階的に記載されている場合、各数値範囲の上限及び下限は任意に組み合わせることができる。
「モノマーユニット」とは、ポリマー中のモノマー物質の反応した形態をいう。例えば、ポリマー中の重合性単量体が重合した主鎖中の、炭素-炭素結合1区間を1ユニットとする。重合性単量体とは下記式(C)で表すことができる。
TIFF
2024160756000001.tif
30
170
【0010】
式(C)中、R
A
は水素原子、又はアルキル基(好ましくは炭素数1~3のアルキル基であり、より好ましくはメチル基)を表し、R
B
は任意の置換基を表す。
(【0011】以降は省略されています)
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