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公開番号2025064254
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023173859
出願日2023-10-05
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G03G 15/00 20060101AFI20250410BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】従来よりも精度良く濃度ムラを取得する。
【解決手段】画像形成装置は、画像形成手段により形成され、転写手段により中間転写体に転写されたテスト画像からの反射光を検知し、テスト画像からの反射光の検知結果に基づく出力値を出力する出力手段を有する。制御手段は、出力手段から出力された出力値が閾値を越えた後の出力値をテスト画像の濃度に関するプロファイルデータとして取得する。制御手段は、位相検知手段により基準位相が検知されたタイミングからテスト画像を形成するために露光部が露光を開始したタイミングまでの時間差を取得する。制御手段は、時間差に基づきプロファイルデータの位相を決定する。制御手段は、プロファイルデータとプロファイルデータの位相とに基づき画像形成手段により形成されるトナー画像の感光体の回転方向の濃度ムラを制御する。
【選択図】 図11
特許請求の範囲【請求項1】
シートに画像を形成する画像形成装置であって、
回転駆動されるドラム状の感光体と、前記感光体を帯電させる帯電部と、前記感光体に静電潜像を形成するために前記帯電部により帯電させられた前記感光体を露光する露光部と、前記感光体上の前記静電潜像を現像する現像部とを有し、前記感光体にトナー画像を形成する画像形成手段と、
前記感光体の回転位相を検知する位相検知手段と、
回転駆動される中間転写体と、
前記トナー画像を前記感光体から前記中間転写体に転写する転写手段と、
前記画像形成手段により形成され、前記転写手段により前記中間転写体に転写されたテスト画像からの反射光を検知し、前記テスト画像からの反射光の検知結果に基づく出力値を出力する出力手段と、
前記出力手段から出力された前記出力値が閾値を越えた後の前記出力値を前記テスト画像の濃度に関するプロファイルデータとして取得し、前記位相検知手段により基準位相が検知されたタイミングから前記テスト画像を形成するために前記露光部が露光を開始したタイミングまでの時間差に基づき前記プロファイルデータの位相を決定し、前記プロファイルデータと前記プロファイルデータの位相とに基づき前記画像形成手段により形成されるトナー画像の前記感光体の回転方向の濃度ムラを制御する制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記テスト画像は、前記感光体の回転方向において、前記感光体の一周分よりも長いことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記出力手段から出力される前記出力値と前記閾値とを比較し、前記出力値と前記閾値との比較結果に基づく二値化信号を出力する比較回路を含み、
前記制御手段は、前記比較回路から出力される前記二値化信号が第1の値から第2の値へ変化した後、前記出力値を前記プロファイルデータとして取得することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記プロファイルデータに基づき、前記トナー画像の光学濃度に影響する制御パラメータであって、前記帯電部、前記露光部または前記現像部を制御するための制御パラメータの補正データを前記感光体の一周分にわたり作成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記プロファイルデータと前記プロファイルデータの位相とに基づき前記帯電部を制御することで、前記濃度ムラを制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記プロファイルデータと前記プロファイルデータの位相とに基づき前記露光部を制御することで、前記濃度ムラを制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記プロファイルデータと前記プロファイルデータの位相とに基づき前記現像部を制御することで、前記濃度ムラを制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記テスト画像は、
前記プロファイルデータを取得するためのハーフトーン画像と、
前記中間転写体の回転方向において前記ハーフトーン画像よりも下流に形成され、前記ハーフトーン画像の開始を示す開始画像と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記開始画像の光学濃度は、前記ハーフトーン画像の光学濃度よりも濃い、請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記ハーフトーン画像の長さは、前記感光体の周長よりも長いことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式または静電記録方式を用いる画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
回転体を用いて画像をシートに転写する画像形成装置では、回転体の回転周期に応じた濃度ムラが画像に発生することがある。特許文献1によれば、中間転写ベルトに形成されたトナー画像から周期的な濃度ムラを検知し、濃度ムラが減少するように制御パラメータを補正する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-139604号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1によれば、感光体ドラムのホームポジションを検知するホームポジションセンサの出力信号に同期して光学センサヘッドの出力信号が取得されている。つまり、ホームポジションセンサの出力信号から一定時間後に光学センサヘッドの出力信号のサンプリングが開始されている。これは、トナー画像が常に一定の搬送時間で光学センサヘッドに到着することが想定されているからである。しかし、感光体ドラムと中間転写ベルトとの間で滑りが発生すると、トナー画像の到着時刻が理想時刻からずれる。その結果、濃度ムラの測定位相と、感光体ドラムの回転位相との関係がずれてしまい、濃度ムラの測定精度が低下する。仮にそのような濃度ムラのデータから露光量の補正データが作成されると、正しい回転位相とは異なった回転位相の濃度ムラから作成された補正データで露光量が補正されてしまう。その結果、濃度ムラが精度良く補正されなくなる。そこで、本発明は、従来よりも精度良く濃度ムラを取得することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、たとえば、
シートに画像を形成する画像形成装置であって、
回転駆動されるドラム状の感光体と、前記感光体を帯電させる帯電部と、前記感光体に静電潜像を形成するために前記帯電部により帯電させられた前記感光体を露光する露光部と、前記感光体上の前記静電潜像を現像する現像部とを有し、前記感光体にトナー画像を形成する画像形成手段と、
前記感光体の回転位相を検知する位相検知手段と、
回転駆動される中間転写体と、
前記トナー画像を前記感光体から前記中間転写体に転写する転写手段と、
前記画像形成手段により形成され、前記転写手段により前記中間転写体に転写されたテスト画像からの反射光を検知し、前記テスト画像からの反射光の検知結果に基づく出力値を出力する出力手段と、
前記出力手段から出力された前記出力値が閾値を越えた後の前記出力値を前記テスト画像の濃度に関するプロファイルデータとして取得し、前記位相検知手段により基準位相が検知されたタイミングから前記テスト画像を形成するために前記露光部が露光を開始したタイミングまでの時間差に基づき前記プロファイルデータの位相を決定し、前記プロファイルデータと前記プロファイルデータの位相とに基づき前記画像形成手段により形成されるトナー画像の前記感光体の回転方向の濃度ムラを制御する制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置を提供する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、従来よりも精度良く濃度ムラが取得される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
画像形成装置を説明する図
CPU等から構成されるコントローラを説明する図
濃度ムラの位相ずれを説明する図
濃度センサとCPUを説明する図
プロファイルデータの取得方法を示すタイミングチャート
CPUにより実現される機能を示す図
濃度センサの検知領域(検知スポット)を説明する図
第一実施形態の制御方法を示すフローチャート
閾値電圧のばらつきの影響を説明する図
プロファイルデータの取得方法を示すタイミングチャート
第二実施形態の制御方法を示すフローチャート
CPUにより実現される機能を示す図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0009】
(1)機械的構造
図1は電子写真方式の画像形成装置100における画像形成部の機械的構造を示す。図1において、参照符号の末尾に付与されているabcdは、トナーの色であるイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)に対応している。したがって、四色に共通する事項が説明される際には、参照符号からabcdの文字が省略されることがある。
【0010】
感光体ドラム1は、静電潜像またはトナー画像を担持して回転する像担持体である。黒画像用の感光体ドラム1dの直径は、他の色用の感光体ドラム1a、1b、1cの直径よりも大きい。一般的に黒画像が形成する頻度は高い。そこで、黒画像用の感光体ドラム1dの直径を大きくすることで、黒画像用の感光体ドラム1dの寿命が長くなる。
(【0011】以降は省略されています)

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